地質学雑誌
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121 巻 , 12 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
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総説
  • 吉田 晶樹
    121 巻 (2015) 12 号 p. 429-445
    公開日: 2016/03/15
    ジャーナル フリー
    プレートテクトニクス理論確立後の1970年代半ばに,プレートに働くさまざまな力が分類され,それらの大きさについて定量的な議論が行われるようになった.この研究はプレート運動を球面上の剛体的な回転運動として扱うことで可能であり,地表のテクトニックな情報のみを用いた理論解析の結果,スラブ引っ張り力がプレート運動の主要な原動力の候補とされてきた.しかし実際のプレートは有限の粘性率を持つので,完全な剛体運動をするのではなく,内部変形をしながら運動しているはずである.最近のマントル対流の数値シミュレーション結果や大規模地下構造探査による地震学的証拠から,プレート直下のマントルの流れが生み出すマントル曳力もプレート運動や大陸移動の主要な原動力となり得ることが明らかになってきた.その場合,プレート運動や大陸移動の原動力として,スラブ引っ張り力とマントル曳力のどちらが大きいのかという新たな難題が生まれる.
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論説
  • 三宅 由洋, 田中 均, 高橋 努, 赤星 征典, 島田 駿祐
    121 巻 (2015) 12 号 p. 447-462
    公開日: 2016/03/15
    ジャーナル フリー
    九州の熊本県八代山地の先外和泉層群の層序はこれまでにもいくつか提案されているが,最近の報告間には八竜山層,袈裟堂層および今泉川層の分布・層序に相違がある.そこで,本研究では日奈久帯中部の先外和泉層群の層序および地質構造の全体像を調査した.調査の結果,層序は下位から川口層,八竜山層,袈裟堂層および今泉川層であることがわかった.また,調査地東部では袈裟堂層と今泉川層は分布が確認できるが,西部では袈裟堂層の分布のみが見られなくなることがわかった.地層群間の関係は,従来報告されていたように,八竜山層と袈裟堂層は整合,八竜山層と今泉川層は非整合関係であることが確認できた.一方で,従来の報告とは異なり,調査結果は袈裟堂層と今泉川層の関係が傾斜不整合であることが明らかになった.これは,今泉川層の堆積以前のバレミアン〜アプチアン期に,八竜山層と袈裟堂層が褶曲したことを示している.
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口絵
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