間接加硫の場合, 活性化エネルギーおよび加硫温度係数が, プレス加硫の場合とどのような関係を有しているかを検討するため, 実用配合に近い3種の天然ゴム配合物に〓き, モジュラス法により測定し, その結果次のことがわかった.
モジュラス法の場合, プレス加硫においても, その条件によっては Induction Time が認められ, 間接加硫においては遙かに大きな値を示した.
間接加硫における活性化エネルギーおよび加硫温度係数は, プレス加硫の場合と実験精度が本質的に異るので, 決定づけることはできないが, Induction Time を考慮すれば, ほとんど大差ないと推定できる.
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