日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
37 巻, 10 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 田中 瑞穂, 沢田 豊衛
    1964 年 37 巻 10 号 p. 761-767
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    天然ゴム (Pale Crepe) 100に対し市販老化防止剤約12種類をそれぞれ10, 8, 6, 4, 2, 1, 0.5 0.4, 0.3, 0.2, 0.1, 0.05の重量割で試験用混合ロールを使って練込み, その薄く延ばしたゴムコンパウンドの1片を2枚のスライドグラスにはさみ, 温度80~140°Cにてプレス加熱し, 室温に一昼夜放冷後, 顕微鏡を用いて室温にて老化防止剤の結晶生成状態を観察した. その結果老化防止剤の種類により, 結晶の出かたにかなりの差があることが認められた.
  • 草加 俊龍
    1964 年 37 巻 10 号 p. 768-773
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    今日, 化学肥料用袋に0.2mmの厚みの軟質塩化ビニルフイルムが多用されている. しかし, 夏期においては, blocking または tackiness が, また冬期には破袋が往々にして問題になる. この破袋については試験室的な適当な試験方法がなく, 一般に物性表示はJIS K-6732に準拠しているにすぎないようである.
    本研究は破袋のおこる限界を実用試験から求め, 他方試験室的にフィルムの物性を check し, それらの関連性を検討し, 社内における試験基準を設定しようとしたものである.
    その結果, 次の知見を得た.
    (1) 塩化ビニルフィルムは低温においては粘弾性を失い凍結する. これが伸び率に影響する. JISK-6732(1953)の方法によった場合, -5°C以下におけるある一定の温度で25%以下の伸び率を示したものは破袋した.
    (2) (1)と同様な現象において, かたさが変化し, 低温となるにしたがってかたさを増す. これの関連性を求めたところ, JIS K6301 (1962) においてかたさ94°以上の場合は破袋した.
  • 藤岡 一介, 後藤 準次郎
    1964 年 37 巻 10 号 p. 773-780
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    ポリエーテルウレタンゴムの物理的性質におよぼす諸因子を検討するために, ポリプロピレンエーテルグライコール, トリレンジイソシアネートよりプレポリマーを合成しさらに鎖伸長および架橋剤として4, 4′-メチレン-ビス-2-クロロアニリンを添加, 熱硬化してエラストマーを調整し物理性質を測定した. その結果良好な性質のものを得るためにはプレポリマー合成およびジアミン添加撹拌に適切な一定の反応条件が必要であることがわかった. プレポリマー合成に関しては初濃度比K1=[NCO]/[OH]=1.0~2.0, 温度50~140°Cの範囲内では見かけ上二次反応であり, 見かけの活性化エネルギーは12kcal/molであった. 一方エラストマーとしての性質はビューレット架橋による一次結合の網目による効果よりも, ウレア基•ウレタン基•芳香核による二次結合の効果に依存していること, 中でもウレア基の効果の大きいことがわかった. また架橋密度を一定にして物理性質を測定した結果これら極性基の増大にともなって二次結合力, 結晶性が高くなり引張強さ, モジュラス, 引裂抵抗, かたさなどは増大するが低温特性, 屈曲性などのゴムとしての柔軟性を劣化させることがわかった.
  • 寒川 誠二
    1964 年 37 巻 10 号 p. 781-796
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 宇野 泰三
    1964 年 37 巻 10 号 p. 797-804
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 小林 隆司
    1964 年 37 巻 10 号 p. 805-818
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
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