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田口 夕美子, 宮岡 正明, 小田 智子, 糸井 隆夫, 斉藤 利彦, 味岡 洋一
2000 年42 巻3 号 p.
247-257
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
大腸のserrated adenoma(SA)212病変について内視鏡所見,病理組織所見K-ras codon12とp53変異について検討した.頻度は大腸ポリープの0.9%,男女比1:0.3,平均年齢57.3歳で,その特徴的な内視鏡像は発赤調で鱗状ないし花弁状の隆起で,76.8%に認められた.その他,過形成性ポリープ(HP)様の扁平隆起が16%,結節集簇様隆起が5%,若年性ポリープ様隆起が3%であった.担癌率は3.3%で,通常のadenomaと差がなかった.構成組織はSAF一型は29.7%と少なく,HP混在型が42.5%と最も多かった.p53は11%にfocalな陽性像を示したが,PCR-PHFA法による検討ではK-ras codo1/12の点突然変異は9.1%と低率なことより,その進展は,通常のadenoma-carcinoma sequenceと異なることが示唆された.
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竹下 政一, 明石 隆吉, 相良 勝郎, 尾田 恭, 清住 雄昭, 蔵野 良一, 目良 清美
2000 年42 巻3 号 p.
258-261
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
症例は73歳女性.中部食道に径5mmの小隆起性病変を認め,内視鏡的に切除した.病理組織学的には小細胞型未分化癌で,深達度はm
3であった.遺残,遠隔転移は陰性であったが,術後にcarboplatin 600mg+etoposide 100-140mgの化学療法を2クール追加した.切除後2年4カ月後の現在まで経過は良好で再発は認めていない.食道の小細胞型未分化癌を粘膜癌のうちに発見し内視鏡的に切除した報告は現在までなく,極めて稀と考えられた.
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日比野 清富, 吉田 利明, 相原 真理子, 田村 淳, 宮田 充樹, 春日井 邦夫, 内海 恵子, 山本 雅敏, 水野 宏, 仁田 正和
2000 年42 巻3 号 p.
262-265
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
症例は48歳,男性.左腎癌摘出後6日目に下血し,上部消化管緊急内視鏡検査を施行した.胃内に大量の凝血塊が存在したため,内視鏡先端にラッパ型の透明フードを装着し吸引除去した,その結果観察が容易となり,胃底部のDieulafoy-ulcerに対し内視鏡的止血術を行い止血した.緊急内視鏡時に胃内に大量の凝血塊が存在すると観察や止血術が困難である.Dieulafoy-ulcer出血による凝血塊除去に対してラッパ型透明フードが有用かつ安全な方法であった.
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浅田 康行, 宗本 義則, 藤沢 克憲, 笠原 善郎, 三井 毅, 飯田 善郎, 三浦 将司, 藤沢 正清, 登谷 大修, 田中 延善
2000 年42 巻3 号 p.
266-271
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
患者は80歳女性.食欲不振で来院し,胃内視鏡検査で胃体下部大彎に多発性粘膜下腫瘍(SMT)様病変を認め,生検の結果は腺癌であった.胃X線検査及びEUSで進行胃癌と診断し,毛術を行なった.病変は長径約8cmの範囲の多発性SMT様病変で,最も肛門側の隆起のみが中心陥凹を有し,組織学的にも原発巣と考えられた.著明なリンパ球浸潤を伴う低分化腺癌で,深達度seであった.多発SMT様病変はリンパ行性の壁内転移巣と考えられた.
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阿部 光将, 小笠原 宏行, 佐藤 秀樹, 吉波 尚美, 高顯 純平, 新谷 弘幸, 金 龍起, 池田 英, 勝馬 芳徳
2000 年42 巻3 号 p.
272-276
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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症例は肝硬変・慢性腎不全の69歳男性.タール便にて入院となり,内視鏡的結紮術にて治療した十二指腸静脈瘤からの再出血を認めた.N-butyl-2-cyanoacrylate(ヒストアクリル)を用いた内視鏡的硬化療法にて止血され,腹部単純X線検査・3D-CT検査にて静脈瘤内のヒストアクリルポリマーが描出された.その後再出血や遠隔他臓器の塞栓症状等認めず,ヒストアクリルを用いた硬化療法の有用性が示唆された.
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水島 孝明, 松村 直樹, 越智 浩二, 加藤 匡宏, 蓮岡 英明, 鶴見 哲也, 澤 公成, 原田 英雄
2000 年42 巻3 号 p.
277-281
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
症例は66歳の女性で主訴は便への血液付着.気管支喘息にて通院治療中に,誘因なく便に血液が付着していることに気がついた.内視鏡検査では横行結腸に1発性の潰瘍性病変を認める以外に異常なし.無治療経過観察で3週間後の注腸検査では,潰瘍病変が認められた部位は潰瘍瘢痕となっていた.4週間後の内視鏡検査でも潰瘍の部位は潰瘍瘢痕のみで,他に異常は見られなかった.自覚症状は一度便に血液が付着した以外はなく,その後も症状なし。2回の内視鏡検査時に行った病変からの病理組織検査ではいずれも非特異的炎症性変化のみで,悪性所見は認められなかった.2年経過したが消化器の症状はなく,内視鏡検査でも潰瘍瘢痕のみであった.興味ある経過をとった大腸の急性潰瘍性病変と思われた.
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梶原 寛子, 須藤 晃司, 田中 正則, 福士 勝久, 中嶋 均, 工藤 一, 棟方 昭博
2000 年42 巻3 号 p.
282-285
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
症例は30歳の女性,突然の血性下痢と腹痛を訴え当院を受診した.大腸内視鏡検査では下行結腸に潰瘍が多発し浮腫が強く,注腸造影検査ではthumb printing像を認めた.経過と画像所見からは虚血性大腸炎を第一に考えたが,便培養の結果サルモネラ繭が検出された.抗生物質の投与で症状が改善し下行結腸の潰瘍,浮腫も改善した.本症例ではサルモネラ感染を契機に,腸管に虚血性大腸炎に類似した変化が引き起こされていたと考えられた.
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服部 克哉, 荒井 順也, 佐藤 浩一郎, 林 重之, 古谷 正伸, 井上 博和, 石塚 俊一郎, 小川 聡, 佐藤 正弘, 前谷 容, 五 ...
2000 年42 巻3 号 p.
286-290
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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症例は63歳男性.平成8年1月に急性膵炎で入院し,保存的治療にて軽快した.同年6月に右季肋部痛を主訴に急性膵炎で再度入院した.腹部超音波検査は肝内に高エコー像を示したが,CT,ERCPでは過去2回の検査時と同様に肝内胆管を含め異常はなかった.超音波下に高エコー像に対してPTCを行ったところ,B6が造影され透亮像が存在した.PTCSで肝内コレステロール結石症と診断し除石した.以後膵炎発作はない.
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多田 知子, 浮田 雄生, 井上 博和, 小川 聡, 佐藤 正弘, 前谷 容, 五十嵐 良典, 酒井 義浩, 吉田 行哉, 早川 和雄
2000 年42 巻3 号 p.
291-295
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
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症例は65歳の男性で,49歳時に膵管空腸側々吻合術,肝管空腸吻合術を受けている.腹痛があり膵石を指摘され入院した.ERCPでは,十二指腸後壁側に主膵管と交通する瘻孔と膵胆管合流異常があった.拡張した主膵管と遺残総:胆管内に結石が存在し,ESWL,ESTを施行し砕石した.結石分析はいずれも炭酸カルシウム93%であった.膵管十二指腸瘻の報告は稀であり,遺残総胆管内に存在した膵石を内視鏡的に治療し得たので報告した.
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西田 勉, 柴田 道彦, 佐藤 智信, 春名 能通, 宮本 岳, 神田 勤, 山本 重孝
2000 年42 巻3 号 p.
296-301
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
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症例は64歳男性.昭和60年10月よりHCV陽性肝硬変にて通院中,平成5年9月に肝細胞癌(HCC)の診断,以後HCCに対し計6回の肝動脈塞栓療法(TAE)を行った.平成8年5月腹部CTにてHCC再発を認め,入院待機中に吐血し,緊急入院となった.内視鏡にて十二指腸球部からの出血を認めたが,保存的治療にて止血した.HCCに対しChemolipiodolization施行.治療後内視鏡にて球部後壁から球後部に腫瘍を認め,生検,AFP染色,画像検査からHCCの十二指腸球部直接浸潤と診断した.以後,HCCの縮小を認めたが,平成9年5月にも十二指腸同部位にHCC浸潤を伴い再発.TAE及び経皮的エタノール注入療法施行し,再び十二指腸内腫瘍縮小を認めた.しかし平成10年1月HCC再発による肝不全で死亡した.本症例はHCC十二指腸浸潤による消化管出血が原発巣への内科的治療にて止血が可能であり,その経過を内視鏡にて観察し得た貴重な症例のため報告した.
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境 吉孝, 藤田 直孝, 野田 裕, 小林 剛, 木村 克巳, 八子 章生, 松永 厚生, 結城 豊彦, 野村 美樹子, 佐藤 匡, 石田 ...
2000 年42 巻3 号 p.
302-307
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
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膵胆道系病変に対するIntraductal Ultrasonography(IDUS)の操作性の向上を目的として,新型のガイドワイヤー誘導式細径超音波プローブ(以下GW式プーブ)を開発し,その有用性に関して検討した.GW式プローブでIDUSを施行した群(以下GW群)と,ガイドワイヤーを使用しない従来型の群(以下従来群)に分け(1)目的管腔への挿入率(2)胆管癌症例における狭窄部通過率(3)検査施行後の血清アミラーゼ値の推移および(4)偶発症について各々比較検討した.その結果(1)EST未施行例における胆管,膵管への挿入率はGW群で100%,100%,従来群で86%,96%(2)狭窄部通過率はGW群で100%,従来群で43%(3)検査後の高アミラーゼ血症の割合は両群間に有意差を認めず(4)隅発症に重篤なものはみられなかった.以上よりGW式プローブは経乳頭的アプローチでのIDUSにおいて操作性,挿入性および耐久性に優れ,更に偶発症も少ないため有用と考えられた.
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金子 榮藏, 原田 英雄, 春日井 達造, 小越 和栄, 丹羽 寛文
2000 年42 巻3 号 p.
308-313
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
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日本消化器内視鏡学会
2000 年42 巻3 号 p.
317-320
発行日: 2000/03/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
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