日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
7 巻, 1-2 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 吉田 常雄
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 1-4
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • 橘 覚勝
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 5-6
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • 医療と所得保障
    高橋 武
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 7-14
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • 吉川 政己
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 15-22
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 7 巻 1-2 号 p. 23-40
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • カルチトニンと加令
    折茂 肇
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 41-48
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    加令に伴いCa代謝が変化する事は古くから指摘されており, 老化と共に軟部組織のCa沈着が増加することや骨粗鬆症の頻度が増加する事は周知の事実である. かかるCa代謝の変化が如何なる機序によるものか不明であるが, Ca代謝の重要な調節因子である副甲状腺ホルモンおよびカルチトニンの分泌, 代謝および作用の変化が重要な意義を有する可能性がある. 著者は以上の観点からまずカルチトニンの役割りにつき以下のごとき検討を行なった. 生後37~47日, 90~118日および1.5年の Holtzman 系ラットにつき, 1) CaCl2負荷による高Ca血症からの血清Caの回復状態の比較, (2) 甲状腺焼灼による血清Ca低下作用の比較, (3) 外因性カルチトニン投与による血清Ca低下作用の比較, (4) 甲状腺内カルチトニン含量の測定, 等を行ない加令による影響につき検討した. その結果甲状腺からのカルチトニンの分泌および甲状腺内のカルチトニン含量は加令により影響をうけないが, 内因性および外因性カルチトニンに対する骨の反応が加令に伴い著しく減弱することが見出された. CaCl2負荷による高Ca血症からの血清Caの回復も加令と共に著しく遅延し, その原因としては加令に伴う骨代謝特に骨吸収の減少が考えられた. 一方副甲状腺ホルモンに対する反応は老ラットにおいても比較的良好であったので, これら二つのホルモンに対する反応性の相異が老化に伴う骨変化発生の基礎となる可能性が示唆される.
  • 鎖骨皮質幅の測定の臨床的意義
    藤田 拓男, 折茂 肇, 大畑 雅洋, 吉川 政己
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 49-54
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    東大老人科入院外来患者において胸部X線前後像から鎖骨皮質巾を計測し. 鎖骨全体の巾の%として表現し, 年令, 性別,各種疾患別の傾向を検討した, 男子においては10才代から20才代にかけて有意の低下がみられ, 以後ゆるやかに低下したが, 女子においては, 急激な減少が40才代から50才代, 50才代から60才代, 60才代から70才代にかけてみられ, 20才から40才まで女子のほうが鎖骨皮質巾は男子に比較して明らかに大であったが, 更年期以後このような性差は消失した. 脊椎骨粗鬆症のある群では, ない群に比して鎖骨皮質巾は明らかに小さく, 脊椎における骨粗鬆症の発現と鎖骨における皮質巾の減少のあいだにある程度の平行関係をみとめた. 消化性潰瘍・高血圧, 糖尿病患者では, 年令による鎖骨皮質巾の減少はほぼ健康正常者のそれと変らず, 40才代では消化性潰瘍のあるものはないものに比し, 鎖骨皮質中は小であり, 70才代の男では高血圧のあるものはないものに比し鎖骨皮質巾が大であった. 胃切除後5年以上を経た患者では, 同年令の健康正常者に比し, 鎖骨皮質巾の低下を示すものが多かった.
  • 藤井 潤, 矢崎 義雄
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 55-59
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    短期精密検査に来診した, 男571例, 女204例, 計775例について, X線写真上みられる. 胸部大動脈および腹部大動脈の石灰像の出現頻度と, それに関連する要因について検討した.
    1) 大動脈石灰化像の出現頻度は, 男子では20才代0%, 30才代0%, 40才代2.9%, 50才代13.6%, 60才代26.8%であり, 女子でもほぼ同様であった.
    2) 大動脈石灰像を認めた83例について, 石灰化像の出現部位をみると, 弓部のみの例は38例(47.0%), 弓部と腹部大動脈の例は14例 (16.9%), 腹部大動脈のみの例は30例 (36.1%) であった.
    3) 50才代の258例について検討した結果では, 大動脈石灰化像のあった群と, なかった群との間には, 血清コレステロール値, 血圧, Ponderal Index のいずれについても有意の差がなかった.
    4) 50~69才の男子259例について検討した成績では, 糖尿病群の大動脈石灰化像出現頻度は, 非糖尿病群に比して, 有意に高い値を示した.
  • 沢田 徹
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 60-72
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    近年, 各種の臨床的な局所脳血流測定法が紹介されているが, その基礎的な方法論的検討は充分行なわれているとは云えない現状である. そこで現在最も広く利用されている不活性放射性同位元素の内頸動脈注入法に関して, 133Xeを用い主として測定領域の geometry の問題を中心とした検討を加え, 以下のごとき結果を得た.
    1) 使用する collimator の大きさ, 形状によって頭蓋内の133Xeに対する等感度曲線の分布が異なり, 小口径 tapered 型のものが最も局所性が高いことが認められた.
    2) 同一部位で collimator を代えて反復測定した場合, 平均局所脳血量fはある程度の相関を示すが, 急速相ff, 緩徐相fsは一定の相関関係を示さなかった. 局所性のもっとも高いと予想される小口径 tapered 型の collimator を用いた場合, 円柱型あるいは open 型の collimator を用いた場合よりもffの灌流領域重量比wfが大きい傾向が認められた.
    3) 同一 clearance curve について, compartmental analysis と stochastic analysis の両者を併用して計算した場合, 疾患の如何にかかわらず, 両者の計算値は比較的よく一致していた.
    4) 同一症例について, 133Xe clearance 法とN2O法とを併用し, 局所脳血流量と全脳平均血流量を測定したが, 全脳平均的血流量とffとはある程度の相関を示しており, ffの大小が全脳平均血流にある程度反映されているものと考えられた.
    5) 脳血管障害例では, 非脳血管障害例に比して, 平均局所脳血流の低下が認められたが, ff, fsには両群間に有意の差を認めず, これは脳血管障害群におけるwfの有意の減少を反映しているものと考えられた.
  • 平井 俊策, 福地 義之助, 森松 光紀, 沢田 晧史, 岡野 一年, 吉川 政己
    1970 年 7 巻 1-2 号 p. 73-76
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    腫瘍の脳転移は診しいことではないが, 70才以上の老人ではかなりまれであり, また原発巣が胆嚢癌であることも非常に少ない. 本例は79才の女性で脳血管障害を思わせる症状で初発したが, 意織障害が徐々に進行し myoclonic scizure を呈したために最後まで診断に迷い, 剖検上, 脳幹部に胆嚢癌の転移を認めた症例であって, 転移性脳腫瘍としては非常に診しい症例と思われる. またその転移部位もかなり特殊であり, 原発巣が胆嚢内に限局していて末期までほとんど silent であり, 脳転移例には多いとされる肺転移も剖検上小豆大のもの1個を認めたのみであったに対し, 脳幹部と両側総腸骨静脈壁内という特殊な部位に広汎な転移がみられた. さらにその脳転移部も左歯状核に接した部分から下方はオリーブ核にかかるという特殊な位置を占めており, これがいわゆる Guillain-Mollaret の三角を障害して myoclonic sizure を起したと思われる興味ある症例であった.
  • 1970 年 7 巻 1-2 号 p. 77-137
    発行日: 1970/03/10
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
feedback
Top