ソフトウェア工学の基礎ワークショップ論文集
Online ISSN : 2436-634X
最新号
選択された号の論文の33件中1~33を表示しています
  • 秋山 楽登, 中村 司, 近藤 将成, 亀井 靖高, 鵜林 尚靖
    p. 13-22
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    プログラミング初学者のためのデバッグ支援に関する研究は近年盛んに行われている.しかし,初学者のバグの傾向を捉えたデバッグの 演習問題を提供することによる学習支援は研究されていない.そこで,本研究では,そのような演習問題の生成を目指す.その方法として,実際に開発者が作成したバグ修正前後のソースコードから埋め込まれているバグを機械翻訳技術の応用により学習し,バグを生成する Learning-Mutation という手法に着目した.九州大学のプログラミング初学者らのデータに対して Learning-Mutation を適用し,生成されたバグと実際のバグを比較することで,デバッグ演習問題の作成に繋げられるかを評価した.その結果,トークン数が少ないとき,生成されるバグは実際のバグに類似しており,セミコロン忘れや変数・関数の未宣言が 36%以上を占めていた.一方, トークン数が多くなると実際とは異なるバグを埋め込む可能性が高まることがわかった.また,初学者が作成するバグのうち Learning-Mutation では生成が困難なバグは存在するが,そのバグの分布はビームサーチによってプログラミング初学者のバグの分布に近づけることができ,デバッグの学習支援に繋げられる可能性を示した.

  • 角田 雅照, 松本 健一, 大岩 佐和子, 押野 智樹
    p. 23-32
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    ソフトウェア開発において,開発規模を開発工数で除いた生産性はコストに関連するため非常に重要である.ソフトウェア開発の生産性に影響する要因を明らかにするために,これまで数多くの研究が行われてきている.最も利用割合の高かった主開発言語に着目した分析は多数である一方,言語の使用割合に着目した分析はされていない.分析の正確性を高めるため,本研究では言語の使用割合を考慮して生産性の分析を行った.企業横断的に収集された450件のデータを分析した結果,金融・保険業においてC,JSP,VB,VB.NETを一定割合用いると,開発工数が16%から50%減少することなどがわかった.

  • 伊藤 宗平, 辻 優磨
    p. 33-38
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    システムの仕様に抜けや矛盾点がないことを確認することは,システムを正しく開発するために不可欠である.環境とのインタラクショ ンを行うリアクティブシステムの開発においては,線形時相論理 (LTL) によって書かれた仕様が望ましい性質を持つかどうかを自動的に判定する手法が開発されてきた.LTL 仕様は等価な Büchi オートマトンに変換され,そのオートマトンを分析することで仕様の検証を行うが,LTL 式と等価な Büchi オートマトンのサイズは式の長さに対し指数サイズになることが知られており,規模の大きな仕様を検証する際の障壁となっている.そのため,より効率的な仕様検証を可能とするために LTL フラグメント flat LTL が提案されており,式の長さに対して線形サイズの Büchi オートマトンに変換できることが示されている.本研究では,通常の LTL で書かれた仕様を flat LTL の式に近似することで,検証の効率化を図る.

  • 新田 壮史, 中川 博之, 土屋 達弘
    p. 39-44
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    RPA (Robotic Process Automation)とは,主にデスクトップ作業の自動化を目的とした技術である.人間の動作を模倣する Bot と呼ばれるプロセスを作成し,外部アプリケーションの GUI を対象に操作する.これにより,主に繰り返し作業の業務を自動化することが可能となる.しかし,実際の RPA の運用では,Bot に様々な不具合が発生する場合が少なくない.これらの不具合は従来のプログラムと異なる特性を持つと考えられる.そこで本研究では,RPA により作成された Bot の不具合に関するコードレビューを分類する.分類基準は不具合の内容と検出手段の 2つである.本分類結果により,RPA の Bot ではプロセスの待機時間の設定が重要であること,アクセス制限などの制約が不十分であること,コードが規則的でありキーワード,類似文検索で検出可能な不具合要因が多いことが分かった.

  • 小形 真平, 大池 勇太郎, 中川 博之, 青木 善貴, 小林 一樹, 岡野 浩三
    p. 45-50
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    モデル検査により正しい振舞いモデルを構築するには,通常,検査結果に基づくモデルの洗練が必要となる.モデルの洗練には,検査結果として得られる反例が有用である.反例とは,モデルが満たすべき性質を表した検査式に基づきモデルを検査した結果,検査式に違反する振舞いの一例を示すものである.ただし,この反例はあくまでも一例であるため,反例単体からモデルの誤りを正確に同定することは難しく,また,多数の反例を詳細に解析する開発者の作業負担が高いという問題がある.そこで本研究では,開発者が手動で与えるモデルと複雑な検査式により得られた全ての反例それぞれに対し,反例に応じた異粒度な部分式等を得て反例を検査する反例解析支援手法を提案する.提案手法は主に,異粒度な部分式等を得られるよう検査式を部分式や原子論理式などに自動分解する“検査式分解”と,分解で得られた部分式で反例を検査できるよう「テキストの反例」を自動で「モデル検査に適用可能なモデル」に変換する“反例モデル生成”を構成技術とする.そして,部分式による反例モデルのモデル検査,ならびに原子論理式などと反例との照合による変数変化の整理を行なう“反例検査”を実現する.

  • 蜂巣 吉成, 東 直希, 三上 比呂, 長野 滉大, 吉田 敦, 桑原 寛明
    p. 51-60
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    We propose a method to automatically correct erroneous control statements written in another programming language. The error here is, for example, to write control statements in C, PHP, JavaScript, etc. in Python code. This is an error that is likely to occur when a programmer learns multiple programming languages. In order to support the correction of such errors, we propose a method to analyze erroneous control statements by defining a common model of control statements and converting the code through the model.

  • 松田 雄河, 山手 響介, 近藤 将成, 柏 祐太郎, 亀井 靖高, 鵜林 尚靖
    p. 61-70
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    テストスイートベースの自動プログラム修正に,自動テストケース生成によって生成されたテストスイートが有用であれば,パッチ生成のコスト削減につながる.自動テストケース生成には,入力としてクラスを与え,与えられたクラスに対するテストスイートを生成する手法がある.本研究の目的は,自動プログラム修正に自動テストケース生成を利用する際に,入力としてどのクラスを与えるべきかを明らかにすることである.そのため,本研究では,失敗テストスイートと実際に修正されたクラスの関係を調査した.また調査によって得られた考察に基づき自動生成したテストスイートが,自動プログラム修正の結果に与える影響に関して調査を行った.調査の結果,失敗テストスイートのテスト対象クラスと,開発者による修正クラスが一致していない場合,その原因は,失敗テストケースの実行経路に,修正クラスが含まれることであると確認された.また,失敗テストケースの実行経路に含まれるクラスを考慮し自動生成したテストスイートを自動プログラム修正に用いることで,パッチの生成数は減少するが,デバッグの手がかりとならないパッチの生成数は減少し,生成されるパッチの精度が向上した.

  • 曾我 遼, 横山 由貴, 鹿糠 秀行, 久保 孝富, 石尾 隆
    p. 71-80
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    プログラムの理解の難しさは開発者の知識や経験といった主観的な要素によって変わる.そのため,ソースコードメトリクスのみではプログラムの理解難易度の推定が難しい.先行研究では,関数単位の閲覧履歴と開発者から計測した心拍を組み合わせて関数単位の理解難易度の特徴量を算出し理解難易度を推定している.しかし,この手法は関数単位で閲覧履歴を計測するため,関数内の部分的な理解難易度は推定できない.本研究の目的は,関数よりも細かい単位で主観的な理解難易度を推定することである.その推定方法実現のため,開発者の心拍に加えて視線も計測し,視線から導出する行単位の閲覧履歴と心拍を組み合わせることで,関数よりも細やかな単位に対する理解難易度特徴量を算出する方法を提案する.提案手法とソースコードメトリクスを用いた推定精度を比較し,提案手法が関数より細かい単位での主観的な理解難易度の推定に優れていることを示す.

  • 峯久 朋也, 阿萬 裕久, 川原 稔
    p. 81-90
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    メソッドの名前は,単なる識別子というだけでなく,当該メソッドの振舞いを表現する役割も担っている.つまり,メソッドの名前 (特に先頭の単語)がその処理内容を適切に表現できているかどうかが重要であり,その判定にはソースコードの内容理解やレビューが必要になる.本論文ではメソッド名の先頭の単語に着目し,メソッド本体との整合性を自動評価する手法を提案している.具体的には,メソッドの名前をあえて隠すことで一種の難読化された状況を作り出し,Transformer をベースとした機械学習モデルによってメソッド本体から元のメソッド名を復元する手法に注目している.そして,元の名前に正しく復元できるかどうかでもって,メソッドの名前と本体の間の整合性を評価している.評価実験では,Doc2Vec, Word2Vec 及び畳込みニューラルネットワークを使った従来手法よりも高い精度で不適切な(整合性を欠いた)メソッド名を検出できることを示している.

  • 横森 励士, 吉田 則裕, 野呂 昌満, 井上 克郎
    p. 91-96
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では英国向けの無料アプリケーション(以下,アプリ)におけるレビュー内の苦情を分類し,日本,北米向けアプリにおける苦情の分類結果と比較する.さらに,日・米・英三地域で展開しているア プリについても同様に,各評価帯での苦情の中身を分類し,アプリ固有,地域固有の苦情傾向や,共通の苦情傾向を調査した.レビューにおける苦情を保守活動や,他地域への展開にどう活用できるかを考察する.

  • 高橋 圭一
    p. 97-102
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    本稿では,講義資料の操作手順に従って Web アプリケーション開発用フレームワークの 1つである Ruby on Rails(以降,Rails)の学習を進めたときに,受講者が課題を完成させるまでにどのような手順で学習を進めたのかを自動的に推定するツールを提案する.具体的には,Rails アプリケーション(以降,Railsアプリ)を実行するときに記録されるログファイルの変化を検知し,Git リポジトリにソースコードを自動コミットする.この Gitリポジトリと講師が予め用意した正解の Gitリポジトリの各コミットのソースコードを diffコマンドを用いて比較することで受講者の学習進度を推定する.2021年度の授業で本ツールを使用したところ,51名の受講者のうち 49名の学習進度を正しく推定できることが確かめられた.

  • 西岡 大介, 神谷 年洋
    p. 103-108
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    gitやSVN等のソフトウェアのバージョン管理システムでは,開発者が明示的にコミットと呼ばれる操作を行うことが想定されている.開発者からみて開発に関するひとつのタスクが一度のコミットとしてバージョン管理システムに記録され,コミットメッセージによってそのタスクにおける修正内容を記述することが想定されている.一度のコミットに複数のタスク(不具合修正や機能拡張など)のための修正が混ざっていたり,あるいは 1つのタスクが複数のコミットによって達成されている場合には,コミットとタスクの関係が把握しづらくなる.本稿では,コミットとタスクが 1対1に対応していない状況を想定した,ソースファイルの修正の内容から意味的に大きな変更を判定する手法を提案する.提案手法により,あるコミットのなかで意味的に大きな変更が行われたファイルを特定したり,あるいは,いくつかのコミットの中から意味的に大きな変更に相当するコミットを特定するといった作業をサポートすることを目指す.実験では,あるオープンソースのプロダクトのコミット履歴に提案手法を適用し,意味的に大きな修正を特定できるかを評価した.

  • 堀口 日向, 大平 雅雄
    p. 109-114
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    本研究の目的は,OSSプロジェクトの新規開発者向けの Issueを分類する機械学習モデルを構築し,メンテナのラベル付けの負担を軽減することである.結果は,Precisionが 0.91,Recallが 0.30となった(RQ1).また,重要度が高い特徴量を分析し,GFIの分類には投稿者のプロジェクト内での役割が重要であることが分かった(RQ2).

  • 山本 大貴, 松尾 春紀, 沖野 健太郎, 近藤 将成, 亀井 靖高, 鵜林 尚靖
    p. 115-120
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    近年,プログラミング教育の需要増加に伴い,大学でもプログラミングを扱う講義が重要視されている.講義内容の理解度向上のためには,多くの問題を用意して学生に解かせることが望ましいが,教員数には限りがあり,作問は教員の負担となっている.そのため,教員にとっては,講義のシラバスに沿った問題を,より少ない手間で多く用意できることが望ましい.その解決策の一つとして,複数の問題データセット間での類似問題検索が挙げられる.複数のデータセット間で類似問題検索ができれば,教員はシラバスに沿った問題を少数作問するだけで,その問題と類似した既存の問題を学生に参考問題として提示することができる.本研究では,大学における教員の作問支援を目的として,九州大学の初等プログラミングの講義に実際に利用された問題の類似問題を,学生が自主学習に利用可能な競技プログラミング AtCoderの問題データセットで検索した.検索には深層学習を用いた類似問題検索手法を用いた.実験より,九州大学の問題から AtCoderの問題を検索した場合,上位 5問の検索結果に類似問題が出てくる確率は 40%であった.よって,類似問題検索を利用することで,九州大学の問題の類似問題を,AtCoderの問題から検索可能であり,教員の作問を支援できる可能性があることを示した.

  • 大森 隆行, 大西 淳
    p. 121-126
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    本論文では,操作履歴グラフOHGに情報を付加した拡張操作履歴グラフfOHGを提案する.fOHGでは,抽象構文木の内容をメソッド内部も含めてすべて保持し,要素の改名や移動等の情報も保持する.本論文では,現実的なメモリ消費・時間でグラフを構築可能であること,OHGでは検出できないリファクタリング操作が検出可能となることを示す.

  • 鳥海 健人, 福田 浩章
    p. 127-132
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    文脈指向プログラミング (COP: Context Oriented Programming) は,文脈に依存した振る舞いをモジュール化するためのプログラミング手法である. COPは,プログラム中に横断的に存在する文脈に依存した振る舞いを層 (Layer) としてまとめ,その層を活性化・非活性化することで現在の文脈に即した振る舞いに切り替える.COPは,様々な言語でライブラリとして提供されており, JavaScriptのライブラリである ContextJSもその一つである.JavaScriptを用いた Web開発では,リクエスト処理やイベント駆動といった非同期処理が頻繁に用いられているにも関わらず,現状の ContextJSは非同期処理を前提としていないため,非同期関数実行時に期待した結果が得られないことがある.そこで本研究では,非同期処理に対応した層活性手法を提案する.提案手法ではリクエスト処理やイベント駆動など,複数種類の非同期タスクを監視し,層の活性化状態を管理する.そして,本研究を使用した Webアプリケーションを実装し,動作を確認するとともに有効性を示す.

  • 竹内 大輔, 野呂 昌満, 沢田 篤史
    p. 133-138
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    ゲームAIの設計において,プレイヤーモデリングは重要な課題である.中でもプレイヤーの習熟度に応じて対戦戦略を柔軟に適応させる仕組みは,魅力的なゲームを構築するための鍵である.本研究の目的は,プレイヤーの時間的習熟を予測し,それをゲームエンジンにおける対戦戦略の柔軟な変更に活用できる共通基盤を構築することである.この目的を達成するために,LSTM(Long Short-Term Memory)に基づく習熟度学習器を設計し,この学習器を組み込んだソフトウェアアーキテクチャを提案する.簡単なターン制 RPGを対象とした実験により,提案する機械学習器の有効性と妥当性を確認した.

  • 松田 和輝, 伊原 彰紀, 才木 一也
    p. 139-144
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    ライブラリに対して行われる変更には,軽微なバグ修正であっても破壊的変更が含まれることがあり,変更後のライブラリが後方互換性を維持しているか否かを利用者が正確に判断することは困難である.本研究では,ライブラリの機能変更に合わせて修正されるテストに着目して,ライブラリの後方互換性の実証的分析を行った.その結果,約70%の再現率で後方互換性の損失を判断できることを確認した.

  • 浅田 翔, 柏 祐太郎, 近藤 将成, 亀井 靖高, 鵜林 尚靖
    p. 145-150
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では連続したリビジョンで失敗し続けているテストに着目し,当該現象を Ringing Test Alarms (RTA) と定義した.本稿では RTAに関する定量的調査を行い,次の 3点を観察した.1) 分析対象プロジェクトの一部では,テストが失敗し続けていることが頻繁に発生している.2) 全 RTAのうち 75%は 4日以内で修正が完了しているが,一部の RTAは数十日発生し続けている.3) RTAはプロダクトコードのみの変更で修正完了されるケースが最も多い.

  • 堀 旭宏, 川上 真澄
    p. 151-152
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    ソフトウェア開発プロジェクト群の開発データを分析し,経営改善のための施策立案につなげたい.そのため,開発データを基に,ソフトウェア開発プロジェクトにおける発生事象間の因果関係を有向グラフで表し,施策立案に役立てる.しかし,開発データのサンプル数が少量の場合,既存の因果推論手法の適用は困難である.そこで,本研究では,因果関係ではなく相関関係に着目しグラフを生成する.その際,有向辺の向きは,発生事象間の順序関係を開発プロセスに基づいて定義することによって決定することを提案する.ただし,生成したグラフに疑似相関が含まれる可能性を考慮し,最終的にはグラフを人手で注意深く精査する運用とする.

  • 齋藤 優太, 木村 啓二
    p. 153-154
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    ミューテーションテストはテストケース品質の評価手法である.ミュータント生成は,プログラムのソースコードを直接書き換える手法と,中間表現を書き換える手法に大別できる.本研究では中間表現レベル書き換えに対して,構文解析情報を用いたソースコード上で表現不可能なミュータントの除去を提案する.さらに,Swift言語を対象としたツールを開発し評価した結果を報告する.

  • 左近 健太, 明神 智之
    p. 155-156
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    テストケースが増大する組合せテストでは,バグを効率よく検出できるよう絞り込むことで,テスト工数を削減することが望まれる.本研究では,ゾーン分析を基にバグの可能性が高い箇所を重点的にテストできるようテストケースの優先度付けを行う手法を提案する.

  • Dai Jinan, 安田 和矢
    p. 157-158
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    We propose a method for improving a generate-and-validate (G&V)-based automatic program repair (APR) system. Fixes are first generated and then output if they pass a test suite validation. However, there is a chance that the output fixes are unacceptable for developers. To reduce the number of unacceptable fixes, we propose a method called second validation that validates the behavior of the fixed program. The results of our experiment showed that 81.3% of the unacceptable fixes were filtered.

  • 大野 堅太郎, 吉田 則裕, 朱 文青, 高田 広章
    p. 159-160
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    コードクローン検出とは,ソースコード中での類似または一致した部分を検出することで,ソースコード上に含まれる欠陥検出に対して有効性を持つ.本研究では,IoTシステムの欠陥に対するコードクローン検出の有効性を調査した.

  • 竹内 広宜, 今崎 耕太, 久野 倫義, 土肥 拓生, 本橋 洋介
    p. 161-162
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    本論文では,機械学習(machine learning: ML)を用いたサービスシステムの開発について,プロジェクト実践に基づいた参照開発モデルを用いた知見収集について報告する.

  • イン メイヨウ, 柏 祐太郎, 近藤 将成, 亀井 靖高, 鵜林 尚靖
    p. 163-164
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では,深層学習技術を利用するシステムにおける保守のベストプラクティス確立を目指している.本論文では,深層学習システムにおける保守の実態を明らかにするための調査方法の検討を行う.

  • 中森 陸斗, 崔 恩瀞, 吉田 則裕, 水野 修
    p. 165-166
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    テストケースを実行し,そのとき通過したソースコード上の部分を記録することによってバグ位置を特定する手法"Spectrum-Based Fault Localization"が存在する.この論文は,EvoSuiteを使用してテストケースの生成を自動化しSBFLを実行する手法,およびその途中で使用される各手法の説明を行うものである.

  • 高塚 由利子, 角田 雅照
    p. 167-168
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    性別に基づく先入観が脅威となり,女性の数学試験の成績が低下することがある.この影響はステレオタイプ脅威と呼ばれる.本研究ではプログラミングにおいてもステレオタイプ脅威の影響があるか,ステレオタイプ脅威を抑えた場合の効果があるかを分析した.

  • 吉本 拓人, 満田 成紀, 福安 直樹
    p. 169-170
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    開発件数が増加している機械学習ソフトウェアを定量的な観点から特徴を明らかにするために2つの機械学習モデルを使用した.それぞれのモデルでは学習にメトリクスから得られた値を入力データとして使用し,学習結果の図示を行なった.

  • 米田 眞, 中才 恵太朗, 角田 雅照, 鹿嶋 雅之
    p. 171-172
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    身体的負担なしに計測できる生体指標を用いて,ソフトウェア開発者の認知負荷を推定することを試みる.そのためのアプローチとして,サーモグラフィをにより鼻部皮膚温度を計測して生体指標とする.実験では被験者7人にプログラミングに取り組んでもらい,その際の認知負荷を生体指標により推定することを試みた.

  • 魏 久竣, 堤 崚介, 岡野 浩三, 小形 真平, 新村 正明
    p. 173-174
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    The idea of integrating entertainment elements such as games into education, called Edutainment, can be applied in programming education to provide highly effective learning opportunities. This paper discusses a result of analyzing the data obtained from an edutainment environment for software programming exercise in a university class. According to the result, we found that the data enabled us to estimate the progress of the tasks for each student and infer the behavior patterns of those students.

  • 安藤 勇人, 横森 励士, 名倉 正剛
    p. 175-176
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では,暗号通貨ウォレットを構成するソフトウェアの開発活動と暗号通貨の時価総額との関連を観察した.その結果,開発活動の活発さと時価総額の関連を用いてプロジェクトを分類できた.

  • 但馬 将貴, 切貫 弘之, 丹野 治門
    p. 177-178
    発行日: 2021/11/11
    公開日: 2022/05/11
    会議録・要旨集 フリー

    ソフトウェアのテスト自動化は,リリースサイクルの短縮が求められる近年のソフトウェア開発において重要である.テスト自動化のためにはテストスクリプトを実装する必要があり,それを効率化するためにテストスクリプトを自動生成する手法が存在する.しかし,自動生成されたテストスクリプトの可読性は一般的に低く,理解および保守が困難である.本研究では,与えられたテストスクリプトの説明書を生成する手法を提案する.この説明書はテストに関わる画面が強調された画面遷移図とスクリーンショット付きの手順書で構成される.提案手法を利用することでテストスクリプトの理解および保守が容易になることが期待できる.

feedback
Top