カプセル内視鏡は,被検者が自ら飲み込むだけで検査を行うことができる,新しい21世紀の内視鏡検査法である.現在最も普及しているのは,小腸を対象とした画像撮影専用タイプ(PillCam
TMSB, GIVEN Imaging社)である.このカプセル内視鏡の最大の適応は,胃内視鏡や大腸内視鏡などで異常所見を認めない原因不明の消化管出血で,クローン病やNSAIDsによる副作用の評価,遺伝性ポリポーシスのサーベイランスも適応とされている.欧米ではすでに多数例が行われ,日本でも臨床治験が終了し現在認可申請中である.最近,食道専用の新しいカプセル内視鏡(PillCam
TMESO)が開発され,欧米で認可を受けた.さらに大腸用のカプセル内視鏡も開発中で,国産の小腸用カプセル内視鏡も臨床治験が開始された.近い将来,これらの新しいカプセル内視鏡によって消化器内視鏡診断や治療が劇的に変化し,より侵襲が少ない高度な医療が可能になるものと期待される.
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