日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
18 巻, 1 号
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  • 山田 正篤
    1981 年 18 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 1981/01/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 長谷川 和夫
    1981 年 18 巻 1 号 p. 9-18
    発行日: 1981/01/30
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • 連続剖検1564例について
    岩崎 勤, 蔵本 築, 松下 哲, 三船 順一郎, 坂井 誠, 赤星 正純, 萬木 信人, 杉浦 昌也, 村上 元孝, 大津 正一
    1981 年 18 巻 1 号 p. 19-24
    発行日: 1981/01/30
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    老年者連続剖検1564例中急死例 (急変より6時間以内に死亡した症例) 230例 (14.7%) を認めた. 直接死因の診断率は50.4%で, その死因は心死が70例 (30.4%), 窒息48例 (20.8%), 肺炎25例 (10.8%), 大動脈瘤破裂17例 (7.4%), 脳血管障害15例 (6.5%), 消化管出血12例 (5.2%), その他9例, 不明34例であった. 死因別診断率では消化管出血83.3%, 脳血管障害73.3%と高く, 大動脈瘤破裂は, 35.3%と低かった. 基礎疾患では循環器疾患が91例 (39.6%), 呼吸器疾患が52例 (22.6%), 消化器疾患が37例 (13.5%), 脳神経疾患が31例 (13.5%) であった. 基礎疾患の診断率は, 87.4%を示した. 窒息例の基礎疾患の約半数近くの22例が呼吸器疾患であり, 肺炎11例, 肺癌4例などであった. 全急死中の56例 (24.3%) が瞬間死 (急変より5分以内の死亡) であり, 心死44.6%, 窒息26.7%, 大動脈瘤破裂10.7%であり, 全心死中半数 (50%) が瞬間死で, 全大動脈瘤破裂中35%が瞬間死を示した. 病院外で死亡した症例は55例で, その直接死因として窒息が18例と多く, 次いで脳血管障害9例であった.
    老年者急死例はその原因が多様であり, 生前診断が困難な症例も多く, 老年者疾患の特徴である症状が非典型的であり, また症状の乏しいことを考慮に入れることが重要と思われる.
  • 特に ST Map について
    岩崎 勤, 蔵本 築, 松下 哲, 萬木 信人, 加藤 洋一, 植山 千秋, 村上 元孝, 村山 正博
    1981 年 18 巻 1 号 p. 25-32
    発行日: 1981/01/30
    公開日: 2009/11/24
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    老年者虚血性心疾患で虚血の程度とその範囲を検討するため, イソプロテレノール (ISP) 負荷を行い, その前後の ST-Map を比較し, ISP負荷 mapping 法の有用性について考察を加えた.
    虚血性心疾患15例と高血圧, 左脚ブロックなど5例 (コントロール) においてISP 0.02μg/kg/minを5分間静注した. 負荷前後で, 胸壁及び背部における87電極から作成した心臓電位図 (Map) を作成した. 心電図のJ点より20msの時点のST部分を ST-Map とした.
    結果: 虚血性心疾患において正中線から左腋窩まで広範囲の陰性化がISP負荷後認められた. この陰性は負荷2分で軽度出現し, 5分で拡大増強した. 著明な陰性化を示した1例でISP負荷後のTl-201心筋スキャンで欠損が認められた. 負荷前後のSTの差より求めた図 (ST-Departure Map) ではSTの変化が直接観察できた. この図で最大ST陰性値の部位は15例中6例で通常の12誘導心電図の電極の位置と一致したが, V3, V4, V5より約1肋間上に6例で認められた. 最大ST低下値はΣST低下とr=0.90の相関を示し, V5のST低下値とΣST低下の相関 (r=0.7) より大であった. コントロール群ではST低下はその範囲が小さく, 虚血性心疾患と差を示した. 以上よりISP前後の多数電極による ST-Map を比較し, 12誘導心雷図では得られない種々の情報が得られることが判明した.
  • 1981 年 18 巻 1 号 p. 33-61
    発行日: 1981/01/30
    公開日: 2009/11/24
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