1200°C, 20Kbで合成したKo
75 (NaCrSi
2O
6:75mol%) Di
25 (CaMgSi
2O
6: 25mol%), Ko
50 Di
50及びKo
25Di
75の結晶構造をリファインした。Ko-Di系固溶体のM1-M1距離は,重要な意味を含んでいるようである。すなわち, M1-M1距離は, M1サイトを占める陽イオンの平均イオン半径から予想される距離よりも短く,また高圧における不混和域の両側に相当する組成を有する結晶において,もっとも長い。Ko固溶体中のCr
+3イオンは,Cr-O-Crカツプリングを形成しており, Di固溶体中のCr+3イオンは完全に無秩序に分布していると思われる。高圧相であるKo
75 Di
25とKo
50 Di
50のセル・ボリュームは, Ko, Ko
25 Di
75及びDiのセル・ボリュームから期待きれる値よりも小さい。Ko
75 Di
25とKo
50 Di
50のM1-0距離は, M1サイトを占めている陽イオンの半径から期待きれる距離よりも短い。Ko
75 Di
25とKo
50 Di
50の8(M2-0)及び6(M2-0)の平均距離は,Ko, Ko
25 Di
75及びDiの平均距離から期待される値よりも長い。Ko
75 Di
25とKo
50 Di
50の個性的な構造は,高圧下における構造をすくなくとも部分的には示しているであろう。
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