電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
ISSN-L : 1882-0875
2 巻, 2 号
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表紙
ごあいさつ
特別寄稿
技術の原点
  • −私の研究の原点−
    大石 進一
    2008 年 2 巻 2 号 p. 2_9-2_19
    発行日: 2008/10/01
    公開日: 2011/05/01
    ジャーナル フリー
    筆者は1976 年の卒論より研究をスタートしました。すでに32 年間研究に携わってきたことになります。筆者が精度保証付き数値計算の研究に移ったのは1990年のことです。以来本分野で研究を続けてきました。精度保証付き数値計算の研究の研究に移ったのは筆者なりの必然性があります。1990年当時の精度保証付き数値計算の研究は実用的ではないと考えられていたような気がします。実際、数百次元の連立一次方程式の精度保証が精一杯の感じでありました。現在では特殊な構造を持つ方程式であれば一億次元の連立一次方程式でも精度保証できるようになり、精度保証付き数値計算は実用の段階に至っていると思っています。筆者の研究がこのようなブレークスルーに貢献できたと考えておりますが、本稿ではこのような精度保証付き数値計算の研究の発展と筆者の研究の個人史の交錯を描かせていただきました。
解説論文
SSS研究会提案
NLP研究会提案
IT研究会提案
  • 大濱 靖匡
    2008 年 2 巻 2 号 p. 2_40-2_52
    発行日: 2008/10/01
    公開日: 2011/05/01
    ジャーナル フリー
    情報通信網の高度化,複雑化,大域・広範化が地球的規模で進む現代の情報化社会において,多端子情報理論の枠組みとその成果の重要性が増している.その一方で,多端子情報理論には,基本的で重要であるにもかかわらず,いまだ解決されていない様々な問題がある.本稿では,多端子情報理論を支える柱の一つである多端子情報源符号化の研究を概観し,これまでに提起された基本的未解決問題の幾つかについて述べる.その中の一つとして,二つの情報源に対する分散符号化の枠組みにおける伝送率・ひずみ領域の決定問題がある.この問題に関しては,最近,情報源がガウス形で二乗誤差ひずみの場合に完全な解決が得られた.この解決には,筆者の得た研究成果が深く関与している.ガウス形情報源に対する上記の未解決問題の完全解決に関しては,そのエッセンスを筆者の研究成果との関係も含めて詳しく紹介する.
SIS研究会提案
その他
国際会議報告
研究会に行こう!
受賞者の声
沖縄だより
あの人のこんな趣味
論文募集
委員会・編集後記
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