日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
35 巻, 7 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 今瀬 一郎
    1962 年 35 巻 7 号 p. 497
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 大和 達実
    1962 年 35 巻 7 号 p. 498
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 秋吉 修, 島徳 二郎, 丸岡 通泰, 中村 慶喜
    1962 年 35 巻 7 号 p. 499-506
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    特別に調整された製造条件下で, ほぼ同一のHAF級の粒径および表面構造を有し, ストラクチャーの発達度のみが異る一連の6種のカーボンブラックを試作したが, 試作にあたり物理的結合を主とした二次的ストラクチャーによるゴム試験への影響を, できるだけ消去するため同一後処理工程で製品化を行ない, 化学的結合を主とした一次的ストラクチャーとゴム適性の関係を比較究明できるよう配慮した.
    本報はこれらのカーボンブラックを使用し, 第1報として天然ゴムにつき試験したもので, 次の事項を確認することができた.
    ストラクチャーの増加に伴ないそれぞれゴム特性の変化は
    モジュラス……増加 抗張力, 伸び…低下
    粘度, 硬度……増加 反撥弾性……低下
    スコーチタイム…短縮 収縮率……減少
    押出表面平滑性…向上
    の傾向を示した.
    また比較的高ストラクチャーのカーボンブラックは, オープンローラーあるいはバンバリーミキサーなどでゴムと混練りする場合, 同一外力に対し低ストラクチャーのものより多くのストラクチャーの破壊をうける. 一方比較的低ストラクチャーのカーボンブラックは破壊が殆んど行なわれず逆に圧縮されて, ゴム質へ分散されにくい状態となり, その結果有効表面積が減少することとなる. これらの現象はストラクチャーの水準とゴム特性の直線的な関係を妨げる.
    さらにストラクチャーの増加に伴う耐摩耗および動的ゴム特性は同一ストラクチャー水準における粒径が, やや小さいカーボンブラックの特性に傾向が類似しており, カーボンブラックの品質改善上の重要な示唆となった.
  • 水鳥 正路, 萩原 茂示, 福田 義民, 河添 邦太朗
    1962 年 35 巻 7 号 p. 507-512
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    種々のカーボシブラックのヨウ素吸着をヨウ素一ヨウ化カリ水溶液を用いて測定した. 吸着速度は比較的早く15分でほぼ平衡に達する. 吸着恒温曲線から先ず単分子層が形成され次に多公子層吸着に移行して行くことがわかる. この吸着恒温曲線は Langmuir の吸着式には従わず, BET式に従う. 吸着前後において溶液中のヨウ素イオン濃度が変化し, その状態はカーボンブラックの種類によって異なるが, ヨウ素イオンの減少はイオンの吸着に基づくものであり, イオンの増加はヨウ素分子の還元に基づくものである. 吸着と脱着のヒステレシスはほとんど認められず, カーボンブラックのヨウ素吸着は物理吸着と考えることができる.
  • 山下 雄司
    1962 年 35 巻 7 号 p. 513-523
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
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