日本草地学会誌
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13 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1967 年 13 巻 4 号 p. Cover13-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 表紙
    1967 年 13 巻 4 号 p. Cover14-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. App5-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. App6-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 五島 一成, 宮崎 和之
    原稿種別: 本文
    1967 年 13 巻 4 号 p. 209-214
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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    南方型牧草バヒアグラスの化学的組成におよぼす生育段階,肥料三要素増施および気象要因の影響について検討し次の結果をえた。1.生育の進展に伴って,粗蛋白質,粗脂肪,粗灰分,P_2O_5,K_2Oなどの成分含有率は低下し,草丈約50cmの出穂始期を境として前半は低下率が大きく,後半は小さかった。また粗繊維,可溶性無窒素物は,生育の進行に伴って含有率が漸増し,出穂始期以降著しい増大を示した。2.窒素の増施によって粗蛋白質含量は著しく増加し,標準区に比べ約1割含有率が高くなった。可溶性無窒素物はやや低下したが,粗繊維,粗脂肪,粗灰分,無機成分含有率などには変化が認められなかった。また燐酸,加里を増施しても各成分含有率には顕著な変化は認められなかった。3.化学的組成の季節的変化は,粗蛋白質および粗灰分は5〜6月に高く,7〜8月に最も低下し,9月以降再び高くなった。粗繊維は全く逆の傾向を示した。可溶性無窒素物および粗脂肪は季節的変異がほとんど認められなかった。また夏季高温時には粗蛋白質含有率が低く,粗繊維含有率が増大し成分含量面からみた草の品質は低下の傾向にあることがうかがわれた。
  • 佐藤 徳雄, 酒井 博, 藤原 勝見, 大場 義昭
    原稿種別: 本文
    1967 年 13 巻 4 号 p. 215-220
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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    小岩井カブを用い栽培条件を同一にし,越冬前後を中心にカブの生育肥大の経過と養水分の変化について実験を行なった。その結果は次のとおりである。1.地上部の重量は生長の止まる11月上旬でピークに達し,以後葉部の枯死脱落の増加,養分の地下部への転流,呼吸による消耗などによって漸減し,花茎の伸長期に至って再び増加した。2.地下部の重量は積雪下でも増加の傾向を示し,花茎の伸長期に至って減少したが,乾物重は積雪下では必ずしも増加せず,貯蔵養分(主に全糖)はむしろ呼吸その他の原因で減少した。3.生体重,乾物重ともに12月が最も多く,貯蔵養分含有率も最も高いので,この時期に収穫するのが有利であるように思われる。4.茎葉を附着した場合と分離した場合の保存中の養水分の変化についてみると,茎葉を附着した場合は地上部の養分が地下部に転流するため,地下部では保存後の生体重の減耗が少なく,乾物歩合,貯蔵養分含有率ともに高い傾向がみられた。しかしながら,保存中の枯死脱落葉は利用価値を喪失するので,総体的には収穫時に地上部を極力利用し,地下部のみを貯蔵した方が有利であるように思われる。
  • 内藤 篤, 五十嵐 良造, 服部 伊楚子
    原稿種別: 本文
    1967 年 13 巻 4 号 p. 221-228
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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    1.コフサキバガはキバガ科に属する鱗翅目昆虫であって,本邦ではマメ科牧草特にラジノクローバの重要な害虫である。2.本種の成虫,卵,幼虫,蛹の各形態について述べた。3.本種は東南アジアからアフリカ東北部およびその周辺諸島にかけて広く分布する暖地性の害虫であっで,本邦では本州・四国・九州に分布するが,本州の北部および北海道には分布していない。本種の分布北限は宮城県北東部ないし岩手県南部の大平洋岸に始まり,宮城県の西部を通り,福島県を経て長野県の北部をかすめ,新潟県の西部を通って日本海側に抜ける地帯を考えることができる。4.本種の分布北限は年平均気温11℃線または最大積雪量50cm線によく一致する。これは分布を規制する要因として,冬期の低温や積雪が大きく関与していることを示しているものと思われる。5.本種は分布限界に近い地帯でもかなりの発生を見ることがあるが,これは本種が多化性で年間の増殖能力が大きいためと考えられる。
  • 村山 三郎, 高杉 成道
    原稿種別: 本文
    1967 年 13 巻 4 号 p. 229-233
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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    本実験では生育時期別の遮光がアルファルファの初期生育および主根内の澱粉含量に及ぼす影響について検討した。アルファルファ(Du Puits)をポット栽培し,遮光率(約65%,80%)と遮光時期(本葉1〜3葉期,3〜6葉期,6〜9葉期,9〜12葉期および1〜12葉期)を組合わせた試験区を設けた。その結果は次のとおりである。1.草丈に及ぼす影響は本葉1〜3葉期および3〜6葉期の遮光では伸長が抑制され,本葉9〜12葉および1〜12葉の遮光では伸長が促され,むしろ徒長気味である。2.分枝の伸長に及ぼす遮光の影響は第1節位の分枝で著しい。しかも遮光処理が後期になるにつれて伸長が著しく,その程度は遮光率の高い区において顕著である。3.乾物収量は遮光により,一般に地上部重および根重ともに減少するが,本葉6〜9葉期,9〜12葉期および1〜12葉期遮光区の地上部重は増加する。4.主根内の澱粉粒の蓄積は本葉9〜12葉期および1〜12葉期の遮光処理で減少が甚しい。5.以上の結果から,遮光のアルファルファの生育および主根内の澱粉含量に及ぼす影響はアルファルファの生育時期によって異なるものと思われる。
  • 山田 豊一, 渡辺 亀彦, 高柳 謙治
    原稿種別: 本文
    1967 年 13 巻 4 号 p. 234-247
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    生産力の低下したオーチャードグラス単独草地に簡易な手段でサブクローバ2品種と,比較としてのラジノクローバを導入し,無導入区と対比した。その結果,クローバ導入区ではクローバの収穫が得られたばかりでなく,オーチャードグラスの生育が助長され,その収量も無導入区をはるかに上回り,とくに利用二年目においては2倍以上に達した。ラジノクローバは利用二年目の夏に夏枯れして消失したが,サブクローバはなお植生を維持し,一年生であるけれども,晩春地中に残された多数の種子が休眠して夏を過し,初秋の降雨によって発芽するので,高い植生持続性を示した。クローバ導入の同伴グラスに対する増収効果は土壌の無機態窒素の増加によることを認めた。従来,ラジノクローバはオーチャードグラスなどと組合わされて混播草地の主要草とされてきたが,しばしば利用頻度の高い場合には優占して家畜の失調を起こしやすく,また時には逆に夏枯れして消失し,草地の量的,質的向上をさまたげる。これに対してサブクローバはwinter annualであって多年生グラスと競合する期間が限られ,また夏枯れの心配もない。したがって,サブクローバを衰退したグラス草地に導入することにより,クローバ優占をもたらすことなく,更新効果をあげ,それを長年にわたって持続できるものと考えられる。
  • 岡本 恭二, 沢村 浩, 渡辺 成美
    原稿種別: 本文
    1967 年 13 巻 4 号 p. 248-253
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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    不耕起栽培を長期間継続すると,土壌が堅くなって通気性などの物理的性質が悪化し,牧草の高位生産が阻害される懸念がある。その点を明らかにするために,土性を異にする火山灰土壌(土性L,SiCL)で,トラクタ車輪による表層踏圧によって土壌粗密処理区(粗,中,密)を設け,ローズグラスの生育反応を調査した。その結果ローズグラスの生育収量は,L,SiCL両土壌ともに密な区ほどよく,その傾向は特に1番刈り収量で顕著に認められた。地表下約15cmまでの大孔げき量は密区でもSiCL土壌で13〜16%,L土壌で6%程度であり,密区の容気量は降水量の多かった時期でも10%以上であった。またローズグラスの根は密区の堅い土層へも充分貫入し,その分布にも処理間に顕著な差は認められなかった。土壌有効水分は密な区ほど多く,また施肥後20〜50日目の土壌中の無機態窒素含有量は密な区ほど,根の多く分布する表層に多く,下層で少なかった。これらの結果から,密区でも通気性不良および土壌硬度の増大による生育阻害はなかったものと思われ,したがって密な区ほどローズグラスの生育収量がまさったのは,表層土の有効水分および無機態窒素含有量が粗区より多かったことが主因と考えられる。密区土壌の物理性は,1〜2年間不耕起栽培した跡地土壌のそれとほぼ同じとみられるから,イタリアンライグラスとローズグラスによる不耕起栽培を1〜2年,小型作業機を利用する場合にはそれ以上継続しても,少なくとも火山灰畑地では土壌の緊密化がローズグラスの生育を阻害することはなく,土壌の物理性だけからみれば,むしろ生育に好適な土壌条件となろう。
  • 岡本 恭二, 沢村 浩, 渡辺 成美
    原稿種別: 本文
    1967 年 13 巻 4 号 p. 254-258
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    不耕起連続栽培を行なう場合に予想される問題点を解明し,本栽培法を確立するための基礎資料を得ようとして,土性を異にする火山灰土壌(土性L,SiL)で,トラクタによる表層踏圧によって人工的に土壌粗密処理(粗,中,密)を行ない,イタリアンライグラスの生育反応を調査した。その結果,土壌孔隙,容気量,根系分布などからみて密区でも土壌の通気性不良および硬度の増大による生育阻害はなかったものと判断された。また密な区ほど表層土の有効水分量は多い傾向が認められ,イタリアンライグラスの生育に有利に作用したと予想されたが,生育収量には両土壌とも土壌の粗密による差が認められなかった。ローズグラスのように土壌の緊密化が増収に結びつかなかったのは,イタリアンライグラスの生育期が比較的低温で土壌の硝化作用が遅く,硝酸態窒素による溶脱の度合が少ないために,表層での土壌粗密による無機態窒素量に差が少なかったことなどによるものと推察した。以上の結果から,不耕起栽培を連続しても土壌の緊密化がイタリアンライグラスの生育を阻害することはないと考えられる。
  • 上野 昌彦, 吉原 潔
    原稿種別: 本文
    1967 年 13 巻 4 号 p. 259-260
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 文献目録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. 261-262
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. 263-266
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. 267-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. 268-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. 268-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. 268-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 目次
    1967 年 13 巻 4 号 p. Toc1-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1967 年 13 巻 4 号 p. App7-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 表紙
    1967 年 13 巻 4 号 p. Cover15-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 表紙
    1967 年 13 巻 4 号 p. Cover16-
    発行日: 1967/12/20
    公開日: 2017/07/07
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