巻号一覧
49 巻, 12 号
選択された号の論文の13件中1～13を表示しています
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―第2報―日山 亨, 田中 信治, 吉原 正治, 茶山 一彰2007 年 49 巻 12 号 p. 2947-2952
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー平成16年以降に判決が出され,検索可能であった消化器内視鏡検査・治療が関係した民事裁判判決7例をリスクマネジメントの観点から検討した.平成15年までの事例と比較するとERCPやESTといった膵胆道系内視鏡が関係した事例が増え,また,新たに超音波内視鏡が関係した事例も認められた.これら裁判の判決文の検討を通して,消化器内視鏡治療・検査における現時点での,(1)具体的な予見義務や回避義務の内容と,必要な知識や技術,(2)患者側に行うべき指導や説明等の内容,について検討した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2793K) -
石井 明子, 千野 修, 西 隆之, 木勢 佳史, 劔持 孝弘, 田島 隆行, 山本 壮一郎, 原 正, 島田 英雄, 幕内 博康2007 年 49 巻 12 号 p. 2953-2961
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー食道類基底細胞癌について自験例14例の内視鏡診断,臨床病理学的特徴,治療成績などを検討した.平均年齢は66歳で男性13例,女性1例.肉眼病型は表在癌8例では0-I sep3例,0-Ipl3例,0-Ip,0-IIa+IIc各1例で全て隆起型,進行癌6例は1型2例,2型1例,3型3例であった.生検組織診断は3例を除き高分化～低分化型扁平上皮癌であった.治療方法は外科的切除術12例(1例に術前後補助化学療法,2例に術後補助化学療法,1例に放射線治療を追加),1例は多発性肺転移を認め化学療法を施行し,1例は脳転移に対し放射線治療のみを施行した.無再発生存は8例である.また,本邦報告例75例を集計し,自験例とあわせて臨床病理学的検討と文献的考察を加えた.食道類基底細胞癌は上皮下発育を主体とする粘膜下腫瘍様の形態をとることが多く,脈管内侵襲が高度で予後不良などの特徴が指摘できた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (10874K) -
西山 竜, 荻原 章史, 中河原 浩史, 宇野 昭毅, 大谷 豪, 中島 典子, 小橋 恵津, 田中 直英, 岩崎 有良, 森山 光彦, 絹 ...2007 年 49 巻 12 号 p. 2962-2971
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は45歳,男性.胃部不快感を主訴に入院となった.上部消化管内視鏡検査では,胃に散在する紅斑,十二指腸下行脚に潰瘍,びらんを認めた.入院後腹痛は心窩部から下腹部に移動し,下部消化管内視鏡検査では,びまん性に紅斑を認めた.入院後,紫斑が出現し,皮膚生検よりSchonlein-Henoch紫斑病と診断された.胃,大腸において特異な内視鏡像を呈したSHPの1例を経験したので報告する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (14632K) -
村山 淳子, 宮谷 博幸, 牛丸 信也, 本田 英明, 澤田 幸久, 中島 嘉之, 宇賀 神卓広, 鷺原 規喜, 吉田 行雄, 吉田 卓義2007 年 49 巻 12 号 p. 2972-2977
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は71歳,女性.S状結腸癌からの転移性肝癌に対する肝部分切除術後,肝動注化学療法を行った.動注療法の14カ月後,胃十二指腸動脈起始部の仮性動脈瘤が十二指腸へ穿破したことにより吐血した.血管造影下に動脈瘤をコイル塞栓し,止血に成功した.また,胃内腔への動注カテーテルの逸脱も認めたため,内視鏡下に切断した.動注カテーテルによる合併症のうち,本例のように消化管逸脱,さらに仮性動脈瘤が消化管穿破した報告は他になく,貴重な症例と考え報告する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (7758K) -
吉井 新二, 黒河 聖, 今村 哲理, 安保 智典, 本谷 聡, 前田 聡, 小澤 広, 萩原 武, 西岡 均, 後藤 田裕子, 村岡 俊二 ...2007 年 49 巻 12 号 p. 2978-2983
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー:56歳女性.大腸内視鏡検査にて下部直腸に径10mmの粘膜下腫瘍を認めた.超音波内視鏡検査にて,第2～3層に主座を置く低エコー性病変とその中心部に石灰化を疑うストロングエコー像を認めた.内視鏡的切除術を施行し,病理所見はcarcinoid tumor,深達度sm,lyO,v1で,腫瘍部中心に石灰化所見を認めた. 消化管カルチノイド腫瘍の石灰化例は稀で,若干の文献的考察を加えて報告する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (8984K) -
千田 永理, 東田 明博, 芦田 兆, 奥谷 俊夫, 山田 元, 藤盛 孝博, 野村 明成, 長谷川 傑, 坂井 義治, 平塚 拓也, 桜井 ...2007 年 49 巻 12 号 p. 2984-2990
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は57歳男性.CA19-9高値を契機に受診した.これまで便通異常,腹部症状ともに自覚せず.大腸内視鏡にて区域性腸炎を呈し,上行,下行結腸に各々IIa,Isp型の隆起性病変が認められた.全大腸炎型潰瘍性大腸炎に合併したhigh grade dysplasiaおよびcolitic cancerと診断し大腸全摘術を施行した.UCの初回診断時にcolitic cancerを認めた例は稀であり,分子生物学的マーカーを含めたハイリスク因子について考察する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (12513K) -
井上 健, 金政 秀俊, 井上 香織, 松本 匡史, 牧 和夫, 梶田 芳弘, 光藤 章二, 片岡 慶正, 岡上 武2007 年 49 巻 12 号 p. 2991-2997
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー症例は50歳,男性.2006年2月から上腹部痛が出現し当院受診.上部消化管内視鏡検査で胃体下部から胃角部の小轡に大きな粘膜下腫瘍を認めた.腹部CTにて同部に石灰化を認めた.EUS,EUS-FNAにて悪性腫瘍を否定できないため幽門側胃切除術を施行した.病理組織像は膵石を伴う異所性膵であり,慢性膵炎の急性増悪像を呈していた.上腹部痛を伴い,内部に膵石を合併した胃異所性膵の症例を経験したので報告する.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (7833K) -
石黒 保直, 宮倉 安幸, 安田 是和2007 年 49 巻 12 号 p. 2998-2999
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (2140K) -
伊藤 紗代, 須田 浩晃, 前谷 容2007 年 49 巻 12 号 p. 3000-3001
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
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山本 博徳2007 年 49 巻 12 号 p. 3002-3008
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー大腸癌の増加に伴い大腸内視鏡の需要は高まっている.安全かつ確実で技術の習得が容易な方法として大腸用ダブルバルーン内視鏡による挿入法を解説した.ダブルバルーン内視鏡はバルーン付オーバーチューブで腸管の伸展を防止し,内視鏡シャフトにくわえた挿入力を有効に内視鏡先端に伝える方法である.内視鏡挿入に有利な形に腸を整えながら無理なく挿入していくため,披検者の苦痛も小さく,確実性が高い.通常内視鏡挿入困難例における全大腸内視鏡挿入も可能とする.また,挿入性のみでなく操作性にも優れ,内視鏡治療にも有用である.挿入法の習得には原理をよく理解し,無理のない操作に心がけることが重要である.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (11341K) -
瀧藤 克也, 永井 祐吾, 一瀬 雅夫, 山上 裕機2007 年 49 巻 12 号 p. 3009-3015
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリー:1991年より食道粘膜下腫瘍(平滑筋腫)27例に対して,食道内視鏡下に粘膜切開を先行させて水圧を利用して切除する方法を考案し,切除を行った.術前に超音波内視鏡を行って,粘膜下層由来の腫瘍で腫瘍外側に粘膜下層の高エコー層が存在することを確認しておく.処置用2チャンネル内視鏡を,オーバーチューブを介して食道内に挿入し,まず最:初に高周波針状メスで腫瘍直上の粘膜を十分切開し,腫瘍の表面を完全に露出する.その後に粘膜切開口を介して腫瘍を把持し,生理食塩水をフラッシュして,水圧により腫瘍と粘膜下結合組織を剥離し,腫瘍を食道内腔に完全に露出してから,腫瘍を把持鉗子で牽引し,高周波スネアで切除する.その後内視鏡クリップで切開粘膜を縫縮する.切除した腫瘍の大きさは0.8～4.5cm,平均1.8cmで,最大径4.5cmの紡錐形腫瘍を含め25例(92.6%)で1括完全摘出できた.切除後の潰瘍は粘膜をほとんど切除しないため全例1週間以内に治癒した.完全切除できた25例では再発を認めていない.合併症は長径2.4cmの1例に縦隔気腫を生じたが,5日間の絶食で治癒した.食道粘膜下腫瘍に対する内視鏡下核出術のポイントは,超音波内視鏡により腫瘍外側と固有筋層の間に高エコー層を確認しておく必要があり,必ず粘膜切開を先行させて腫瘍表面を十分露出しておくことが肝要である.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (12906K) -
責任者：藤田 直孝藤田 直孝2007 年 49 巻 12 号 p. 3016-3018
発行日: 2007年
公開日: 2024/01/29
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2007 年 49 巻 12 号 p. 3023-3025
発行日: 2007/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (2056K)
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