日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
43 巻, 5 号
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  • 荒井 啓行
    2006 年 43 巻 5 号 p. 549-553
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    1996年に国際老年精神医学会は, 抑うつ, 意欲障害, 不安, 焦燥, 幻覚, 妄想, 脱抑制, 昼夜逆転, 徘徊, 易怒, 介護への抵抗, 暴言などの精神症状に対して Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia (BPSD) という用語を用いることを提唱した. 認知症において従来研究者が注目してきたのは主として中核症状であるが, 実際患者を介護する家族にとって最も深刻な問題となるのはこのBPSDである. BPSDに対しては通常抗精神病薬が使用されてきたが, 抗精神病薬の使用は, 誤嚥性肺炎や転倒のリスクを上げADLを阻害するため慎重な使用が望まれる. 一昨年米国FDAから, 認知症性高齢者には非定型抗精神病薬の使用は心不全や肺炎のリスクを上げるため使用を控えるよう勧告が出され, 現場には混乱をもたらしている. 我々は最近, BPSDに対する漢方方剤である抑肝散の効果を明らかにした. とくに, 幻視を中心とするBPSDを特徴とするレビー小体病にはこれまで有効な西洋薬がなかった. 抑肝散はレビー小体病に用いられる唯一安全で有効な治療薬として, 今後第1選択薬となる可能性がある. また, 西洋医学で発展・確立された評価スケールを大胆に活用することで, 西洋医学の薬も東洋医学の薬も全く同じ土俵の上で対等に評価可能となることが示された.
  • 中田 力
    2006 年 43 巻 5 号 p. 554-559
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    量子理論から場の理論へと展開された近代物理学は, 物が存在するということの数理科学的な意味づけを完了した. その後を継ぐように, 二十世紀に驚異的な進歩を遂げた複雑系科学は, 実存する脳がどのようにこころを生み出すかを明確に記載できるまで, あと一歩のところに来ている. 自然界に登場するどのような構造も, その構造に支えられた機能ユニットも, 決定論的単位ユニットの線形集合として捉えることは不可能である. 脳は複雑系の代表であり, 脳機能とは情報によって決定されていくパターン形成のようなものである. 脳の形態形成が熱対流の原則に従うとの発見は, 大脳皮質連合野が Kohonen のマップと呼ばれる非線形自己形成ニューラルネットと同等のアルゴリズムに従って, 連合記憶の自己形成を行っている可能性を強く示唆した. 同時に, 大脳皮質の連合記憶が生み出す高次脳機能の構築, 中でも, 意識の創造と覚醒の維持には, 水分子の動態が大切な役割を果たしていることも明らかになりつつある.
  • 循環器超音波診断法を中心に
    松本 正幸
    2006 年 43 巻 5 号 p. 560-565
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 服部 英幸
    2006 年 43 巻 5 号 p. 566-568
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 楽木 宏実, 荻原 俊男
    2006 年 43 巻 5 号 p. 569-573
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 大類 孝
    2006 年 43 巻 5 号 p. 574-577
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 森 眞由美
    2006 年 43 巻 5 号 p. 578-581
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 青柴 和徹
    2006 年 43 巻 5 号 p. 582-584
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 鰺坂 隆一
    2006 年 43 巻 5 号 p. 585-587
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 矢野 邦夫
    2006 年 43 巻 5 号 p. 588-590
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 樅山 幸彦
    2006 年 43 巻 5 号 p. 591-594
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 永田 正男
    2006 年 43 巻 5 号 p. 595-597
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 小池 達也
    2006 年 43 巻 5 号 p. 598-601
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 長瀬 隆英
    2006 年 43 巻 5 号 p. 602-603
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 岩本 俊彦
    2006 年 43 巻 5 号 p. 604-607
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 高橋 龍太郎
    2006 年 43 巻 5 号 p. 608-609
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • アポリポ蛋白Eフェノタイプとの関係
    満田 憲昭
    2006 年 43 巻 5 号 p. 610-612
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 福岡 裕美子, 畠山 禮子, 畠山 愛子, 佐藤 厚子, 佐々木 英忠
    2006 年 43 巻 5 号 p. 613-615
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 簡易上肢機能検査による下位項目の検討を通して
    坂本 美香, 菊池 恵美子, 繁田 雅弘
    2006 年 43 巻 5 号 p. 616-621
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    目的: アルツハイマー病 (AD) 患者に対し, 作業療法では認知機能の改善を目的に手工芸を提供しているが, 導入にあたり手指機能の評価は重要である. しかしADの認知機能と手指機能の関連性の検証は十分ではない. そこでAD患者の手指機能を簡易上肢機能検査 (STEF) から検討し, 認知症の重症度と手指機能の関連性を明らかにする. 方法: AD群40名と非認知症群 (以下対照群) 20名を対象にSTEFを試行した. AD群は Clinical Dementia Rating (CDR) のCDR1とCDR2で各20名とした. 10項目の合計時間 (以下10項目) に加え, 粗大動作と巧緻動作の時間も測定した. 3群間の動作時間, 各群の右手と左手の動作時間, 3群間の右手と左手の動作時間の差, 認知障害と動作時間の関連性について検討を行った. 結果: 3群間で動作時間を比較すると, 右手の巧緻動作はCDR1群とCDR2群ともに対照群と比して遅かった. 右手と左手の動作時間を比較すると, 巧緻動作は対照群とCDR1群で右手が有意に短かったが, CDR2群では左右差は認めなかった. 右手と左手の動作時間の差については, 巧緻動作では対照群, CDR1群, CDR2群の順に減少した. AD群40名のCDR各項目の評価と右手と左手の動作時間の差との関連性は, 巧緻動作で「記憶」と「判断力」に有意な相関を認めた (r=0.60).「記憶」と「判断力」が低下する程, 右手と左手の動作時間の差は減少又は左手の方が短くなった. 結論: ADは軽度の段階から利き手の巧緻動作の速さが低下し, その際利き手の優位性に低下を生じる可能性が示唆された. さらに利き手の優位性低下は, 認知機能の「記憶」と「判断力」, すなわちADの中核症状と相関があることが検証された.
  • 山田 勉, 大荷 澄江, 三俣 昌子, 上野 高浩, 上原 健司, 河西 竜太, 水谷 智彦, 河端 美則, 澤田 皓史
    2006 年 43 巻 5 号 p. 622-629
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    目的: ユビキチンプロテアソームシステム (UPS) は蛋白分解系を介して蛋白質を制御し生体の恒常性維持に係わる重要な機構であり, とくに神経系疾患におけるユビキチン (Ub) の役割が注目されている. 一方, びまん性肺胞傷害 (DAD) の肺胞上皮細胞質内に好酸性封入体が出現することが知られており, それがUb陽性であることを我々は初めて報告した. 今回, 高齢者DADに出現したUb陽性細胞と細胞傷害との関連を明らかにするために剖検肺組織を用いて検討した. 方法: 高齢者DAD 26例の剖検肺組織から, 肺胞上皮細胞質内封入体についてUb免疫染色を行い, また, DAD重症度をスコア化して検討を加えた. 対照群は非DAD19例の肺組織を用いた. 両群全例の平均年齢は72.1歳である. 結果: DAD例中, 7例 (26.9%) の肺胞上皮細胞質内に好酸性封入体を認め (封入体群), 封入体は全てUb陽性を呈した. サイトケラチンKL-1も封入体に一致して陽性であった. 封入体群中, 封入体の無い肺胞上皮にも小顆粒状のUb陽性像を認めた. また, 封入体の無いDAD例中にも同様の小顆粒状Ub陽性細胞を認めた (Ub陽性非封入体群, DAD例中4例). DAD例中, Ub陽性細胞を認めなかったUb陰性群は15例であり, 対照群も全てUb陰性であった. 封入体群はUb陰性群に比べてDAD重症度スコアは有意に高値であり, このようなUb陽性細胞 (封入体のある肺胞上皮と顆粒状陽性を示す肺胞上皮) は硝子膜が広範囲に形成された症例に出現した. 結論: 高齢者DAD肺胞上皮にUb陽性封入体が出現し, この封入体以外にもUb陽性を示す肺胞上皮を認めた. これはサイトケラチンを含む異常なUb化蛋白がUPSによって分解処理されず, 封入体として認識されるようになることが示された. また, Ub陽性細胞の出現は肺疾患における細胞傷害の形態学的指標の一つとなることも示唆された.
  • 心理面の評価を中心に
    須藤 英一, 北出 弘昭, 北川 恒実, 川口 実
    2006 年 43 巻 5 号 p. 630-634
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    目的: 老年病・呼吸器専門医 (以下専門医と略す) が新病院に非常勤勤務 (週1回) 開始後, 慢性呼吸器疾患患者の増加に伴い, 呼吸教室 (以下教室と略す) を開催し呼吸器疾患, 呼吸リハビリテーションに対する啓蒙を行い, 主に心理面の評価を中心にその効果を検討した. 方法: 教室は専門医が2年間赴任し, その間2回開催した. 2回目の教室参加人数は家族や付き添いを含めて31人. まず教室終了直後にアンケート調査を行い, 28人から回答を得た. そして教室開催前, 開催期間中, 開催終了1年後に, 不安状態を抽出できる State-Trait Anxiety Inventory (以下STAIと略す), うつ状態を抽出できる Self-rating Depression Scale (以下SDSと略す), また自己効力感の尺度である一般性セルフエフィカシー (General Self-Efficacy Scale; 以下GSESと略す) の3種類の尺度を用い, 教室参加者に施行した. 追跡し得た患者は24人 (男性9人, 女性15人), 平均年齢72.7±1.3歳, 疾患は慢性閉塞性肺疾患13人, 間質性肺疾患5人, 気管支喘息を含むアレルギー性肺疾患6人であった. 結果: 教室終了直後のアンケート結果は,「勉強になった」25人(89%),「楽しかった」19人 (68%),「難しかった」0人 (0%),「つまらなかった」0人 (0%),「どれでもない」0人 (0%) (複数回答), そして「次回の開催を希望する」, との意見は26人 (93%) (2人は無回答) であった. STAIは教室開催前39.2±2.5, 開催期間中40.0±2.5, 開催終了1年後39.4±2.7, SDSはそれぞれ37.6±2.2, 37.0±2.0, 38.0±2.0と, 明らかな変化を認めなかったが, GSESはそれぞれ7.4±0.7, 8.0±0.8, 8.6±0.8と, 開催前と比べ開催期間中に有意に (p<0.05) 上昇し, 開催終了1年後も維持されていた. 結論:教室開催は慢性呼吸器疾患患者に有益な効果をもたらす可能性が示唆された.
  • 大路 剛, 永田 正男, 原 賢太, 松沢 俊興, 畑 憲幸, 安田 尚史, 櫻井 孝, 岡野 裕行, 横野 浩一
    2006 年 43 巻 5 号 p. 635-638
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は基礎疾患に2型糖尿病を持つ80歳女性. 入院3日前からの両下肢痛と発熱を主訴に救急外来を受診した. 両下肢の表在静脈の怒張と疼痛を認め, 血液検査とあわせ表在性血栓性静脈炎に細菌感染を合併した化膿性血栓性静脈炎と診断し, 血液培養採取後にセファゾリン投与を開始した. 入院2日後, 血液培養より Group B streptococcus が検出されたため, セファゾリンからアンピシリン投与に変更した. 同日に出現した腰痛精査のため, 腰椎MRIを撮像したところTh7からTh11にガドリリウム造影T1強調画像にて造影される病変を認め Group B streptococcus による化膿性脊椎炎が疑われた. アンピシリン投与後, 1週間後より解熱とCRPの改善が認められ, 4週間後には腰痛も軽快した. アンピシリンの6週間投与後, アモキシシリン内服に変更したのち, リハビリテーション目的にて転院となった.
    化膿性血栓性静脈炎は静脈壁に化膿性の炎症を起こし, 転移性の細菌性膿瘍を合併することが知られており, Group B streptococcus は糖尿病などの基礎疾患を持つ高齢者では浸襲的感染症を起こすリスクが高いとされる. 一方, 化膿性脊椎炎は脊椎術後以外では感染性心内膜炎など菌血症をきたす疾患に続発して起こることが多い.
    今回, Group B streptococcus による表在性化膿性血栓性静脈炎から化膿性脊椎炎を合併した症例を経験した. 高齢者では Group B streptococcus の菌血症を示し, 腰痛を訴えた場合, 化膿性脊椎炎などを考慮するべきであると考えられた.
  • 越智 雅之, 伊賀瀬 道也, 永井 彩子, 中村 俊平, 永井 勅久, 川尻 真和, 名倉 潤, 小原 克彦, 三木 哲郎
    2006 年 43 巻 5 号 p. 639-642
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は52歳, 女性. 平成14年4月頃から四肢の脱力感を自覚するようになったため近医を受診したところ, 糖尿病と指摘され内服薬を開始された. その後も血糖コントロールが不良で, 四肢の脱力感が軽快しなかったため近くの総合病院を紹介された. 同病院で四肢の著明な筋萎縮に加えて貧血, 前頸部腫瘤, 髄膜腫が認められたため, 精査目的で当院を紹介され受診した. 低身長, 若年性両側白内障, 難治性皮膚潰瘍, 足底の多数の鶏眼, 鳥様顔貌, 高調な声などの所見から Werner 症候群と診断された. 糖尿病の血糖コントロール, 難治性皮膚潰瘍の治療に加え, 貧血, 甲状腺腫および髄膜腫の精査目的で同年11月当科に入院した. 前頸部腫瘤は穿刺吸引細胞診で甲状腺腫と診断されたが, 増大傾向がみられ, 嗄声を呈するようになったこと, および将来的な悪性転化の可能性も考えられたため腺腫摘出術を施行した. 髄膜腫については今後, 増大傾向・悪性化がないかどうかを経過観察する必要があると考えられた. 骨髄生検では, 赤芽球の低形成以外に異常細胞は認められなかったが, 観察した20細胞中2個 (10%) において20番染色体の長腕の欠失がみられた. 将来的に骨髄異形成症候群や急性骨髄性白血病へ進展する可能性が考えられ, 今後の外来経過観察を慎重に行う予定である. Werner 症候群における多重癌の報告は多いが, そのメカニズムはまだ明らかでない. 本症例は Werner 症候群における多重癌の発症過程を検証する上で貴重な症例と考えられた.
  • 松川 倫子, 寺本 信嗣, 山口 泰弘, 江頭 正人, 山本 寛, 花岡 陽子, 大池 裕美子, 秋下 雅弘, 大内 尉義
    2006 年 43 巻 5 号 p. 643-647
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    今回我々は, 肺癌切除後の高齢者に胸水を伴って発症した非結核性抗酸菌症が最も疑われた老年者の一例を経験したので, 文献的考察を加え報告する. 症例は, 81歳男性. 平成13年に肺癌に対し, 左上葉切除を胸腔鏡下に施行していた. その後も定期的に胸部CT検査にて経過を観察していたが, 再発も異常陰影もみられなかった. 平成17年7月に胸部CTにて下肺野に網状影を認めた. その後17年9月下旬胸部X線写真にて左肺に著明な胸水の貯留を認め, 胸水穿刺施行. 胸水は黄色透明で, 蛋白比0.63と滲出性. ADA57U/l. と上昇していた. 胸水中のCEA, CA19-9等の上昇は認めなかった. 喀痰塗沫検査では, 抗酸菌は検出されず, 精査目的入院になった. 入院後は, 胸水は著明に減少し, 炎症所見も改善し, 食欲不振も改善した. 喀痰培養にて, 非結核性抗酸菌が確認されたが, PCR検査にて, 結核菌, アヴィウム・イントラセルラーレ複合菌ともに検出されず, 暗発光菌群の非結核性抗酸菌であった. 全身状態良好であったため, 抗結核薬による治療は行わず, 退院, 外来にて経過を観察し, その後の経過も良好である. 本例では, 軽度の炎症所見と胸部CTにて多発性の小結節を伴う気管支拡張所見を認め, 非結核性抗酸菌症の臨床的基準, 画像的基準を満たしているが細菌学的基準は不十分である. しかし, 癌, 結核など他の疾患の可能性は低く, 臨床的には非結核性抗酸菌症が最も考えられた. 非結核性抗酸菌症では, 胸膜炎も大量の胸水貯留もまれであるが, 本症が肺に基礎疾患があり, 免疫機能の低下した状態に発症しやすいことを考慮すると臨床病型も多様であり, 本来は気道系に生ずる炎症が胸膜炎にまで波及する病態も起こり得るものと考えられる. したがって, 老年者では, 食欲不振, 全身倦怠感でも肺炎, 胸膜炎, 非結核性抗酸菌症などを疑って精査を進める必要性があると考えられた.
  • 2006 年 43 巻 5 号 p. 648-661
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
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