日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
43 巻, 12 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 福原 節雄
    1970 年 43 巻 12 号 p. 945-961
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 山本 健一
    1970 年 43 巻 12 号 p. 962-965
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 赤外吸収スペクトル
    田中 康之
    1970 年 43 巻 12 号 p. 966-974
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 朴 勝敦
    1970 年 43 巻 12 号 p. 975
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 古田 勲
    1970 年 43 巻 12 号 p. 976-981
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    大変形下で平衡状態にある加硫ゴムの応力とひずみの関係を記述する式と, 線形粘弾性現象論における等速1軸伸張式とを折衷した形の式に対して, 式中の緩和スペクトルおよび核関数をそれぞれ単一幅関数, 階段関数で近似することにより, 伸張比から応力が計算できる.
    JISによって規定された引張試験の内容をほぼ大変形等速1軸伸張下の試験と見なし, 既報の破断スペクトルと上述の式とを用いて, 引張試験の各測定項目を数個のパラメタによって評価することを数種の加硫ゴム試料について試みた. M100, M300, に対しては評価精度は良好であるが, M500では多少不一致が目立ちはじめ, T.S.では評価値が試験法による実測直の1/3程度になるという結果を得た. また, 充てん剤混入試料についても既報の方法による内部ひずみの補正を行なえば, 純ゴム試料と同程度の一致が得られることがわかった. この場合にも引張試験で得られるT.S.の値はやはり評価値を上まわるので, これまた純ゴムの場合と同様に, 評価値を3倍するという応急措置をとらざるを得ないことがわかった.
  • 藤本 邦彦, 右田 哲彦
    1970 年 43 巻 12 号 p. 982-991
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    これまで行なってきたわれわれの研究結果から, ベースポリマーが伸長非結晶である場合には, 充てん剤未加硫ゴムの引張破壊特性は
    1) ポリマーのガラス転移温度 (Tg),
    2) ポリマーを構成する剛いコンポネントの分率 (ap),
    3) ゴムマトリックス部分の網目鎖密度 (v),
    4) 充てん剤の体積分率 (φ),
    5) 充てん剤周辺の稠密構造層の量 (c*),
    の5つのパラメータによって大略規定できることが明らかになっ. そこで本報では, 引張破壊強度(σb) および伸び(εb)の温度依存性をこれらの因子で記述する経験式を, 半分子論的立場から導いた. 得られた経験式はつぎのとおりである.
    (低温領域)
    (高温領域)
    上式における19個の任意定数(σ*b pure, ε*b, pure, A1, A2, B1, B2, a1, a2, H1, H2, h1, h2, p1, p2, k1, k2, m1, m2, Tc)を適当に与え, SBRをベースとした19個の加硫ゴム系に対して実験値との比較を行ない, これらの式の妥当性を評価した. また, 上記の経験式と温度-時間換算則および破壊包絡線との関係についても言及した.
  • 佐武 邦夫, 新木 涵人, 寺岡 勉, 井部 定雄
    1970 年 43 巻 12 号 p. 992-995
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    前報1)に引続き, スチレン•ブタジエン•スチレンブロック共重合体 (スチレン含量約25%)2)と一般用スチロール樹脂とのロールブレンドにつき検討を行なった. 今回は, ブレンド比に対する物性変化曲線中に示される転相領域に注目し, ポリマーの分散状態を検討した.
    その結果, このロールブレンド系にあっては, ポリブタジエンゴムと一般用スチロール樹脂のロールブレンド系などとは異なり, 転相領域において, 一般用スチロール樹脂の強固な連続相が発達しがたいことを認めた. さらに, この事実につき考察をすすめ, スチレン•ブタジエン•スチレン•ブロック共重合体中のポリスチレン•ブロック部と一般用スチロール樹脂の間の比較的強い相互作用がこの原因であると考えた.
  • II. Isoxazoline 基を有するジエン系ゴムの特性
    多田 紘一, 沼田 吉彦, 勝村 敏昭, 吉岡 海造
    1970 年 43 巻 12 号 p. 996-1001
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    各種ジエン系ゴムに Benzohydroxamicchoride-Triethylamine を反応させて Phenylisoxazoline Ring を有する変性ゴムを合成した. BR-01(高シス含量BR)はロール上で粉末になり, IR-305(IR)は粘着性が大きく, いずれもロールによる単味配合はできなかった. HAFカーボンを充てんした未加硫配合物およびそれの加硫物について変性の効果を調べ以下のような結果を得た.
    1) 変性ゴムの未加硫配合物の100°Cにおける粘度はジエン(低シス含量BR), EBR(乳化重合BR) においては未変性ゴムのそれよりも低く, SBR(乳化重合SBR)では高くなる. いずれの変性ゴムにおいても引張特性は著しく大きくなる.
    2) 加硫ゴムの性質は変性により引張強さ, 引裂強さ, き裂生長が改良される. 発熱, ぜい化温度, 転位温度は変性によりほとんどかわらず, 一方耐摩耗性は悪くなる.
    3) 変性ゴムにSBRをブレンドしていくと未加硫配合物の引張特性はSBRの少量のブレンドで急激に低下して, SBRの値に近づく. 加硫物の引張強さ, 伸びも各成分の相加平均よりも低くなり50/50ブレンド比のところで最低値を与える.
  • 高木 利治, 橋本 勉, 川崎 信弘, 中元 裕
    1970 年 43 巻 12 号 p. 1002-1005
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    重合温度が15°C, 45°C, そして75°Cのメルカプタン変性クロロプレンゴム3種を実験に用いた. 各試料についてロール温度を変えて素練りを行ない, ムーニー粘度の変化を追跡した結果, その変化の様子はよい近似で次式により整理できた.
    ML=(ML0-ML)exp(-at)+ML
    ここでML0とMLはそれぞれ素練り初期と最終のムーエー粘度で, aは素練り時間に依存しない定数である.
    素練りの進行は高分子量物の消失を生じ, その効果はロール温度が低いほど, また試料の重合温度が低いものほど著しいと思われた. 上式は単なる実験式であり, 物理的意味が乏しいため, 本報告ではムーニー粘度の収れん値MLについてのみ考察を行なった. そして, ロール間隙通過中に生じる分子鎖の切断は, 分子鎖が受けるずり応力に基づく機械的なものであると結論した.
  • 高木 利治, 橋本 勉, 川崎 信弘, 木戸 士瓏
    1970 年 43 巻 12 号 p. 1006-1010
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    ロール素練りによるクロロプレンゴムの分子量分布の変化をGPC法により追跡した. 高ずり応力下での高分子鎖はその中央で機械的に切断すると仮定して, 逐次反応の概念を用い, 切断の速度定数は分子量のα乗に比例するとして, 分子量分布の変化を説明した.
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