日本草地学会誌
Online ISSN : 2188-6555
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17 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 17 巻 3 号 p. Cover9-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 17 巻 3 号 p. Cover10-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 3 号 p. App14-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 3 号 p. App15-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 3 号 p. App16-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 3 号 p. App17-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 酒井 博, 佐藤 徳雄, 藤原 勝見, 佐藤 庚
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 151-160
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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    火山灰畑地土壌における合理的な作付方式を確立するために,宮城県川渡にある東北大学農学部附属農場において,1964年から1968年まで数種の牧草と青刈作物および普通作物を組合せて作付けし,1)各種作物の生産力,2)跡地作物の生産力,3)跡地作物の無機成分,4)跡地土壌の理化学性,5)跡作における雑草の消長などについて検討した。その結果は次のとおりである。1.牧草の乾物収量はオーチャードグラスとラジノクローバの混播が,オーチャードグラス単播・Hワンライグラス単播とともに1ton/10aをこえ,オーチャードグラスとアルファルファの混播がこれについでいる。青刈作物と普通作物では,その生産量からみて青刈トウモロコシが混播牧草に匹敵し,普通作物では粗収入の点からバレイショが有利である。2.各種作物栽培跡地の青刈トウモロコシの乾物収量はマメ科牧草やマメ科を混ずる混播牧草跡地が高く,無N区でもイネ科牧草や青刈作物・普通作物跡地の三要素区の収量に匹敵している。また混播牧草栽培跡地の青刈作物や普通作物の収量は,これら作物を普通作物跡に栽培した場合に比べて高い。3.跡作青刈トウモロコシのNの吸収量はマメ科牧草やマメ科を混ずる混播牧草栽培跡地が高くなっているが,レッドクローバ栽培跡地では前作のレッドクローバの生育が悪かったために,Nの吸収は必ずしも高くなかった。P_2O_5の吸収量もNと同様の傾向が認められたが,K_2Oの吸収量はN・P_2O_5と異なり,牧草跡と他作物跡との間にほとんど差がなかった。混播牧草の年間乾物収量は青刈トウモロコシと同程度であったが,養分吸収量は青刈トウモロコシよりもはるかに大きかった。4.牧草栽培跡地は青刈作物や普通作物栽培跡地よりも土壌有機質や1mm以上の耐水性団粒が増加し,保水力は高かったが,容気度は必ずしも高くなかった。牧草栽培跡地の全窒素と全炭素は青刈作物や普通作物の栽培跡地より0〜5cm層位において高い。5.跡作における雑草の発生量や埋土種子数は牧草栽培跡地では少なく,青刈作物や普通作物栽培跡地の50%以下であった。
  • 高橋 均, 飯田 克実, 高橋 保夫
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 161-169
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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    水田裏作にイタリアンライグラスを栽培する場合に,水稲収穫後の播種適期間が短かいので栽培面積を拡大することが困難である。そこで,イタリアンライグラスの省力播種法とくに不耕起まき栽培について検討した。1)イタリアンライグラスの発芽にとっては,耕起の有無・砕土程度の精粗にかかわらず地表面に播種したままの方が良く,覆土すると発芽率が低下した。すなわち,最も省力的な不耕起まきによって十分の発芽苗立を確保できるが,降雨が不十分で土壌水分含量が低い場合には不安定である。2)圃場の播種準備作業を省略して播種床の条件が悪いほどイタリアンライグラスの初期生育が不良であった。とくに不耕起まき栽培では耕起まき栽培に比べて初期生育が劣り,1番刈収量が明らかに低下し,2番刈でもやや減収した。3番草以降には耕起の有無の影響はみられなかった。3)不耕起の場合には土壌の固相割合が高くて気相割合が低く,硬度が高いことも減収の一因になっていると考えられるが,土壌中の可溶態N含量の低下がイタリアンライグラスの初期生育を抑え,1〜2番刈収量を低下させる大きい原因であると考えられる。4)土壌中の可溶態N含量の低下を補なうために晩秋に追肥を1回追加すると,1番刈収量は耕起した場合と同程度になった。すなわち,土壌中のN含量を高めてイタリアンライグラスの生育を維持するには,耕起作業を省略して晩秋の1回の追肥におき代えることが可能である。5)水分蒸発に伴なって土壌が収縮する際に生ずる亀裂から,雨水に肥料分が溶解して流亡することが,土壌中可溶態N含量の低下の大きい原因であると考えられる。したがって,この溶脱の程度は亀裂の発生に影響する土壌水分の減少程度・土性あるいは水稲の栽培法等により異なり,イタリアンライグラスの減収程度および追肥の効果もこれらの条件によって異なるものと考えられる。
  • 木島 浩三, 竹井 邦夫
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 170-175
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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    暖地型牧草カラードギニアグラス種子の発芽試験法の改善をはかるため,発芽温度と発芽床および2・3の種子処理が発芽にどのような影響をおよぼすかについて1970年4月から7月におけて,農業技術研究所種子貯蔵管理室で実験をおこなった。1.発芽温度と発芽床をかえてその発和効果をみた結果,高温時間の長い30〜20℃の変温が高温の短い20〜30℃にくらべて発芽率は著しく高く,明らかな差が認められた。また〓紙,川砂,土壌,バーミキュライトの各発芽床では,いずれの温度条件下でも土壌,砂区は〓紙区にまさった。2.種子の脱頴,傷付,浸種水洗処理が発芽にどのような影響をおよぼすかをみた結果,脱穎種子は発芽開始の時期が早く,80%以上の高い発芽率を示したが,傷付,浸種水洗,脱〓処理の効果は著るしくなかった。3.濃硫酸の浸種処理時間をかえて発芽をしらべた結果,処理時間が長くなるにつれて発芽率は漸増する傾向が認められたが,化学薬品との併用によってさらに発芽は旺盛となり,ジベレリンとチオ尿素混合溶液区が最も発芽促進効果は大であった。
  • 大山 嘉信, 柾木 茂彦
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 176-183
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    サイロ開封後のサイレージの変敗の機序を知るために,大型サイロより取出した直後の予乾サイレージを,発泡ポリスチレン製の断熱容器に詰込み,温度ならびに有機酸組成などの経時的変化を調べた。その結果,サイレージによって,10日間にわたって室温とほぼ同じ温度に保たれる例から,ただちに温度が上昇する例まで,種々のものがあった。これとサイレージの性質との関係を検討したが,確定的な条件は見出されず,概して,埋蔵日数が短かく,pHが高いサイレージが気温の高い条件におかれると,変敗し易い傾向があった。サイレージの温度が上昇しない間には成分の変化はなかったが,温度の上昇にともなって,乳酸および酢酸,あるいはそのいずれかが減少し,pHが上昇した。揮発性塩基態窒素の含量は減少し,蛋白態窒素の含量は増大する傾向が認められた。プロピオン酸ナトリウムを添加すると温度の上昇が抑えられる場合があったが,ニトロフラゾンにはその効果はなかった。両者を併用すると,プロピオン酸ナトリウム単独の場合よりも効果が顕著であった。
  • 田中 弘敬, 宝示戸 貞雄, 大竹 茂登
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 184-188
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    オーチャードグラス育種における早期検定を有効にするため,幼苗期および成体期の諸形質の関係を明らかにしようとした。前報で供試した材料を幼苗試験終了後本圃に70cm×80cmの個体値えとして定植し,個体ごとの生草重,草丈,茎数多少などの諸形質を2年間にわたり調査した。1.幼苗期12形質と成体期時期別生草重との重相関係数は一般に,あまり大きくはなかったが,品種群をこみにした場合,長日区で2年間生草重と0.56の有意な相関が得られた。年については利用1年目,2年目とも全体としては類似の傾向であったが,重相関係数の値そのものは2年目の方がやや小さくなった。処理の比較では長日,対照,短日の順で,幼苗期に長日処理をおこなった区が重相関係数が大きかった。品種群についても差がありそうでとくに地中海産のものの値が大きかった。2.幼苗期9形質と成体期諸形質(生草重以外)との第1正準相関係数は0.6〜0.8でやや大きかったが,第2,第3正準相関係数は,次第に小さくなった。やはり幼苗期に長日処理をおこなった区が正準相関係数も最も大きい傾向があった。品種群については,地中海産のものが第1正準相関係数は他群に比べ大きかったが,第2および第3正準相関係数でははっきりしなかった。3.幼苗期諸形質の中では葉長および草丈が成体期諸形質との関係が最も深いがその他の幼苗期形質は関係がごくうすく,当面,これらの形質が重要であることが判った。
  • 新井 重光, 菊地 正武
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 189-196
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    草地の不耕起簡易造成への易溶性カルシウム塩の利用の可能性につき圃場試験で検討した。試験地は愛知県北設楽郡設楽町の名古屋大学草地研究施設内の雑木林地で土壌は腐植に富む「黒ボク」である。得られた結果は次のように要約される。1)酢酸カルシウム施用によって,牧草収量,牧草率および荳科率が高まった。しかし,2年目には炭酸カルシウム区の収量および牧草率は酢酸カルシウム区のそれらに近くなった。2)土壌分析の結果では酢酸カルシウムあるいは炭酸カルシウム施用のいずれによっても表層5cmまでのpH (H_2O,KCI),y_1に影響がみられたが,より下層では明らかではなかった。しかし,下層の置換性カルシウム含量は酢酸カルシウム施用によって明らかに増大した。このことから易溶性カカシウム塩による草地化促進の効果の原因を推定した。3)これらの結果から易溶性カルシウム塩の利用の可能性が結論された。
  • 高橋 正行
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 197-204
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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    埋蔵時の空気混入率をかえて埋蔵したサイレージの品質が,埋蔵後さらに排気あるいは通気処理を行なった場合,それぞれどのような影響を受けるかを検討した。高水分低WSC,高水分高WSCおよび予乾のイタリアンライグラスそれぞれ3種ずつ,合計9種の材料を用い,おのおのについて埋蔵時の空気混入率を3段階にかえて埋蔵密封する区(対照区),対照区と同様に埋蔵密封したのちさらに排気する区(排気区)および対照区と同様に埋蔵し,3日間開封したまま放置したのち密封する区(通気区)の3区を設け,25℃の室内で35日間貯蔵した。埋蔵時の空気混入率小では,排気により乳酸含量が減少する傾向があった。しかし高WSC生草および予乾草では,この減少が品質の低下に影響しなかったのに対し,低WSC生草ではこれが品質の低下をもたらす可能性があることが認められた。埋蔵時の空気混入率中および大では,どの材料においても排気により乳酸含量が増加し,ある程度の品質向上がみられた。その程度は空気混入率中より大のほうが大きく,また高WSC生草および予乾草よりは低WSC生草のほうが顕著であった。また通気処理により,すべての材料の,どの空気混入率においても乳酸含量は減少し,pH,酪酸含量およびアンモニア態窒素比率は高まり,品質は低下した。その程度は埋蔵時の空気混入率が大きいほど大きく,また高WSC生草および予乾草よりは低WSC生草のほうが大きかった。
  • 萬田 富治, 松本 達郎, 佐藤 庚
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 205-211
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
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    造成後2年目と3年目の草地を用いて,アルファルファ,アカグローバおよびラジノクローバのエストロジェン活性の季節的変動と生育年数による変動について検討した。3草種とも春の1番草から秋の4番草までを用い,4番草を除いて開花期に刈り取り,去勢未成熟マウスの子宮重量反応によってエストロジェン活性を測定した。その結果の大要は次のとおりである。1.アルファルファのエストロジェン活性は,2年草および3年草ともに春の1番草が最高で,2番草がこれに次いで高く,夏期の3番草で最低となり,秋の4番草で再び高まる傾向が認められ,季節による変動が著しかった。2年草のアルファルファのエストロジェン活性をDESの力価に換算して表わすと,乾物重100g当り1番草:2.8μg,2番草:1.7μg,3番草:0.4μg,4番草:0.8μgに相当した。3年草のエストロジェン活性は2年草の約1/3〜1/4に低下した。2.アカクローバのエストロジェン活性は2年草および3年草とるに季節による変動は小さく,1番草から4番草までのエストロジェン活性は,いずれも乾物重100g当りDES約1.0μgに相当した。3年草と2年草のエストロジェン活性もほぼ同じであった。3.ラジノクローバのエストロジェン活性は春の1番草が最低で,以降,次第に増加し秋の4番草が最高となった。2年草のラジノクローバのエストロジェン活性をDESの力価に換算して表わすと,乾物重100g当り1番草:0.4μg,2番草:0.5μg,3番草:0.8μg,4番草:1.5μgに相当した。2年草のエストロジェン活性は1年草の約1/2に低下し,年令が進むにつれてエストロジェン活性は低下することが認められた。
  • 丹比 邦保, 福見 良平
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 3 号 p. 212-214
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 3 号 p. 215-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 3 号 p. 216-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 17 巻 3 号 p. Cover11-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 17 巻 3 号 p. Cover12-
    発行日: 1971/10/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
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