日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
56 巻, 12 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 大北 熊一
    1983 年 56 巻 12 号 p. 753-762
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 占部 誠亮
    1983 年 56 巻 12 号 p. 763-767
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 野口 徹, 芦田 道夫, 真下 智司
    1983 年 56 巻 12 号 p. 768-775
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    ナイロン6やポリエステルの短繊維とクロロプレンゴムの複合体の機械的性質や膨潤を測定することにより, 一方向に配向した短繊維の分散及び配向度, 繊維とゴムの接着について考察した.
    混練りによって直径が19μm以下のナイロン6短繊維は切断されるが, 27μmのナイロン6や21μmのPET短繊維は切断されない. RFL未処理の短繊維を配合した複合体は伸度10%までは繊維の大きい引張応力を示し, 短繊維とゴムの間にも弱い相互作用が認められ, 一方, RFL処理した繊維を配合したゴムの複合体は, 降状現象を示さずに破断まで伸度の増大とともに引張応力は増大した. 短繊維-ゴム複合体の引張応力と膨潤は, 繊維配向により異方性を示し, 繊維の長軸方向で最大の応力と最小の膨潤率であった. 膨潤率よりPET短繊維は圧延ロール面内で圧延方向にほぼ完全に配向しているとみられるが, ナイロン6短繊維の場合にはわずかに配向は乱れている. これは混練り中に短繊維が屈曲したためと思われる.
  • 草加 俊龍
    1983 年 56 巻 12 号 p. 776-783
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    軟質ビニルシート, レザー, スポンジレザーなどを製造する場合, 原材料の配合物中に水を混合して混練加工することは不可能である.
    その理由は, コンパウンドに混じらず, 150°Cで加工中にビニルフィルムあるいはシートから水は蒸発し, 製品の表面は粗面となる.
    本報では, 水の影響でビニル製品が失透したり, わずか軟化しているように感ずることに注目した.
    ビニルスポンジレザーを準備し, レザーに水を吸収させ, レザーに対する水の軟化剤としての効果を観察した. すなわち, ビニルスポンジレザーを高温水に浸せきし, 高温で軟化させ (ミクロブラウン運動を活発にし), 可塑剤, 安定剤, その他の添加剤, あるいはビニルスポンジレザーに含まれる部分的分解生成物などをキャリヤとして, ビニルスポンジレザーに水を吸収させるように試みた. 高温水にビニルスポンジレザーを浸せきして軟化することに関し, 次のような結果を得た.
    (1) 軟化度は, 水の温度が高いほど大きい.
    (2) 軟化度は, 静置状態より, かく拌したほうが大きい.
    (3) 温度にかかわらず, 水の吸収は約12分で平衡に達する.
    (4) 水の吸収量は, 適当な条件下で約11~12%で, その軟化効果はビニル層に対して使用している可塑剤の同量に相当している.
    (5) 浸せき水の温度は, 製品の外観変化のない程度の最高温度が望ましい. それは, 2次転移点付近の約60°Cが効果的である.
    (6) 製品の吸水保持期間は2年以上である.
    (7) 基布の軟化は, ビニル層の軟化に寄与していない. しかし, それはビニル層に対してマイナス要因ではない.
    上述したように, ビニルスポンジレザーの高温水処理は実用性があるといえる.
  • 奥本 忠興, 杉本 正俊, 市川 昌好
    1983 年 56 巻 12 号 p. 784-793
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    耐燃料油のゴム材料として耐熱性, 耐劣化ガソリン性及び耐アルコール添加ガソリンに対して最も優れているのはフッ素ゴムであるが, 非常に高価である. 一般にはニトリルゴム (NBR) が使用されているが, これをベースとしてフッ素ゴム (FKM) とのブレンドによる性能向上を考えた. FKMとNBRの不均一混合系においてFKM相ができるだけ少ない量でもってFKM相を連続 (海) 相にしたブレンド構造に近ずけることにより, FKMの特徴を生かしてNBRゴムの物性は改良されることが期待される. 本研究では燃料配管系ホース材料としてのブレンドの基礎実験としてNBRとFKMのブレンド構造と物性の関係について調べた. またFKMを少なくして物性を維持するための分散剤の添加による物性への影響についても調べた.
    NBR/Viton B-50のブレンドにおいてNBRとFKMのブレンド比が50/50付近では相の区別はつかないが, Viton B-50が 60vol. 比以上では連続相となり, 耐熱性と耐劣化ガソリン性は改良される. 一方, NBR/Viton GHの組成にかかわらず Viton GHが球状の不連続 (島) 相を形成する. また Viton GHの減少とともに耐熱性, 耐劣化ガソリン性及び耐ガソホール性は単調に減少する.
    分散剤として各種ポリマーの中からエチレンアクリレートエラストマー(Vamac) はFKM 50vol. 比でFKMを連続相にすることが可能である. またエチレンアクリレートを添加したブレンド材料は耐ガソホール性に劣るものの耐熱性, 耐劣化ガソリン性にすぐれ, FKM60vol. 比のブレンド材料と同等以上の特性を有することがわかった.
  • P. J. Corish, ゴム科学技術研究委員会
    1983 年 56 巻 12 号 p. 794-819
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 大内新興化学工業株式会社
    1983 年 56 巻 12 号 p. 820-821
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル 認証あり
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