日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
65 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 佐藤 瀏
    1992 年 65 巻 3 号 p. 149-157
    発行日: 1992年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 生体機能模倣の材料設計/構造設計
    岡本 秀穗
    1992 年 65 巻 3 号 p. 158-168
    発行日: 1992年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 青木 恂次郎
    1992 年 65 巻 3 号 p. 169-170
    発行日: 1992年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 森 邦夫, 高橋 治彦, 平原 英俊, 佐々木 八重子, 河野 隆年, 佐々木 英幸, 小向 隆志
    1992 年 65 巻 3 号 p. 171-180
    発行日: 1992年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    表面が酸化皮膜で覆われたニッケル, 及び無電解ニッケルめっきは硫黄加硫系配合不飽和ゴムと加硫接着して高いはく離強度の接着物を与えないが, これにトリアジンジチオールを配合した不飽和ゴムを用いると凝集破壊を示す程高い接着物が得られた. 接着強度はトリアジンジチオールの量と種類, 及び加硫配合剤の量と種類の影響を受け, それぞれ最適値が存在した. この結果はトリアジンチオールがニッケルめっきとゴム分子間を結合するバインダーの効果を有することを示唆している. 不飽和ゴムの不飽和度やその種類は若干はく離強度に影響した. はく離強度に及ぼすニッケルの種類の影響や無電解ニッケルめっきの保存の影響は少ないが, 熱処理の影響は認められた. また, 熱処理により厚い酸化皮膜を持つニッケルめっきは接着温度を高くしたり, トリアジンジチオール添加量を増加させると接着性は回復した. ニッケル粉とNBRからなる複合物のクラウスプロットからトリアジンジチオールによって両者の界面で一次結合が生成していることが推定できた. 接着物の界面にはニッケルの硫黄化合物からなる界面層が生成していることがわかった. トリアジンジチオールを含む接着物は耐油, 耐水, 耐熱性に優れていることが明らかとなった.
  • 森 邦夫, 平原 英俊, 佐々木 八重子, 河野 隆年, 佐々木 英幸, 小向 隆志
    1992 年 65 巻 3 号 p. 181-190
    発行日: 1992年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    ペルオキシド架橋系におけるニッケルめっきとNBR, 高飽和NBR, 及びEPDMなどの不飽和ゴムの直接架橋接着はトリアジンジチオール類をゴムに添加することにより始めて可能になった. 接着物のはく離強度はトリアジンジチオールが架橋接着中にペルオキシドの存在下で不飽和ゴム又はニッケル表面と反応して, 界面にバインダー結合を生成させるとともに増加すると推察した. はく離強度はトリアジンジチオール及びペルオキシドの量と種類及びこれらの配合比の影響を受けるが, 基本的にはバインダー結合を増加させるような方向でこれらの因子を調整することが重要であった. また, ゴムの種類, 不飽和度及び反応点の反応性などの因子も界面でバインダー結合の生成に関与するためはく離強度に影響した. ニッケルめっき後の保存は常温で3か月間まで接着物のはく離強度にほとんど影響しなかった. 鉄, ステンレス, パーマロイ, 銅などニッケルめっきできる金属と不飽和ゴムの直接架橋接着はめっき厚が0.2μm以上で可能となった. 得られた接着物は優れた耐熱性, 耐水性及び耐油性を示した.
  • 一定伸長下での応力緩和挙動
    福森 健三, 佐藤 紀夫, 倉内 紀雄
    1992 年 65 巻 3 号 p. 191-199
    発行日: 1992年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    相溶系の組合せであるニトリルゴム(NBR)/ポリ塩化ビニル(PVC)ブレンドの純ゴム系及びカーボン充てん系について, パルス法NMRによる伸長状態下でのスピン-スピン緩和時間T2の測定を行い, 系の分子運動性と一定伸長下の応力緩和挙動との対応づけを検討した. T2測定では, 10nm以下の大きさでNBR相中に分散したPVC相の存在が確認され, 変形に伴う各相の分子運動性及び成分量の変化を捉えることができた. 応力緩和速度は伸長比に対して増加し, その非線形性はPVC相の分散に伴う内部粘性の増加, PVC相への応力集中に伴う塑性的挙動等に基づくことが推定された. 変形に伴う高次構造変化の影響で, 純ゴム系の寿命分布は, NBR単独の純ゴム系と同様に偶発破壊の特徴を示すことが明らかになった. カーボン充てん系のT2値の伸長比依存性には応力緩和をもたらすPVC相の塑性的挙動が反映され, NBR単独の系に比べて, 充てん粒子によるゴム網目鎖の分子運動性に対するひずみ増幅作用の効果が抑えられると推定された.
  • 大内新興化学工業株式会社
    1992 年 65 巻 3 号 p. 200-201
    発行日: 1992年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル 認証あり
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