日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
19 巻, 3 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 荒井 保男, 大道 安次郎, 根岸 龍雄, 加藤 正明
    1982 年 19 巻 3 号 p. 219-237
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 漆崎 一朗, 蔵本 築, 森 眞由美, 鈴木 千里, 新津 洋司郎, 福田 守道, 今村 敏治, 白倉 卓夫, 山岸 司久, 前川 正
    1982 年 19 巻 3 号 p. 238-278
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • 岡部 紘明, 金井 晃, 野間 昭夫
    1982 年 19 巻 3 号 p. 279-284
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    血小板凝集, 血栓形成及び動脈硬化などの発症の面より高度不飽和脂肪酸代謝が注目を集めており, アラキドン酸 (AA, C20:4) に関しては可成りの事が判ってきたが, エイコサペンタエン酸 (EPA, C20:5) については未知のことが多い.
    グリーンランドのエスキモーに於いて血清脂質中にEPA含量が高いこと及び血栓性疾患が少なく, 出血性疾患の多いことが報告されている. 我が国におけるEPA含量に関する報告は極めて少ない.
    今回, AA及びEPA含量をガスクロマトグラフィを用いて測定し, とくに加齢による影響について検討した.
    1) 血清脂質の総脂肪酸量は若年者群でも高齢者群でも変りなく, その構成脂肪酸をみると, 高齢者群で飽和脂肪酸含量が増加し, 高度不飽和脂肪酸含量が一般に低下する傾向を示した.
    2) AA及びEPA含量に及ぼす加齢の影響をみると, 前者は加齢に伴い低下傾向を示し, 後者は上昇傾向を示した. 従ってEPA/AA比は加齢に伴って有意に上昇した.
    3) AA及びEPAの血清脂質画分における分布をみると, AAはリン脂質に多く, EPAはリン脂質とコレステロールエステルにほぼ均等に分布していた.
    4) 以上の諸変動について, 食餌の影響その他について考察した.
  • 大原 清仁, 葛谷 文男, 吉峯 徳, 加藤 庄志, 藤田 勝成, 岩田 芳郎, 早川 道彦, 下方 浩史
    1982 年 19 巻 3 号 p. 285-292
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    糖尿病の治療や肥満症予防の補助的手段として glucomannan のような食物線維の利用についての報告がなされるようになったが, 消化酵素阻害剤の臨床応用についての成績はまだ少ない. 我々は, ストレプトマイセス・フラジァエより製造された amylase 活性阻害X-2物質 (以下X-2物質) が臨床応用に耐え得るか否かを明らかにすることを目的として, まず人膵組織抽出物と豚小腸粘膜のアセトン抽出物を用いX-2物質の glucoside hydrolase におよぼす効果を調べ, さらに, 正常ラットとアロキサン糖尿病ラットを用いてX-2物質の in vivo での有効濃度について検討した. 得られた主な成績は以下のようであった.
    (1) このX-2物質は, α-amylase 活性を特異的に阻害する他に, sucrase 活性に対しても弱い阻害作用をもっている.
    (2) 正常及びアロキサン糖尿病ラットにおいて2g/kgの starch の消化は, 66,000U/kgのX-2物質で有意に阻害された.
    (3) 2g/kgの sucrose の消化は180,000U/kgのX-2物質で有意に阻害された.
  • 慶田 喜秀, 竹越 國夫, 深沢 俊男, 上田 慶二, 嶋田 裕之, 松田 保
    1982 年 19 巻 3 号 p. 293-298
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    慢性うっ血性心不全症例の肝機能異常について, 当院CCUに入院したNYHA心機能分類IV度群が40%, III度以上が70%を占める92症例を対象とし, 肝機能異常の頻度, 程度およびその発生機序について検索した.
    肝機能検査異常の頻度では, ICGが最も高率で, GOT, LDHがこれに次ぎ, 最も低いビリルビンでも約半数例で上昇していた. 肝機能検査異常の程度では軽度~中程度異常が大部分を占め, GOTを指標とすると, GOT 100I.U.以下の例が80%を占めたが, 約10%の例ではGOT 200I.U.以上を示した. 肝組織所見との対比から, GOT上昇は肝うっ血よりも小葉中心壊死の程度を反映しており, GOT上昇につれて他の肝機能検査値も一般に増悪した.
    GOTを指標として肝障害発生機序についてみると, NYHA心機能分類による心不全の程度が進むにつれてGOT平均値の上昇する傾向がみられた. しかし, 個々の症例では, GOT値は静脈圧と相関はなく, 動脈血酸素飽和度と僅かな負の相関がみられた. GOT 200I.U.以上の症例ではショックあるいはDICの合併例が多く, うっ血性心不全症例では全身的あるいは局所的循環障害の合併により, 高度の肝障害が惹起される可能性が示唆された.
  • 1982 年 19 巻 3 号 p. 299-325
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2009/11/24
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