日本消化器内視鏡学会雑誌
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27 巻, 7 号
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  • 藤野 雅之
    1985 年27 巻7 号 p. 1247-1261
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     胃悪性リンパ腫29例および癌腫378例について胃粘膜の所見の対比をおこない,推計学的検討を加えた.癌腫の好発部位は小彎であるのに対しリンパ腫には小彎好発傾向はなかった(p<0.001).病変が胃角部以遠に好発することは両群に共通していた.リンパ腫・癌腫群とも潰瘍形成が圧倒的に多い(80%以上)ことは共通であった.潰瘍病変の性状を中心に両群を比較すると,大きさ及び下堀れには有意差がなかったが,浅く(p<0.001)底が平坦(p<0.001)な円形(p<0.001)の潰瘍,周堤を伴う場合,巾狭い周堤(p<0.001)を有する潰瘍,潰瘍の多発(p<0.01),巨大皺襞の合併(p<0.001)はリンパ腫に多くみられ,不整形(p<0.001)で,周堤を有し(p<0.05),かつその周堤も巾広く(p<0.001),周辺の皺襞肥厚(p<0.01),皺襞集中(p<0.001)を伴う潰瘍は癌腫に多かった.これら有意差ある所見は胃のリンパ腫と癌腫の内視鏡的鑑別に確実な手掛かりを与えるものである.
  • 吉澤 教彦
    1985 年27 巻7 号 p. 1262-1273
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     肝硬変患者353例(生存234例,死亡119例)の腹腔鏡所見と病因,臨床所見,血液検査成績との関係を検討し,肝硬変患者の病態や予後を把握する上での腹腔鏡所見の有用性を明らかにした.病因別に腹腔鏡所見の出現頻度をみるとHBsAg陽性肝硬変では赤色紋理が,酒歴(日本酒換算5合以上,10年間以上)を有する例では肝腫大例やリンパ小水泡が高率に認められ,酒歴のないHBsAg陰性例では大結節性の例が多く認められた.臨床所見ではクモ状血管腫が再生結節の完成度が進むにつれて高頻度に認められた.血液検査成績では再生結節の完成度の進展やリンパ小水泡の出現に一致して,GOT/GPT,ZTT,γ-glob,R15-ICGが高値を,Alb,Ch-E,K-ICGは低値を示した.腹腔鏡所見別に肝硬変患者の累積生存率を検討すると,再生結節の完成度の程度,リンパ小水泡の有無により累積生存曲線には有意な差が認められた.しかし,肝の腫大や萎縮,赤色紋理の有無,脾腫の有無では累積生存率に有意な差が認められなかった.
  • 宮川 晴雄, 武知 桂史, 加藤 周司, 奥田 順一, 井田 和徳, 上田 正博, 瀬戸 治, 西田 康一, 加藤 治樹, 吉川 敏一, 杉 ...
    1985 年27 巻7 号 p. 1275-1280_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     現在までに経験した鳥肌状胃粘膜の21症例について,その性状,臨床症状,組織所見,さらに免疫組織学的に検討を加えた.性別では,女性に57.1%とやや多い傾向を示し,年齢別では,10代・20代で81%と若年者層に多くみられた.自覚症状では,上腹部痛が52.4%と過半数にみられ,そのほか〓気・嘔吐などがみられた.その病変は幽門腺領域にみられる病変であり,X線検査では顆粒状の小隆起が前庭部を中心に無数にみられた.内視鏡検査では,鳥肌に似た小隆起が幽門腺領域に一致して無数にみられ,コントラスト法にて,通常の幽門腺小区に比べて大きく盛り上がり,小隆起の表面がやや粗な所見が認められた.腺境界型は,C0・C1の低位の腺境界が90%近くを占めた.組織学的には,腺窩上皮の過形成がほとんどの症例にみられ,幽門腺の萎縮は強くなく,リンパろ胞形成が多くみられた.吉井やMorsonの分類しているatrophic typeのfollicular gastritisとは異なる病変であり,hyperplastic typeのfollicular gastritisと考えられた.免疫組織学的検索では,IgAが強く染まる例がみられ,SC染色が腺腔面に陽性に染まる傾向がみられた.
  • 末盛 彰一, 竹崎 英一, 川上 広育, 池本 吉博, 渡辺 恭行, 川本 広夫, 吉川 正哉, 松浦 寿二郎, 中西 敏夫, 梶山 梧朗
    1985 年27 巻7 号 p. 1283-1288_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     昭和56年4月より昭和59年4月まで広島大学第1内科に入院し,ほぼ同時期に腹腔鏡検査とガラクトース負荷試験を施行した慢性肝疾患87症例について両検査結果について比較検討した.尚,腹腔鏡診断は島田の番地分類法によった.100番地から500番地と進行するに伴ない,血中ガラクトース半減期は延長する傾向を認めた.KICG(0.5)と比較すると400番地と500番地間に有意差を認め,重症肝疾患における肝表面像をより正確に反映していた.脂肪変性及び胆汁うっ滞の合併に対し,血中ガラクトース半減期は影響を受けなかった.経過をおって複数回,両検査を施行しえた症例についても,番地の進行に従って血中ガラクトース値は延長する傾向を認めた.
  • 田中 啓三, 渋江 正, 高崎 能久, 鮫島 由規則, 新牧 一良, 吉重 康幸, 草野 健, 松元 淳, 山下 行博, 小吉 洋文, 桑波 ...
    1985 年27 巻7 号 p. 1289-1298
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     20例の腹側,背側膵管癒合不全例について臨床経過,生化学検査成績,ERCP像について検討した.20例のうち6例(30%)に腹側膵管と同時に背側膵管が造影された.男女比は2対3で,年齢は24歳から74歳にまでおよび平均50.8歳であった.20例中10例は他疾患(胆石症など)の併存は認められず,長期間上腹部痛,背部痛などの膵炎様症状を呈していた. 膵機能では, Pancreozymin-Secretin test(P-S)testでは3例(42.3%)に異常を認め, provocation testでは4例(80%)の陽性率であった.また耐糖能異常が境界型も含め88.9%の高頻度に認められた.ERCPで慢性膵炎所見を呈したのは,腹側膵管で2例(10.5%),背側膵管で2例(33.3%)であった.背側膵管が造影された6例中1例は摘出不能の膵癌であった. 以上,本症は臨床上長期間の上腹部痛,背部痛を訴える例が多く,心身症として治療された例もありその診断には注意を要する. 発症に関しては,膵機能検査でprovocation testの陽性例や耐糖能異常例が多いことから,背側膵管からの膵液の排泄口である副乳頭開口部における負荷が推測された.
  • 今岡 渉, 清田 啓介, 向井 秀一, 西村 和彦, 趙 栄済, 小林 正夫, 安田 健治朗, 吉田 俊一, 藤本 荘太郎, 中島 正継, ...
    1985 年27 巻7 号 p. 1299-1306_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     消化管癌に対するYAGレーザー治療は近年普及してきたが,われわれは1980年からこれまで食道癌10例,胃癌100例,大腸癌9例,計119例の消化管癌に対してYAGレーザー治療を行った.進行癌では狭窄症状の軽減,早期癌では生検陰性化(手術例では消失)で効果を判定すると全体では77.3%に有効であった.食道癌,大腸癌は全例有効であったが,進行胃癌では51.9%,早期胃癌では80.8%であった.食道癌に対しては放射線療法が特異的に有効であるため併用すると効果的である♂大腸癌の場合は特に下部大腸癌がYAGレーザーの適応となる.胃癌では進行癌の場合は噴門狭窄より幽門狭窄の場合に無効例が多かった.早期胃癌では十分な照射が行なえれぼ局所治療が可能であるが,YAGレーザーの治療成績を向上させるためには正確な診断を行い適応を選択することが重要であり,そのためには色素内視鏡,内視鏡的超音波断層法が有用である.
  • 田中 良治, 糸島 達也, 浮田 実, 伊藤 俊雄, 北代 正大, 服部 修三, 水谷 繁樹, 喜田 恵治, 長島 秀夫
    1985 年27 巻7 号 p. 1309-1314_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     肝癌の高危険群である肝硬変の中から,さらに超高危険群を腹腔鏡所見より浮き彫りにしようと試みた.腹腔鏡により肝硬変診断後1~18年の間に肝疾患で死亡した138例を対象とし,肝癌で死亡した43例と肝不全・消化管出血で死亡した95例の2群に分けた.生命表法によると肝硬変診断後の50%生存期間は肝癌死亡群,他の肝疾患死亡群各々7.0年,3.8年であった.相対危険度からみると,赤色紋理陽性例は非常に肝癌合併の危険性が高かった.数量化II類では,肝癌死亡群の特徴は重要順に赤色紋理陽性,脾が大きくないこと,番地分類法による20番地の3項目であった.そして全例の判別値より正診率を求めると75%であった.20番地の所見は諸家の報告と一致していたが赤色紋理,脾の大きさと肝癌の発生については今後に検討の余地を残した.また,今回の結果を実証する典型的な1症例を呈示した.
  • 多田 正大, 清水 誠治, 趙 栄済, 川本 一柞, 渡辺 能行, 川井 啓市
    1985 年27 巻7 号 p. 1315-1320
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     消化器のみならず,全身の諸臓器にわたって退行性変化の進行した高齢者に対して大腸内視鏡検査を行う場合,検査上の問題点は少なくない.特に検査時の腸管穿孔等の合併症を防ぐために,自験例における70歳以上の高齢者636名のべ862回の大腸内視鏡検査成績をもとに,高齢者にとって相応しい大腸fiberscopeについて検討した.その結果,細径fiberscopeを用いた場合には,中間径や太径fiberscopeを用いた場合よりも被検者の苦痛が少く,しかも回盲部への到達時間も最も短時間であった.したがって細径fiberscope(PCF,PCF-10)は小児のみならず高齢者にとっても,安全かつ確実に深部挿入ができ,理想的な大腸fiberscopeであることが強調された. あわせて高齢者に対する大腸内視鏡検査法のあり方について,前処置や前投薬のあり方についても考慮されなければならないことを強調した.
  • 長谷 良志男, 平尾 雅紀, 仲 紘嗣, 升田 和比古, 浅沼 建樹, 三浦 悟
    1985 年27 巻7 号 p. 1321-1329
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     われわれが開発してきた高張Na-Epinephrine液(HS-E)局注による早期胃癌の内視鏡的切除法を食道平滑筋腫の症例に応用し,腫瘍を安全に摘除した.症例は68歳の男性で,下部食道に隆起性病変をみとめ,内視鏡的切除のため当院に紹介された.食道造影,内視鏡及びCT所見により,病変は山田I 型の粘膜下腫瘍であり内視鏡的切除の適応であると診断した.今回われわれが施行した方法の特徴は(1)HS-E液を粘膜下に充分局注するので高周波メスの使用が容易となり,切開時及び切除後の出血を防止できること,(2)腫瘍を授動し粘膜上に引き出すのでスネアが容易にかけられ山田I 型のものも切除が可能となったことなどである.摘除した標本の大きさは15×8×6mmで,病理組織は良性の平滑筋腫であった.患者は術中術後ともほとんど出血をみとめず,epinephrineによる副作用もなかった.したがって本法は,他の消化管の粘膜下腫瘍の内視鏡的切除及び組織生検に広く応用してゆける方法である.
  • 星加 和徳, 小塚 一史, 三宅 豊治, 長崎 貞臣, 宮島 宣夫, 加納 俊彦, 内田 純一, 木原 彊
    1985 年27 巻7 号 p. 1331-1335_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     食道ポリープの2例を経験した.症例1は,35歳男性で心窩部痛を主訴とし,上部消化管造影にて食道下部に小隆起性病変を認め,内視鏡検査では,分葉した隆起性病変でありポリペクトミーにて摘出した.摘出標本は,6×5×6mm大で小隆起性病変が集簇し,組織学的所見は,fibrovascularpolypであった.症例2は,56歳男性.主訴は上腹部不快感.上部消化管造影にて,食道下部に小隆起性病変を認めた.内視鏡観察では表面平滑な小隆起性病変で,ポリペクトミーにて摘出した.摘出標本は,3×3×4mm大で,組織学的所見はfibrovas・cularpolypと考えられた.食道ポリープは稀な疾患であり,本邦においては,16例の報告を認めるにすぎない.内視鏡的ポリペクトミーは,本疾患の治療に有用であった.
  • ―その診断と内視鏡的治療について―
    矢崎 康幸, 金井 賀子, 藤本 佳範, 石川 裕司, 奥野 一嘉, 長谷部 千登美, 佐藤 仁志, 高橋 篤, 富永 吉春, 鈴木 貴久, ...
    1985 年27 巻7 号 p. 1336-1342_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     68歳女性に認められた限局性食道静脈瘤の診断と治療につき報告した.全身倦怠感と食欲不振を主訴に近医受診し糖尿病と食道下端部の隆起性病変を指摘され,精査のため当科に紹介された.食道X線検査,内視鏡検査にて食道下端3時方向に13×5mmほどの限局性のドーム状隆起性病変があり,暗青色調で鉗子で触診すると非常に軟かった.血管造影にて血管腫や動静脈奇形の所見が得られなかったので内視鏡直視下にこれを穿刺造影したところ,流入流出血管を有する限局性食道静脈瘤であることがわかった.腹腔鏡肝生検を含めた種々の検査にて門脈圧亢進の存在は否定され,頸部胸部および縦隔疾患も除外された.以上よりuphill varicesでもdownhill varicesでもない限局性食道静脈瘤と診断された.吐血の既往や易出血性所見もないことより経過観察をすすめたが,患者の強い希望で5%ethanolamine oleateを用いた内視鏡的栓塞療法を施行し,これを消失させた.
  • 永塚 健, 狩野 敦, 折居 正之, 神谷 亮一, 斉藤 裕, 小林 謙太郎, 安宅 龍一郎, 佐藤 俊一, 岩田 千尋
    1985 年27 巻7 号 p. 1345-1348_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     出血を伴った胃脂肪腫に内視鏡的ポリペクトミーを施行し,止血できた1例を報告する.症例は73歳女性で,動悸,めまいを訴え緊急入院した.検査所見では軽度の貧血を認めたが,第2病日には貧血が増強したため内視鏡を施行した.内視鏡所見では胃体下部大彎側に頂部と茎部に凝血塊を付着した潰瘍を伴う有茎性の粘膜下腫瘍を認めた.その後,第4病日にタール便を認めたため内視鏡的ポリペクトミーを施行し,術後出血なく把持摘出できた.腫瘤の大きさは2.0×2.0×3.5cmで組織学的に胃脂肪腫と診断された.胃脂肪腫は比較的稀な疾患で,外国の報告に比し本邦では出血例が少ない.文献的に調べえた出血を伴った胃脂肪腫の報告は本邦で5例あり,全例開腹手術を施行されている.本症例は内視鏡的ポリペクトミーにより止血と組織学的検索が可能であった.内視鏡的ポリペクトミーは出血を伴ったポリープ(粘膜下腫瘍)に対して有用な治療手段と考えられる.
  • 清田 啓介, 向井 秀一, 西村 和彦, 趙 栄済, 小林 正夫, 安田 健治朗, 吉田 俊一, 今岡 渉, 藤本 荘太郎, 中島 正継, ...
    1985 年27 巻7 号 p. 1349-1354_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     症例は34歳男性,約2年間にわたる頑固な心窩部及び背部痛を訴え来院した.腹部単純X線にて心窩部に石灰化陰影を指摘され,US,CT,ERCP,により,陽性石,非陽性石が混在する膵石症と診断された.膵石は膵頭部の拡張した主膵管に限局して存在したため,内視鏡的治療が可能と考え,内視鏡的乳頭括約筋切開術を施行,バスケットカテーテルにより採石に成功した.採石後特に合併症もなく,疼痛も消失し退院となった.現在術後10カ月を経過し,外来観察中であるが,自覚症状の再発はみられていない.内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)は,主に胆道系疾患の診断,治療においてその意義を確立したが,今後本例のように,膵石症の非観血的治療にとどまらず,膵疾患へのアプローチとして期待される.ESTにより膵石除去に成功し,非常に有用であると考えられたので,若干の文献的考察を加え報告した.
  • 今村 哲理, 別役 孝, 加藤 茂樹, 井林 淳
    1985 年27 巻7 号 p. 1355-1359_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     稀な消化管先天異常の1つである管腔内十二指腸憩室症(Intraluminal duodenal diverticulum以下IDDと略す)の1例を報告した. 患者は22歳の女性で,上腹部・背部痛を主訴として,昭和55年4月9日来院した. 上部消化管X線検査で十二指腸II-portionに透亮帯で囲まれた袋状陰影を認めIDDと診断した. 昭和55年7月23日ポリペクトミー用スネアを用い内視鏡的切除を行い,大きさ30×21mmのIDDを回収し,組織学的にもIDDを確認した. 内視鏡的切除後約半年間経過を観察したがまだ時に腹痛出現するため昭和56年1月27日遺残憩室を外科的に摘除した. これまでの報告例の多くは外科的憩室切除により治療が行われてきているが,内視鏡的切除で治癒せしめた報告も最近みられるようになってきており,本疾患に対して内視鏡的切除も有用なことがあり,試みてみるべき一法と考える. 本邦報告者による報告例は著者例も含めて23例を集計し得た.これらの簡単な検討も加えた.
  • 竹澤 二郎, 山田 昇司, 佐伯 俊一, 市川 邦男, 長嶺 竹明, 長坂 一三, 須賀 勝久, 下條 宏, 関口 利和, 小林 節雄, 菅 ...
    1985 年27 巻7 号 p. 1360-1366_1
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     腹腔鏡検査にて診断され,単発性の微小肝癌とされたにもかかわらず,外科的切除後約8カ月で再発し,multicentricな発癌が示唆された肝細胞癌の1例を報告する.症例は63歳の女性で,肝機能障害の精査を目的として来院した.腹腔鏡検査では肝は結節肝の像を示し,さらに肝左葉外側区に血管増生の著しい黄色調の隆起性病変を認めたため,肝硬変を伴った原発性肝癌と診断した.選択的腹腔動脈撮影でも同部位に一致して直径約2cmの腫瘍陰影を認めたため,肝左葉部分切除を施行した.腫瘍は2.0×1.9×1.2cm大で,組織診断は乙型肝硬変を伴った肝細胞癌でEdmondson分類ではII ~III であった.術前368ng/mlまで上昇した血清α-fetoprotein(AFP)は術後25ng/mlまで下降したため,治癒切除と思われたが,切除後8カ月よりAFPの再上昇を認め,CTスキャンで肝右葉前区域に再発を認めた.その後Transcatheter Arterial Embolization (TAE)を施行し,経過観察中である.
  • 1985 年27 巻7 号 p. 1369-1374
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1985 年27 巻7 号 p. 1375-1382
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1985 年27 巻7 号 p. 1383-1391
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1985 年27 巻7 号 p. 1391-1403
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1985 年27 巻7 号 p. 1403-1413
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1985 年27 巻7 号 p. 1414-1461
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
  • 1985 年27 巻7 号 p. 1462-1501
    発行日: 1985/07/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
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