日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
64 巻, 10 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 迎山 智昭, 斉藤 英俊
    1991 年 64 巻 10 号 p. 595-602
    発行日: 1991年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 植田 賢一
    1991 年 64 巻 10 号 p. 603-604
    発行日: 1991年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 野納 敏展, 前野 昌弘, 前田 禎美, 木村 博道, 早矢仕 隆司, 古宇田 成巳
    1991 年 64 巻 10 号 p. 605-611
    発行日: 1991年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    ゾルーゲル法で得た比表面積1~700m2/g, 粒径4~30μmの球状シリカのゴム補強剤としての適用を検討する目的で, 球状シリカの比表面積, 粒径, 見掛け比重, 吸油量, シラノール基数等の物性を測定した. 更にゴム補強性に重要なバウンドラバー形成条件を研究した. その結果, 比表面積が400m2/g以上で粒径が20μm以下の球状シリカであれば吸油量も大きく, ゴム中で0.1~0.3μmの微粒子に分散してバウンドラバーを形成し, ゴム補強性に適していることがわかった. 一方, 低比表面積, 低吸油量又は30μm以上の大きい粒径の球状シリカはほとんどバウンドラバーを形成していないことがわかった.
  • 前田 禎美, 前野 昌弘, 木村 博道, 早矢仕 隆司, 野納 敏展
    1991 年 64 巻 10 号 p. 612-621
    発行日: 1991年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    ゾル-ゲル法によって作製した球状シリカ(比表面積1~700m2/g, 平均粒径4~30μm)のSBR補強性について検討した結果, ゴム補強性に対するシリカ自体の性状要因の一つが明らかになった. それはシリカ微粉体の平衡水分から得られる, 親水性指数(WAI)である. WAIにより, 例えば高比表面積試料での硬さの低下現象を推定することが可能となる. また, 破壊強度については, その吸油量が大きな要因となることがわかった.
    一方, 高比表面積の球状シリカを市販のシリカ補強剤と比較した結果, 特に圧縮永久ひずみ率の改善の著しいことが認められた.
  • 森 邦夫, 高橋 治彦, 大石 好行, 堀江 浩
    1991 年 64 巻 10 号 p. 622-631
    発行日: 1991年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    NR-黄銅接着物の水劣化後のはく離強度を硫黄添加量の関数として種々の因子から検討し, 接着物の新しい水劣化機構を提示した. 接着物の耐水性は最適な硫黄添加量のとき優れており, 硫黄添加量が接着層の耐水性と関係すると考えた. 加硫中にアミン化合物を放出するスルフェンアミド系加硫促進剤は接着物の水劣化性を促進し, 放出しないチアゾール系加硫促進剤は高い耐水性を示した. 塩基性が強く拡散しやすいアミンを放出する促進剤ほど接着物の水劣化性を促進した. ステアリン酸はZnO添加量が多いほど耐水劣化性に影響しないが, 少ないと耐水劣化性は低い. コバルト塩は接着物の耐水性に対して, 最適硫黄添加量を高硫黄側にシフトさせる. 未研磨黄銅は研磨黄銅より耐水性に劣る接着物を与える. 黄銅の亜鉛含有量が高いほど, また結晶粒度が小さいほど耐水性に優れた接着物を与える. 接着物の水劣化後のはく離面を観察し, その表面分析をした結果破壊は黄銅の表面層で起こっていることが明らかとなった. 以上の結果から接着物の水劣化はアミソ-応力腐食割れ機構によって起こる仮説を提示した.
  • 藤本 邦彦, 高根 邦夫, 御船 直人
    1991 年 64 巻 10 号 p. 632-641
    発行日: 1991年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    本研究は, 天然ゴムNR, 溶液重合SBR, 及びそのゴム分子鎖末端に官能基を付加した改質SBR*のカーボンブラック複合の単一系ゴム, これらをブレンドしたSBR/NR, SBR*/NRのブレンド系ゴムの動的クリープについて検討した. 動的クリープ量は, (a), ゴム分子鎖間相互作用による物理結合破壊に起因するクリープ量ε1(t), (b), 複合粒子の安定配合構造への転移に起因するクリープ量ε2(t), 及び, (c), 相溶構造の相分離に起因するクリープ量ε3(t)の総和で表現される. また, SBRの分子鎖末端に官能基を付加した改質SBR*のブレンド系では, 物理結合量は少なく, かつ複合粒子は安定した配位構造を形成すると同時に, クリープ過程でのNR相分離現象は認められず, SBRのブレンド系に比較し動的クリープ量は極めて小さくなることを明らかにした.
  • 森 邦夫, 昆野 剛志, 大石 好行, 里舘 啓子, 熊谷 直昭, 丹野 和夫
    1991 年 64 巻 10 号 p. 642-650
    発行日: 1991年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    加硫ゴムの電気化学的な新分野を開拓する目的で, ケッチンブラックを含む導電性加硫ゴムを調整し, これを電極としたピロールの電解重合とその電気化学的特性を検討した. EPDMにおよそ20部以上のケッチンブラックを充てんすると0.1s/cm以上の導電性を持つ加硫ゴムが得られ, これを電極とするとピロールが電解重合することがわかった. 有効な電解重合を行うためには電解溶媒とゴム材料の選択が重要であり, EPDMとアセトニトリルの組み合わせがピロールの電解重合に最適であった. ペルオキシド架橋剤の増加は加硫ゴムの導電性を減少させた. 導電性加硫ゴム電極は生成した重合皮膜との密着性がよく, 密度と導電性の高い重合皮膜を与えることが明らかとなった. これらの導電性加硫ゴムと重合皮膜からなる積層物はドープ~脱ドープ反応や充放電反応などの電気化学的な活性を示した.
  • 大内新興化学工業株式会社
    1991 年 64 巻 10 号 p. 652-653
    発行日: 1991年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル 認証あり
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