日本ゴム協会誌

技術者は「人間関係」の技術も学べ

末富栄樹

1961 年 34 巻 8 号 p. 593
発行日: 1961年
公開日: 2008/04/16

DOIhttps://doi.org/10.2324/gomu.34.593

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クロロプレンゴムの吸水現象

渡辺茂隆

1961 年 34 巻 8 号 p. 594-601
発行日: 1961年
公開日: 2008/04/16

DOIhttps://doi.org/10.2324/gomu.34.594

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浸水中におけるゴム加硫物の吸水量は, 試料表面積と吸水期間の平方根に比例して吸水し続け, 実験的に飽和値が認められないなどの興味ある特異性が報告されているが, この機構を追求した報告はほとんどない.
筆者は, ゴム加硫物が蒸溜水中では飽和しないが, 食塩水溶液中では溶液濃度に依存する飽和平衡値に達することを見出し, この平衡値に対して熱力学的考察を加えてゴムの吸水機構を解析した.
本報では, 配合の異なる各種クロロプレンゴム混和物の吸水状態を実測し, 水溶液滲透圧とゴムの反撥弾性力との拮抗作用が, 吸水の主要因となっていることを推定した予備実験の結果をのべた.

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電解質含有量とゴムの吸水量の関係

渡辺茂隆

1961 年 34 巻 8 号 p. 601-607
発行日: 1961年
公開日: 2008/04/16

DOIhttps://doi.org/10.2324/gomu.34.601

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第1報において, クロロプレンゴムの浸水中における吸水状態を測定し, ゴムの吸水が滲透圧とゴム弾性力の拮抗作用に基づくことを推定したが, ゴム中の水溶性物質の定量が不可能のため, この機構を定量的に解析することができなかった. このため本報では, 一定量の電解質を配合したブチルゴム試料の一定濃度食塩水中における吸水飽和値を実測した結果をのべる. 飽和吸水量は電解質含有量と食塩水濃度の函数となる. また, 各種合成ゴムの基礎配合試料についても同様な吸水実験を行ない, 前述の場合と同様に浸漬溶液濃度に依存する飽和値に達することを認めた. なお, 吸水速度は温度によって変化するが, 吸水飽和値は温度によってほとんど変化しない.

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結合剤に配合された熱硬化性樹脂の効果について

西本秀雄

1961 年 34 巻 8 号 p. 608-615
発行日: 1961年
公開日: 2008/04/16

DOIhttps://doi.org/10.2324/gomu.34.608

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反応性アクリル酸エステル重合体とメラミン樹脂との混合分散体を結合剤として不織布を作る場合, メラミン樹脂の添加量を種々変化して得られた不織布の物理的性質を検討し次の様な結論に到達した.
1. メラミンの添加に依つて結合剤の接着性が増強されその結果として繊維間の接合力が向上するから, 引張に対して同時に紙抗を示すべき繊維数が増加して乾燥強度が向上する.
2. メラミンの添加に応じて繊維間の接合力が向上し同時にその接着の耐水性も増強されるから湿潤強度も向上する.
3. メラミンとアクリル酸エステルの官能基とが網状化反応を起こし耐溶剤性が獲得される.
4. 網状化反応が重要なる役割を演ずるのは3項のみで1, 2項に対しては何等大なる価値を有するものではない.

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カーボンブラックの電子スピン共鳴吸収

荒木邦夫, 大坪孝至

1961 年 34 巻 8 号 p. 616-619
発行日: 1961年
公開日: 2008/04/16

DOIhttps://doi.org/10.2324/gomu.34.616

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ゴムに対するカーボンブラックの補強作用の機構を明らかにする目的で, チャンネルブラック (EPC), ファーネスブラック (HAF), サーマルブラック (FT), の三種のカーボンブラックについて, 電子スピン共鳴吸収(ESR)を測定することによりフリーラジカルの形および量を研究した. その結果を要約すると,
1. 吸収の波形および線巾は三つのカーボンブラックではそれぞれ異なっており, これはカーボンブラックの未端基, ひいてはフリーラジカルの性質が非常に異なっていることに基づくものと考えられる.
2. フリーラジカルの濃度もこれら三つのカーボンブラックでかなり異なり, EPC>FT>HAFの順であった.
3. 加熱真空処理により, ファーネス, サーマルの吸収波形はそれほど変化しないが, チャンネルでは処理後線巾が非常に狭く鋭くなり, かつ, 非対称性が強くなる.
4. カーボンブラックのフリーラジカルの増加を目的として, Co-60のγ線を照射したところ, 三つのカーボンともフリーラジカル濃度の増加はほとんど認められなかった.

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(その2) ポリマーの混合について

工場と研究室を結ぶ会 (第5回)-ゴムを中心として-

箕浦有二

1961 年 34 巻 8 号 p. 620-638
発行日: 1961年
公開日: 2008/04/16

DOIhttps://doi.org/10.2324/gomu.34.620

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ゴムの加硫と加硫促進剤の理論 (その6)

福田春子, 釼実夫

1961 年 34 巻 8 号 p. 639-647
発行日: 1961年
公開日: 2008/04/16

DOIhttps://doi.org/10.2324/gomu.34.639

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アメリカ化学会ゴム部会(79回)に出席して

山田哲三

1961 年 34 巻 8 号 p. 648-651
発行日: 1961年
公開日: 2008/04/16

DOIhttps://doi.org/10.2324/gomu.34.648

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