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中村 志郎, 大川 清孝, 原 順一, 渡辺 芳久, 斯波 将次, 上田 渉, 渡辺 憲治, 鈴木 典子, 足立 賢治, 小畠 昭重, 押谷 ...
1996 年38 巻7 号 p.
1481-1487
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
急性出血性直腸潰瘍(AHRU)患者の多くが寝たきりであることに着目し,病因の解明を目的として,AHRU患者11例および対照患者11例を対象に,側臥位から仰臥位への体位変換による上・下部直腸粘膜血流量の変化をレーザードプラー法により検討した.側臥位での上・下部直腸粘膜血流量に,両群間で差は認めなかったが,側臥位から仰臥位への体位変換では,AHRU患者群の下部直腸においてのみ16.6±11.8%までの有意な血流量の減少を認めた.以上のような体位変換により,AHRU患者群でその病変好発部位である下部直腸に一致して有意な粘膜血流量の減少が認められたことから,仰臥位「寝たきり」という身体的な要因がAHRU発症に深く関与している可能性が示唆された.
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中村 常哉, 鈴木 隆史, 小林 世美, 中村 栄男, 谷田部 恭
1996 年38 巻7 号 p.
1488-1499
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
胃粘膜関連リンパ組織型低悪性度B細胞リンパ腫(胃MALTリンパ腫)7例を対象として胃MALTリンパ腫に対するHelicobacter pylori (Hp)の関与について検討した.Hpは6例で培養陽性,1例で培養陰性であったがその例は抗体が陽性であった.Hp除菌療法後,平均17.2カ月の経過でHpは5例で陰性,2例で陽性であった.Hpが陰性化した症例はいずれも内視鏡所見の改善(びらんの消失,潰瘍の瘢痕化,cobble stony様粘膜の改善),組織所見の改善(腫瘍細胞密度の減少)が認められた.経過中Hpが再度培養陽性となうた症例では内視鏡所見および組織所見の悪化が認められたが再除菌により所見の改善が認められた.除菌療法後Hpが培養陰性となるも
13C-尿素呼気試験陽性の症例で組織所見の改善が認められ,Hpの菌量あるいは感染密度もMALTリンパ腫の増殖に関与している可能性が考えられた.Hpは胃MALTリンパ腫の発生,増殖に何らかの影響を及ぼしていると考えられる.
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三好 広尚, 中澤 三郎, 山雄 健次, 芳野 純治, 乾 和郎, 山近 仁, 印牧 直人, 若林 貴夫, 奥嶋 一武, 岩瀬 輝彦, 滝 ...
1996 年38 巻7 号 p.
1501-1510
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
胆膵疾患40例に胆道内超音波検査を行った.方法は経皮経肝的アブローチを23例に,経乳頭的アプローチ17例のうち14例はEST後に,残りの3例はESTなしに胆道内超音波検査を行った.胆道造影像で正常胆嚢管と診断した23例において,胆嚢管は円形または類円形の管腔構造として描出され,9/23例(39.2%)は3層に,14/23(60.8%)は1層として描出された.胆嚢管病変17例では,16/17例(94.1%)で胆嚢管病変の描出が可能であり,結石と腫瘍性病変との鑑別に有用であった.とくに,胆嚢管病変17例中14例はERCPで胆嚢陰性であり,胆道内超音波検査は胆嚢陰性例に有用性の高い検査法と考えられた.
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浜本 順博, 冨松 久信, 斎藤 彰一, 市川 平三郎, 和田 了
1996 年38 巻7 号 p.
1511-1515_1
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
食道異所性皮脂腺の3例を経験した.いずれも上部内視鏡検査で中部食道に黄白色の顆粒状小隆起が散在性に認められ,ルゴール染色では不均一な不染を呈した.X線造影検査で同病変はBa斑を伴う透亮像として描出された.生検では食道上皮内に胞体の明るい細胞の集塊がみられ皮脂腺と診断された.本疾患は極めて稀とされてきたが最近,内視鏡検査で発見された報告例も増加している.本邦例を含めその臨床的特徴を検討した.
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渥美 正英, 中川 善雄, 川本 克久, 上平 博司, 平名 浩史, 竹村 典子, 多々 尚, 森本 道雄, 島 俊英, 中川 義弘, 島本 ...
1996 年38 巻7 号 p.
1516-1523
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
症例は58歳男性.既往歴では,47歳時に胃潰瘍にて胃亜全摘術.心窩部不快感にて胃内視鏡検査を施行したところ,残胃穹窿部前壁に山田III型のポリープを認め,生検にて印環細胞癌を認めたため内視鏡的切除を行った.腫瘍径12×6mmで,組織学的には過形成性ポリープの一部に印環細胞癌の集塊を認め,深達度mの完全切除であった.過形成性ポリープの印環細胞癌による癌化は極めて稀であり,若干の文献的考察を加え報告した.
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森 和弘, 秋本 龍一, 神野 正博, 鎌田 徹, 竹田 利弥, 広野 靖夫, 松村 昭宏
1996 年38 巻7 号 p.
1524-1528_1
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
胃切除後12年目に起こった急性輸入脚症候群の1例を経験し,緊急内視鏡検査を施行し保存的に軽快せしめたので,若干の文献的考察も加え報告した.症例は,54歳,男性.腹痛と嘔気を主訴に来院した.高アミラーゼ血症と腹部Computed tomography(CT)にて輸入脚の著明な拡張を認め急性輸入脚症候群と診断した・緊急内視鏡検査で内視鏡を輸入脚内に挿入したことを確認した.さらに,十二指腸粘膜に壊死など血流障害の所見も認められなかった.検査後,腹痛は軽減し,腹部CT検査でも,十二指腸の拡張は改善した.輸入脚症候群の診断および治療法として,緊急内視鏡検査は有用であると考えられた.
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大川 清孝, 谷村 慎哉, 木村 英二, 大庭 宏子, 青木 哲哉, 森吉 靖子, 根引 浩子, 山田 英明, 針原 重義, 平田 早苗, ...
1996 年38 巻7 号 p.
1529-1534_1
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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症例は69歳,男性.腹部大動脈瘤破裂にて緊急手術を行った.手術後腹部膨満感が持続し,白血球上昇,黄疸,麻痺性イレウスが出現し,術後9日めに当科を紹介された.ガストログラフィンによる注腸造影で腸管外への漏れがみられたため,緊急手術が施行された.直腸~下行結腸まで虚血性病変がみられ中心部は全層性の壊死に陥っていた.手術時すでに敗血症の状態であったが,術後経過は良好で救命し得た.
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遠山 裕樹, 芹沢 豊次, 福西 康夫, 河野 誠, 志澤 喜久, 田所 衛, 草刈 幸次
1996 年38 巻7 号 p.
1535-1540_1
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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症例は51歳,男性.タール便,上腹部痛を主訴に入院.上部内視鏡検査にて十二指腸球部に潰瘍性病変がみられ,潰瘍底の反復生検にて中分化型の肝細胞癌と診断された.経時的な内視鏡検査で潰瘍病変は隆起増大し,2カ月後にはBorrmann 1型様に変化したことが確認された.頻回のタール便に対し,止血目的に肝動脈塞栓術 (TAE) を施行,その後輸血は不要となった.本例は肝細胞癌の十二指腸浸潤を経時的に内視鏡にて観察し,TAEにて止血が得られた貴重な症例と考えられた.
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矢倉 道泰, 伊賀 大二郎, 百瀬 哲也, 三橋 容子, 上司 裕史, 原田 英治
1996 年38 巻7 号 p.
1543-1547_1
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
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肝紫斑症を合併し結節状の特異な肝表面像を呈した特発性門脈圧亢進症(以下IPHと略す)の1例を報告した.患者は41歳男性で大量の吐血で入院.腹腔鏡検査では右葉は萎縮し,左葉は大結節で被われ馬鈴薯状の再生塊もみられた.また青紫色の小斑が肝両葉に多数認められた.門脈圧は430mmH
2O,楔状生検組織では肝紫斑症(Peliosis hepatis以下PHと略す)と交通する異所性血行路が多数認められた,これまでにIPHにPHを合併した報告は2例しかなく,しかもPHと異所性血行路の交通が確認されたのは初めてである.
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水上 裕輔, 高橋 邦幸, 有里 智志, 渡 二郎, 大田 人可, 村上 雅則, 折居 裕, 櫻井 康雄, 齋藤 博哉, 真口 宏介
1996 年38 巻7 号 p.
1548-1554
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
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症例は74歳の男性.近医で胆道系酵素の上昇とUS,CTで左肝内胆管の拡張を指摘され当科を紹介された.ERCで左肝内胆管に狭窄を認め,経皮経肝胆道鏡では左肝内胆管の狭窄部に毛細血管拡張所見と粘膜の顆粒状変化を認め胆管細胞癌を疑った.胆道鏡下生検では確診に至らなかったが,胆管細胞癌の診断で肝左葉切除術を施行した.切除標本では左肝内胆管狭窄部に胆管周囲にわずかに浸潤した癌組織が確認された.比較的初期の段階での胆管細胞癌の診断に経皮経肝胆道鏡検査が有用であった.
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丹羽 寛文
1996 年38 巻7 号 p.
1557-1558
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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Gregory Van Stiegmann
1996 年38 巻7 号 p.
1559-1563
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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N. Soehendra
1996 年38 巻7 号 p.
1564
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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Norman E. Marcon
1996 年38 巻7 号 p.
1565
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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鈴木 博昭
1996 年38 巻7 号 p.
1566-1568
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
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幕内 博康
1996 年38 巻7 号 p.
1569-1571
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
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田中 三千雄
1996 年38 巻7 号 p.
1572-1574
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
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三輪 剛
1996 年38 巻7 号 p.
1575-1576
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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1996 年38 巻7 号 p.
1577-1633
発行日: 1996/07/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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