地質学雑誌
Online ISSN : 1349-9963
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125 巻 , 11 号
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論説
  • 金子 一夫, 長田 充弘, 高地 吉一, 山本 鋼志, 大藤 茂
    2019 年 125 巻 11 号 p. 781-792
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2020/03/26
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    電子付録

    中部日本に分布する白亜紀から古第三紀にかけて活動したとされる酸性火山岩類の内,富山県に分布する太美山層群の試料からジルコンを抽出し,レーザーアブレーション・誘導結合プラズマ質量分析装置(LA-ICPMS)を用いてジルコンU-Pb年代を測定した.その結果,凝灰岩および溶結凝灰岩で約70Ma,貫入岩で約67MaのジルコンU-Pb年代値が得られた.既報の黒雲母K-Ar年代値やジルコンFT年代値は若返りの年代を示している解釈できる.これにより,太美山層群の活動時期は従来から言われていた古第三紀より古く,白亜紀末であった蓋然性が高い.

  • 超丹波帯・丹波帯の地質構造発達史と上林川断層の横ずれインバージョン
    亀高 正男, 菅森 義晃, 石田 直人, 松井 和夫, 岸本 弘樹, 梅田 孝行, 東 篤義, 山根 博, 杉森 辰次, 魚住 誠司, 永田 ...
    2019 年 125 巻 11 号 p. 793-820
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2020/03/26
    ジャーナル フリー

    舞鶴-小浜地域の5万分の1精度の地質図を新たに作成し,上林川断層の破砕帯の観察結果などと合わせて,超丹波帯と丹波帯の地質構造発達史を検討した.超丹波帯は後期ペルム紀〜三畳紀(?)付加体の上月層・大飯層・氷上層に,丹波帯はジュラ紀付加体の周山・雲ヶ畑・灰屋・鶴ヶ岡・由良川の5つのコンプレックスと古屋層に区分される.これらの地質体は衝上断層によって境され,大局的には北に向かって構造的上位かつ古い地質体が分布するパイルナップ構造を形成している.超丹波帯および丹波帯は東西~北西-南東走向で西〜北西に傾斜した軸を持つ半波長数kmの褶曲構造を形成している.この褶曲構造を切って北東-南西方向に,左横ずれカタクレーサイト帯を伴う地質断層としての上林川断層が延びている.活断層としての上林川断層は右横ずれ成分が卓越し,より古い地質断層の一部が横ずれインバージョンによって再活動していることが判明した.

Letter
  • Hiroyuki Hoshi
    2019 年 125 巻 11 号 p. 821-825
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2020/03/26
    ジャーナル フリー

    This paper presents a paleomagnetic test for the correlation of tephra over large areas. A recent preliminary investigation suggests the possibility, based mainly on geochemical data, that the Pliocene Wakebe tephra in the lower Kameyama Formation of the Tokai Group is correlative with a widespread tephra in central Japan that was deposited in a normal polarity subchron of the Gauss Chron (C2An). Here, new paleomagnetic data are presented to show that reverse polarity remanent magnetizations are recorded in the Wakebe tephra and in siltstones located immediately above and below the tephra. The results do not support the preliminary correlation of the Wakebe tephra with the widespread tephra of normal polarity, and correlation with this tephra needs to be reconsidered. The Wakebe tephra was deposited between ~3.95 Ma (age of the underlying Akogi tephra) and 3.596 Ma (Gauss-Gilbert boundary age) in the late Gilbert Chron (C2Ar).

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