・地域住民の生活における, あらゆる健康問題に第一に対応していくのがプライマリ・ヘルスケアである
・医療は地域社会における基本的必要資源のひとつにすぎない
・医療機関に訪れる人だけでなく, 訪れない人のことも考えることが大切である
・集団への考え方と住民個人の思いは必ずしも一致しない
・一人のスタッフとして参加し, 様々なジレンマの中で意志決定していくプロセスを経験することで, 理論と現実のギャップを実感することができる
・指導者自身が地域社会に関わる楽しさや苦しさを理解しているか振り返ってみるとよい
・地域での講演などに, 企画立案段階から学生に参画させ, 講演の中に地域診断の要素を組み込ませた上で発表の機会を設けるとよい
・患者のふるさとを訪問してくることは, 生活環境を知る上で役に立つ
・地域活動には積極的に参加させ, 住民と対話し, 活動自体も楽しむことができる機会を設けるとよい
・地域住民とどれだけ対話できたかは, 評価指標になりうる
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