日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
4 巻, 3 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
  • 水嶋 昇, 村井 俊介, 溝部 炳
    1967 年 4 巻 3 号 p. 113-119
    発行日: 1967/05/31
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    本態性高血圧症の螢光眼底撮影像についてヒトおよびウサギについて, 次のような観察を行ない, 2~3の結果をえた.
    1) 動脈相観察と各種交叉現象の所見
    動脈硬化の確徴たる交叉現象を本法によって観察すると, 血流障害の程度に種々の段階の存在することが明らかに認められる.
    2) 滲出物および脈絡膜硝子疣の観察
    滲出斑の検出方法としては本法がきわめて適確な方法である. しかし Druse には異常螢光像を呈するものもあるので, これとの鑑別に注意を要する.
    3) 脈絡膜循環と豹紋状眼底
    脈絡膜は網膜色素層が一種のフィルターとなり血行観察を妨げているため, 不明な点が多いが白ウサギ, 黒ウサギに本法を施行し検討を加えたところ, 該層の循環状態がみられた. また, 豹紋状眼底に関する従来の定説をうらづけるような結果はえられなかった.
    4) 新生血管
    糖尿病のみでなく, 高血圧症の場合にもかなりの頻度で認められる.
    5) 血管径計測への応用
    天然色写真との比較により, 動脈硬化の著明なほど血管径の差が大となる傾向が認められる.
    6) 寒冷昇圧試験およびメトキサミン (昇圧アミン) 投与による昇圧前後および亜硝酸ソータ投与による降圧前後の観察
    血圧上昇時は血管の収縮状態, 血圧下降時は血管の拡張状態を, とくにウサギにおいて認めた.
  • 1967 年 4 巻 3 号 p. 120-147
    発行日: 1967/05/31
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • 1967 年 4 巻 3 号 p. 148-174
    発行日: 1967/05/31
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
feedback
Top