岩鉱
Online ISSN : 1881-3275
Print ISSN : 0914-9783
93 巻 , 2 号
February
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
論説
  • 内田 悦生, 伊沢 俊英, 渡辺 昌宏
    1998 年 93 巻 2 号 p. 43-51
    発行日: 1998年
    公開日: 2006/08/30
    ジャーナル フリー
    “PEQ” is a QuickBASIC program package for the construction of mineral phase equilibrium diagrams such as P-T, T-XCO2, P-XCO2, lnfO2-T and μxy diagrams using a personal computer. The thermodynamic datasets for minerals of Helgeson et al. (1978) and Holland and Powell (1990) are incorporated into the program. The non ideal mixing of H2O and CO2 can also be taken into account. Some examples of the construction of phase diagrams using “PEQ” are given.
  • 森下 知晃, 小寺 忠広
    1998 年 93 巻 2 号 p. 52-63
    発行日: 1998年
    公開日: 2006/08/30
    ジャーナル フリー
    北海道様似郡様似町を流れるポンサヌーシベツ川よりコランダムの巨晶を含むガブロの転石を発見した。このガブロの供給源はガブロの鉱物組み合わせ,組織,化学組成の特徴から幌満かんらん岩体に産するGBIIガブロ(塩谷・新井田,1997)であると推定される。コランダムと他の鉱物との組織的な関係はコランダムがガブロ(=GBII)の最も新しい変成条件下では不安定であったことを示す。コランダムの分解反応はガブロ(=GBII)が温度上昇か圧力減少(もしくは両方)を受けたことを示唆する。コランダムの形成は分解反応の逆の条件(温度下降か圧力上昇)やざくろ石パイロキシナイトと共存するような比較的高圧条件が考えられる。後者の条件からはガブロ(=GBII)が高圧変成作用を受け,その後にマントルダイアピルの一部としてかんらん岩体とともに上昇してきた可能性が示唆される。
  • 正路 徹也, 鞠子 正, 高橋 祐道, 金田 博彰
    1998 年 93 巻 2 号 p. 64-68
    発行日: 1998年
    公開日: 2006/08/30
    ジャーナル フリー
    CaCO3, Al2O3, Fe2O3, SiO2の試薬混合物を500,600,700°Cの水熱条件で処理することにより,比較的大きなザクロ石の結晶を作成することができた。得られた結晶は2種の結晶形を示している。1つはd(110)面からなる十二面体で,もう1つはこれにn(211)面からなる二十四面体の要素が加わっている。第1の形は,グロシュラールと鉄の少ない(灰鉄ザクロ石成分で20 mole%以下の)ザクロ石に現れた。一方,第2の形は,鉄の多い(>40 mole%)ザクロ石に現れる傾向を示す。このことは,ザクロ石の形態が系の鉄/アルミニウム比に大きく依存することを示唆している。しかし,他の一連の実験で得られたザクロ石は,組成には無関係にすべて十二面体であった。したがって,結晶形態は,組成や温度以外に,CO2濃度やpHなどにも依存すると考えられる。
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