電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
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7 巻 , 4 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
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表紙
ごあいさつ
特別寄稿
  • 大石 進一
    7 巻 (2013) 4 号 p. 301-307
    公開日: 2014/04/01
    ジャーナル フリー
    早稲田大学基幹理工学部に応用数理学科を設立して7年経過した.これは工学と数学を半分づつ学ぶ学科である.3年生に回路理論を工学系の中心的な必修科目として設置した.電気回路基礎から電子回路(アナログ電子回路もディジタル電子回路も含む)までを30回の90分講義で教える科目である.この科目を2012年度と2013年度の2年間担当した.講義の準備に当たって,回路理論を数学的な論理性を保って講義することができるかを考えた.講義開始前の数か月と講義開始後の8か月ぐらいの約1年間でこのことに対する思索(とそれに必要な歴史的な文献調査,外国の教科書の調査,現在の技術動向調査が含まれる)を巡らし,その結果をコロナ社から回路理論として出版した.結果的にこの本はマクスウェルの方程式を公理として仮定し,素子特性は数理モデルとして与えられていると考えて回路理論を数学的な論理性を保つように展開することを志した.教科書とするために,数学的道具立ては制限した部分が多く,また,原稿も半分程度に圧縮したが,回路理論の論理的展開のためにいろいろな講義展開法についての試行を行い,我が国の定石の講義法とかなり異なっている部分も多い.2年目には講義の前半は理論,後半は実験という形で講義を展開した.2年目は回路理論を論理的に捉えるだけでなく,実験により回路の実在をどう捉えるか考えさせた.これらの思索と実践について報告する.
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解説論文
R研究会提案
  • 三田地 成幸
    7 巻 (2013) 4 号 p. 308-316
    公開日: 2014/04/01
    ジャーナル フリー
    光コネクタ用の高耐湿性光学接着剤の開発を行った.現在広く普及しているエポキシ系接着剤Epotek-353NDとは異なり,シアンフリーにすることによって有毒性,アレルギー性を低減し安全性の高いものを開発した.またシラン変性を分子内に施す分子設計を行ったことで,硬化後はシロキサン構造という無機質の構造を有機質の接着剤内に内在させた.このように有機ー無機ハイブリッド構造を持たせたことにより,従来の普及品の11~132倍以上の寿命を持つ極めて高耐湿性の光学接着剤が開発できた.ガラス以外の各種被着体への適用結果も良好であった.更に,本接着剤はハイパワー耐性,偏波保持特性にも優れている可能性を示している.
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MSS研究会提案
  • 高井 重昌
    7 巻 (2013) 4 号 p. 317-325
    公開日: 2014/04/01
    ジャーナル フリー
    スーパバイザ制御は,与えられた論理的な制御仕様が満足されるように,対象である離散事象システムの振舞いを制限する制御手法である.その特徴は,制御器であるスーパバイザによって禁止することができない不可制御事象を陽に考慮するところにある.本稿では,言語の可制御性に基づくスーパバイザの存在条件,最大許容スーパバイザの構成法といったスーパバイザ制御の基礎理論だけでなく,不可制御事象とその影響,対象システムと制御仕様のモデル化についても解説する.
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TL研究会提案
  • 坊農 真弓, 吉川 雄一郎, 石黒 浩, 平田 オリザ
    7 巻 (2013) 4 号 p. 326-335
    公開日: 2014/04/01
    ジャーナル フリー
    人間の「社会性」とは何か.この問いに対し,ロボット・アンドロイド演劇プロジェクトは一つの答えを示してくれる可能性がある.本解説記事では,まず本プロジェクトの経緯と背景を説明する(2.).次に,ロボット・アンドロイド演劇をエスノグラフィ及び会話分析することの意味を,演出場面に実際の起こったやりとりの事例分析に基づいて明らかにする(3.).続いて,ロボット・アンドロイド演劇のロボット工学・認知科学における意味を,制作の実態と世界公演に対する評価などから議論する(4.).最後に,ロボット・アンドロイド演劇の演劇としての意味を,社会におけるこの試みの位置付けを明らかにすることから考察する(5.).
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EA研究会提
  • 小野 順貴, Kien LE TRUNG, 宮部 滋樹, 牧野 昭二
    7 巻 (2013) 4 号 p. 336-347
    公開日: 2014/04/01
    ジャーナル フリー
    マイクロホンアレー信号処理は,複数のマイクロホンで取得した多チャネル信号を処理し,単一マイクロホンでは困難な,音源定位,音源強調,音源分離などを,音源の空間情報を用いることによって行う枠組みである.マイクロホンアレー信号処理においては,チャネル間の微小な時間差が空間情報の大きな手がかりであり,各チャネルを正確に同期させるために,従来は多チャネルA-D 変換器を備えた装置が必要であった.これに対し,我々の身の回りにある,ラップトップPC,ボイスレコーダ,スマートフォンなどの,同期していない録音機器によりマイクロホンアレー信号処理が可能になれば,その利便性は大きく,適用範囲を格段に広げることができる.本稿では、非同期録音機器を用いたマイクロホンアレー信号処理の新しい展開について,関連研究を概観しつつ,筆者らの取組みを紹介する.
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幹事団提案
  • 佐久間 淳
    7 巻 (2013) 4 号 p. 348-364
    公開日: 2014/04/02
    ジャーナル フリー
    近年の技術的進歩によって,ゲノムシーケンシングコストが急速に低下した.このことは大規模なゲノム疫学研究の発展をもたらし,遺伝子の個人差といえる一塩基多形(SNP)と生活習慣病を含む多様な疾患の関係が明らかになりつつある. またこれらの成果によって, 個人ゲノムに基づく疾患リスク予測も可能になりつつある. 個人ゲノムは予防医療を中心とした様々な個別化医療への応用の基礎となる情報であるが, 「究極の個人情報」とも呼ばれ,その扱いには慎重を要する. このため, ゲノム疫学や個別化医療においてゲノム情報を安全に活用するためのプライバシー保護技術の構築が望まれている.本稿ではゲノムデータの共有や公開に伴う多様なリスクと脅威について概観を示す. また, そのプライバシー上のリスクを減ずる主要なプライバシー保護技術として, 秘密計算(セキュアマルチパーティー計算)と差分プライバシーを紹介し,そのゲノム疫学と個別化医療への適用例について解説する.
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その他
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