日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
40 巻, 8 号
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  • 加硫ゴムのオゾン劣化 (第2報)
    高野 良孝, 久留宮 弘幸, 鈴木 武志
    1967 年 40 巻 8 号 p. 615-627
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    筆者らはすでにオゾン気流中における加硫ゴムの応力緩和挙動につきすでに報告したが, その後オゾン濃度測定諸法を検討した結果, 諸測定値の問には大きな差があり, また, 諸法の長所, 欠点が明らかになった.本報告ではすでにASTM D-1149に規格化されているスプレージェット法, 改良スプレージェット法およびカウンターカレント充てん塔式の3法, またEhmertの開発した定電流電解方式およびその改良方式, さらにMAST社開発の自動濃度測定方式につき比較検討した結果, ASTM方式が最も吸収効率が良好で, 定電流電解方式は不良であることがわかった.しかしASTM方式は多くの欠点があり, 電解方式に比べ劣る点が多いので, 定電流電解方式の諸法を基礎的に調査検討し, 原因を究明した.その結果吸収液としてのヨウ化カリウムの濃度, 緩衝溶液の有無, 電解時の終点に与えるヨウ化カリウム濃度, グラスフィルター層の影響などが測定値に大きな効果をもつことを認めた.
  • 加硫ゴムのオゾン劣化 (第3報)
    高野 良孝, 久留宮 弘幸, 谷本 嘉雄, 谷口 皓一, 木場 秀文
    1967 年 40 巻 8 号 p. 628-632
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    さきに筆者らは加硫ゴムのオゾン劣化促進試験におけるオゾン濃度測定の重要性を考え, 諸法につき検討した結果, ASTMに最近採用されたVeithのカウンターカレント法が最も吸収効果が良好であったが, 定電流電解方式とくに2管式は不良であった.しかしASTMの諸法が吸収空気量大きく, 分析時間が大で操作が難かしいのに比べ, 定電流電解法は幾多のすぐれた点があり, 当方法を改良することは重要な意義をもつ.筆者らは先に推定した不良原因をもとにして, オゾン吸収法として, カウンターカレント充てん塔方式による新型吸収管を用い, また濃度測定には改良定電流電解方式を用い, 両者を兼用した新方法につき細部実験検討した結果, 満足すべき方法を得ることができた.新方法は操作簡便, 吸収効率良好, 採取空気量小量という諸条件を満足した.
  • 高分子材料の放射線劣化に関する研究 (第4報)
    釼 実夫, 今村 州男, 馬場 孝, 伊良部 光男
    1967 年 40 巻 8 号 p. 633-635
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    各種市販有機ゴム薬品 (酸化防止剤, 加硫促進剤等) をIIR-イオウ加硫系に配合した加硫物 (いずれもl-CaCO3を含む) と上記薬品を含まないIIR-イオウ, オキシム加硫物 (いずれもHAFを含む) をそれぞれCo-60γ線で照射し, その放射線効果について検討した.この際, 伸長度100%引張応力.引張強さの三者につき照射前後の値を比較検討して, その結果次のことがわかった.
    1) IIR加硫物は5×106γ~1×107γでその性質は急激に低下し, 5×107γで粘稠性を帯びて物理的性質の測定は不可能になつた.
    2) 伸長度には大きな変化はないが引張強さは線量の増加とともに低下し, 典型的な崩壊型ゴムである.
    3) 市販老化防止剤, 加硫促進剤をアンチラッドとして使用してもその効果はまったく認められなかった.
  • 高分子材料の放射線劣化に関する研究 (第5報)
    劔 実夫, 今村 州男, 馬場 孝, 伊良部 光男
    1967 年 40 巻 8 号 p. 636-641
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    各種市販有機ゴム薬品 (酸化防止剤, 加硫促進剤等) をBRおよびSBR-イオウ加硫系に配合した加硫物, およびそれら薬品を含まないBR-オキシム, 過酸化物加硫物 (いづれもHAF配合) をCo-60γ線で照射し, 前報と同様にその放射線劣化防止能力について検討した。その結果次のことがわかった。
    1) BR加硫物は1×108γで, SBR加硫物は5×107γで急激に100%引張応力が増加し, 典型的な橋かけ型ポリマーであることがわかった.
    2) アンチラッドを添加するとその性質は若干改善されるがアンチラッドを添加した際でもBRは5×107γ~1×108γで, SBRは1×108~5×108γで急激に機械的性質は低下した.
    3) 一般にアンチラッドを添加した場合その効果がNRの場合に比して顕著であった.
    4) 窒素中と空気中照射の100%引張応力の変化率に大きな差はなかった.
    5) BRのイオウ加硫物に対してGMF加硫物Dicup加硫物はNRのそれと同じ傾向を示していることがわかった。
  • 村上 謙吉
    1967 年 40 巻 8 号 p. 642-647
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 栗原 福次
    1967 年 40 巻 8 号 p. 648-656
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 昭和16年発足から41年末まで
    樋口 桜五
    1967 年 40 巻 8 号 p. 657-666
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 1967 年 40 巻 8 号 p. 700-701
    発行日: 1967/08/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル 認証あり
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