【背景】「内視鏡検査におけるsedationの呼吸抑制が予測可能であるか」について検討した. 【方法】手術前に呼吸機能検査とsedationを行って大腸内視鏡検査を受けた211例の呼吸循環動態について検討した. 【結果】SedationによるSpO
2の低下は平均6.0%であり,sedationを行う前のSpO
2に比べ有意に低下していた.SpO
2<90%まで低下する呼吸抑制は,年齢が高く,身長が低く,体重が軽く,男性より女性に多く認められ,さらに肺活量と検査前SpO
2の影響を受けていた.ROC解析による呼吸抑制の予測診断では,年齢,身長,肺活量,検査前SpO
2の4因子モデルによるAUCは0.79であった.肺活量の代用として,予測肺活量を年齢と身長から算出し,予測肺活量と検査前SpO
2の2因子モデルから求めたAUCは0,77で,4因子に比べ,わずかに低いが遜色はみられなかった. 【結論】予測肺活量と検査前SpO
2,による呼吸抑制の予測は,簡単で有用と考えられた.
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