日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
19 巻, 2 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • とくに血清脂質を中心として
    大島 研三
    1982 年 19 巻 2 号 p. 89-94
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 太田 邦夫, 三井 洋司, 鈴木 堅之, 松平 寛通, 江上 信雄
    1982 年 19 巻 2 号 p. 95-109
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 勝沼 英宇
    1982 年 19 巻 2 号 p. 110-120
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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  • A. N. Exton-Smith
    1982 年 19 巻 2 号 p. 121-129
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 岸本 進, 冨野 新八郎, 矢田 健太郎, 島田 馨, 山路 武久, 鶴見 信男, 清水 喜八郎
    1982 年 19 巻 2 号 p. 130-152
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 青木 孝直
    1982 年 19 巻 2 号 p. 153-167
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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    目的: modified Cardiokymography (m-CKG) を用いて心筋虚血による局所心臓壁運動の変化について検討するとともに, 心筋虚血診断法としてのm-CKGの臨床的有用性について検討した.
    対象並びに方法: 対照としての健康成人男子8名と冠動脈造影法にて50%以上の狭窄を認めた冠動脈疾患患者26名, 50%以上の狭窄を認めない各種心疾患患者22名の冠動脈造影施行症例, 計48名に自転車エルゴメーターによる多段階運動負荷試験を行い, 運動負荷前後で心電図とm-CKGとを同時に記録し, 負荷前後での心電図とm-CKGの変化および両者の関係について検討した.
    結果: 健康成人8名は全例, 運動負荷前および運動負荷後のいずれにおいてもm-CKG波形は収縮期内方運動を示し, 運動負荷前後で有意差がなかった. 運動負荷によるm-CKGが陰性と判定した例は負荷前m-CKG波形が収縮期内方運動を示し負荷後も同様であった場合であり, 運動負荷によるm-CKGが陽性と判定した例は負荷前m-CKG波形が収縮期外方運動を示すか, 或は負荷前m-CKG波形が収縮期内方運動を示しても負荷後に収縮期外方運動に変わる場合である. またm-CKG波形の収縮期を3等分し, それぞれの区間の最大振幅と面積を運動負荷によるm-CKGの陰性群と陽性群とで比較すると, 両群の差は統計学的にも明らかであった(p<0.001).
    50%以上の冠動脈狭窄群26名中18名で心電図は0.1mV以上のST下降を示して運動負荷心電図の診断感度は69.2%であり, また20名で運動負荷によるm-CKG波形が収縮期外方運動を呈し, 運動負荷によるm-CKGの診断感度は76.9%であった. 50%以上の冠動脈狭窄のない群22名中17名で運動負荷心電図の判定は陰性であって, その診断特異性は77.3%であり, 他方11名で運動負荷によるm-CKGの判定は陰性で, その診断特異性は50%であった. 運動負荷試験に心電図とm-CKGの両者を用いた場合の診断感度は84.6%, 診断特異性は81.8%とm-CKG単独による場合よりもさらに向上した.
    結語: 冠動脈疾患の診断法としての運動負荷試験には, 心電図のみを用いるよりも心電図とm-CKGを併用することによって診断率が高くなり, m-CKGは臨床的に有用な検査法である.
  • 本間 康彦, 星合 充基, 田川 隆介, 大枝 泰彰, 古屋 秀夫, 井出 満, 田辺 晃久, 玉地 寛光, 浜本 紘, 入江 昇, 原 勉 ...
    1982 年 19 巻 2 号 p. 168-174
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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    15名の虚血性心臓病患者 (心筋梗塞13例, 労作性狭心症2例) にコレステロール750mg/日, 2週間投与し, 血清リポ蛋白変動を検討した. またその成績とコントロール群 (23名, 年齢25±6歳), 老年者群 (18名, 年齢74±8歳) の成績と比較した. 負荷前値の比較では, LDLコレステロール値は, 虚血性心臓病群はコントロール群より有意に高く, 老年者群とは差がなかった. 虚血性心臓病群の血清HDLコレステロール値はコントロール, 老年者群より有意に低値で, 主にHDL2コレステロール値に起因していた. HDL3コレステロール値は, 虚血性心臓病群はむしろ老年者群より高い傾向が認められた. 虚血性心臓病患者のコレステロール負荷による, 血清VLDL, LDL, HDL, HDL2, HDL3コレステロール値の変化は, 個人差が大きく, 全体としては有意の変化は認められなかった. コレステロール負荷2週間目に, 負荷前値の10%以上変化した場合を有意の変化とすると, LDLコレステロール値がコレステロール負荷で有意に上昇する割合は, コントロール群35%, 老年者群6%, 虚血性心臓病群33%と, LDLの変化では, 虚血性心臓病患者はコントロール群と同様の傾向を示した. HDLコレステロール値では, コントロール群は, 52%に上昇が認められたが, 虚血性心臓病群では15例中1例 (7%) にすぎず, 他は不変 (66%) 又は低下 (27%) した. LDL, HDLコレステロール値の変化傾向から, 動脈硬化指数 (AI: LDL chol/HDL chol) の変化傾向を比較すると, AI上昇群は, コントロール群35%, 老年者群17%, 虚血性心臓病群53%であった.
  • 北沢 明人
    1982 年 19 巻 2 号 p. 175-182
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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    糖尿病患者317例および健常者82例を対象に, 血小板粘着能, ADPによる血小板凝集能および血漿β-thromboglobulin (以下βTGと略す) 濃度を測定し, 糖尿病患者における血小板機能の加齢による変化を明らかにするとともに, 糖尿病性血管障害進展因子としての血小板の役割を検討した. その結果, (1) 血小板凝集能の加齢による変化は, 健常者では明らかでなかったが, 糖尿病患者では加齢とともに亢進する傾向がみられた. (2) 血漿βTG濃度は, 健常者では加齢とともに高値を示したが, 糖尿病患者では若年群において既に健常者老年群に匹敵する高値を示し, 加齢による増加はみられなかった. (3) 血小板凝集能の亢進は, 糖尿病性網膜症合併群において明らかに認められ, 網膜症非合併群では健常者と有意差を示さなかった. (4)血漿βTG濃度の増加は, 糖尿病性網膜症の有無にかかわらず認められた. (5) 糖尿病患者の血小板凝集能および血漿βTG濃度は, 糖尿病治療方法, 血糖コントロール状態あるいは糖尿病性網膜症の重症度と関連を示さなかった. (6) 糖尿病患者未治療群では治療群に比べ, 最大凝集率が低値であるにもかかわらず血漿βTG濃度は高値を示した. (7) 糖尿病罹病期間が長い程, 最大凝集率は高値をとる傾向を示したが, 血漿βTG濃度は罹病期間の短い群で高値を示した. (8) 血小板粘着能はばらつきが大きく, 健常者と糖尿病患者で差は認められず, 加齢との関係もみられなかった.
    すなわち, 血小板凝集能の亢進と血漿βTG濃度の増加は平行関係を示さなかった. 血漿βTG濃度の増加が若年群において既にみられ, 罹病期間の短い群にむしろ著しく, 網膜症の有無や血糖コントロール状態に無関係であったことは, この現象が血管障害による単なる二次的な現象ではないことを示すものであり, 血管障害進展に果す役割が注目される.
  • 1982 年 19 巻 2 号 p. 183-207
    発行日: 1982/03/30
    公開日: 2009/11/24
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