電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
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8 巻 , 4 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
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表紙
目次
ごあいさつ
追悼
特別寄稿
技術の原点
  • 韓 太舜, 小林 欣吾
    8 巻 (2014) 4 号 p. 229-243
    公開日: 2015/04/01
    ジャーナル フリー
    マルチユーザ通信路符号化問題,なかんずく,干渉通信路の符号化問題は,その重要な基本的特質のゆえに近年多くの通信理論研究者が多大の関心を持って精力的に研究に取り組んでいる.特に,問題の本質的な性格を把握するために,2 組の送信者・受信者の場合がよく研究されてきた.韓と小林によって1981 年に提示された一般の干渉通信路に対する達成可能な領域,すなわち,HK 領域の表現は現在に至るまで最良であり続けてきた.本稿では,HK 領域の解説を中心に据えて,その領域の表現を簡略化する研究や,既に容量域の決定されている干渉通信路の部分クラスに関する解説を与える.また,Han-Kobayashi スキームのごく簡単な適用でも,ガウス干渉通信路の容量域に対してSNR(SN 比, 信号対雑音比)とINR(干渉対雑音比)を大きくした漸近的な状況では最適であることを示したEtkin, Tse, Wang による研究を解説する.更に,その出現以来35 年後の今年になって,Han-Kobayashi 領域をしのぐ伝送レート対の存在することがNairらによって明らかにされてHan-Kobayashi 領域の最適性が否定されたという話題にも触れ,干渉通信路研究に新しい転機が訪れたことを伝える.
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解説論文
IMQ研究会提案
  • 内藤 誠一郎, 正原 涼, 勝村 真人
    8 巻 (2014) 4 号 p. 244-264
    公開日: 2015/04/01
    ジャーナル フリー
    本稿では,誘導視覚失認(Motion Induced Blindness, MIB)の発見と各種の発展研究,現象分析およびモデル化,また生理学的機序研究の経緯を概観する.同現象を研究するにあたりその基礎となる視覚暗点(Blind Spot: BS)における視覚充填(Filling-In: FI),人工的視野欠損(Artificial Scotoma: AS),また一般に視覚失認現象(Visual Blindness: VB)の知見をまとめる.さらに,最近の筆者等の運動誘導失認に係る研究についてまとめる.一般に視覚失認の研究は視覚刺激が意識に上り「見えた」と気付くという最も基本的な視覚機能を解明する手がかりを与えるものであり, 心理学・生理学また認知科学さらに哲学の観点からも興味深い研究である.
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R研究会提案
  • 中川 覃夫
    8 巻 (2014) 4 号 p. 265-275
    公開日: 2015/04/01
    ジャーナル フリー
    これまでほぼ50年間にわたって主に保全性理論の研究に従事し,2010年までの研究結果をまとめて3冊の本(1)~(3)を出版した.4冊目の本(4)は,信頼性理論を学ぶためには確率過程の修得が不可欠であり,そのための教科書として書かれており,この本の全ての例題が信頼性の諸問題から引用されている.更に,近年システムが複雑化,大形化するに連れてランダム化され,ランダムモデルの構築が必要となった.これらの諸問題を理論的に解決するため,去年5冊目の本(5)を出版した.保全性理論は50年前の1965年Barlow and Proschanによって出版された本(6)によってほぼ確立された.本論文では,大きく分けてBarlowの本から2010年までを過去として振り返り,それからの5年間を現代として本(5)の一部を紹介し,未来として現在研究中の問題を累積損傷モデルを例に挙げて提案する.分かりやすくするため,取替問題として扱うが,取替を予防保全,年齢取替を定期取替と置き換えても内容はほとんど変わらない.
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TL研究会提案
  • 定延 利之
    8 巻 (2014) 4 号 p. 276-291
    公開日: 2015/04/01
    ジャーナル フリー
    本稿は,日常会話に代表される人間同士のコミュニケーションの原理を明らかにしようとするものである.伝統的なコミュニケーション観に多かれ少なかれ共通する原理として,次の四つを挙げることができる.(i)情報伝達を前提とする;(ii)意図を前提とする;(iii)共在を前提とする;(iv)行動を前提とする.だが,これらの原理が諸現象を見る研究者の目を曇らせ,不当な記述や説明を生み出してしまっていることも実は少なくない.本稿は日本語の話し言葉の観察を通して,このことを具体的に示す.最終的に,より有用なコミュニケーション観として導き出されるのは,「当事者たちの共在が当事者間で了解されている」と当事者たちが確信している状況と,そこでの行動,というものである.
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EA研究会提案
  • 藤井 健作, 棟安 実治
    8 巻 (2014) 4 号 p. 292-313
    公開日: 2015/04/01
    ジャーナル フリー
    本稿は,適応アルゴリズムの原理が従来の説明では今一つ分からないと感じて始めた,ここ20 数年の研究成果の中から関連すると思われるところを抜粋してまとめた要約になっている.その研究の成果に従えば,適応アルゴリズムは参照信号の自己相関行列の非対角項に対する近似処理の方法によって分類される.その中で最も粗い近似を行う適応アルゴリズムが算術平均法.次いで係数再利用法,低域フィルタ法(学習同定法) と個別正規化LMS 法と続いて,最も高い近似を与える適応アルゴリズムが亜逐次最小二乗法である.一般に,適応アルゴリズムの解説はウィーナー・ホッフの解,最小二乗法,最急降下法,LMS(Least Mean Square) 法,学習同定法の順で行われる.そのうち,最急降下法以降で逆行列演算が不要になる.本稿では,算定した係数の再利用が逆行列演算を不要とする原理になっていることを示す.また,その係数再利用法こそが最急降下法の原型とも言え,ここから様々なアルゴリズムが導かれる.本稿では最後に,学習同定法を構成するベクトル表現式を要素に展開し,そこから再急降下法型のアルゴリズムを構成する一つ一つの信号が持つ役割を明らかにする.
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MSS研究会提案
  • 名嘉村 盛和
    8 巻 (2014) 4 号 p. 314-321
    公開日: 2015/04/01
    ジャーナル フリー
    並行システムをモデリングするための数理言語であるペトリネットは,1962 年にカール・アダム・ペトリによって導入されて以降,理論及び応用研究が活発に行われてきた.ペトリネットは事象間の順序関係,資源割当等の事象の生起条件が明示的にモデル化できるだけでなく,ペトリネットに時間の概念を導入した時間ペトリネットを用いれば,事象の生起時間に関する定量的な分析も可能となるため,スケジューリング問題を扱うのに優れている.本稿では,ペトリネットに基づくスケジューリング問題の解法についてまとめる.並列マシンスケジューリング問題,フローショップスケジューリング問題,ジョブショップスケジューリング問題のペトリネットモデルを紹介するとともに,スケジューリングの方法を解説する.最後に応用として,筆者らが関わったサトウキビ生産スケジューリングの事例を取り上げる.
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