地質学雑誌
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44 巻, 527 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 中尾 清藏
    1937 年 44 巻 527 号 p. 713-721
    発行日: 1937年
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 島倉 巳三郎
    1937 年 44 巻 527 号 p. 722-730
    発行日: 1937年
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 渡邊 貫
    1937 年 44 巻 527 号 p. 731-744
    発行日: 1937年
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 山口 鎌次
    1937 年 44 巻 527 号 p. 745-773
    発行日: 1937年
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 金原 均二
    1937 年 44 巻 527 号 p. 781-786
    発行日: 1937年
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    地質調査所の所藏する標本の中の數種を選んで記載を試みた。1) Melongena sazanami(新種) 技師佐藤源郎學士は「高梁」圖幅地質調査に際し多くの新第三紀貝化石を採集せられた。蒐むる所悉く植月津山兩統に屬する地層からである。中國地方新第三紀層の一般たる周知の如くVicarya callosa JENKINSを伴へる暖海性動物群を含める事であるが, 茲に記載するメロンゲナも亦その分布は「印度-太平洋區域」に限つて産する暖海屬である。佐藤學士によつて獲られた此新種は特徴ある漣状の縲状彫刻を具へ, ジャワ"の始新統より産する1種に近似する。2) Turritell (Haustator) sakakurai (新種) 眞岡統の長島貝殻層及び布禮頁岩層は北海道の幌内統及び常磐の淺貝砂岩に對比され得る動物群を含むが, 荒貝噴出岩層をへだてて上位にある本斗統の最下部たる八眺嶺硬質頁岩層は一般に化石に乏しい。三菱鑛業の坂倉勝彦學士は南樺太南名好川上流からTurritellaの1種を本硬質頁岩層から採集せられて筆者に贈られた。之を檢するに縲塔極めて秀でた特異な1種である。類似した種若しくは近縁の種は我國からは未だその産出を聞かない。3) Cuspidaria (Cardiomya) makiyamai (新種) 東大地質教室に槇山教授採集によるCuspidariaが保存せられてある。常磐地方によく發達する淺貝砂岩層より産出した化石で, 亞屬Cardiomyaに屬する。Cardiomyaは米國加州の始新統に甚だ多く發見されるのは注意を惹くが, 更に注意すべきはジャマイカ(Jamaica)の漸新統より産するCuspidaria craspedonica DALL に酷似する事である。終りにのぞみ, 發表を許可せられたる山根所長, 種々御教示をいただいた渡邊技師, 槇山教授, 黒田, 大塚, 大炊御門, 池邊, 鈴木諸氏に厚く御禮申し上げる。〓御多忙中にも拘わらず檢閲の勞をとられた渡邊技師, 標本を提供せられた槇山教授, 佐藤技師及坂倉學士に深く感謝の意を表する。
  • 淺野 清
    1937 年 44 巻 527 号 p. 787-790
    発行日: 1937年
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    日本産Elpidiumの種の數は, 現在10種知られているが, 中1種は, 北海道の瀧川層, 樺太の圓山砂質頁岩層, 並に仁瀧層から多數産出する。北米西海岸の更新世から報告されてゐる。E., oregonese CUSHUMAN and GRANTに甚だ近いが, 臍部形態の相違に依つて, 別種と考へ, E.,ezoense n., sp.,なる名稱を與へた。本種は, 常にPecten takahashii YOKOYAMAに伴つて産出することから鮮新世有孔蟲と考へられる。〓ほPecten takahashiiの産地で本有孔蟲の發見されない箇所もあるが, それは今後發見の見込があるものと信ぜられる。斯の如く, 興味ある有孔蟲の1新種を提供された東北帝大, 遠藤講師, 稻井講師並に, 北海道帝大, 佐々助教授に深甚な謝意を表す。
  • 金原 均二
    1937 年 44 巻 527 号 p. 791-796
    発行日: 1937年
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    地質調査所技師飯塚保五郎氏は北海道中央部惠岱別油田の地質を調査せられた際に若干の貝化石を採集せられた。之を檢するに總數22種, 中現棲種は半ばを越えない。同技師による地層細別は, 下より惠岱別暗補灰色頁岩層, ニナラ頁岩質岩層, 信砂(ノブシヤ)硬質岩層, チパペリ砂質頁岩層, 北龍砂岩層である。惠岱別暗灰色頁岩層は最も化石に富むが, 總數は至つて少い。大體下部より上部にわたつて, 北海道中部の川端-追分兩統に對比せられるゝ如くである。發表を許可せられた山根所長, 材料を提供せられ且種々御教示を賜はつた飯塚技師に厚く感謝の意を表する。
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