日本草地学会誌
Online ISSN : 2188-6555
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17 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 17 巻 4 号 p. Cover13-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 17 巻 4 号 p. Cover14-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 4 号 p. App18-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 4 号 p. App19-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 4 号 p. App20-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 中村 好男
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 217-222
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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    草地生態系における土壌動物の役割に関する試験研究の一環として,札幌市の中央に位置する採草地(クロバー類・チモシー類混播)の大型土壌動物相(体長2mm以上,但しダニ・トビムシ・ヒメミミズ類は除く)と,その季節的変動を調べた。2か年間の結果を概括すると以下のとおりである。総個体数および総現存量とも秋(9〜10月)に高く,冬(12〜3月)に低かった。採集大型土壌動物は3科13目に亘る22グループに分けられた。これらのうち総個体数に占める割合が2%以上のものは,ミミズ類(74.0%),アリ類(7.0%),コガネムシ類(3.4%),コメツキムシ類(2.7%),クモ類(2.5%)およびムカデ類(2.2%)であった。これらのグループはそれぞれやや異なった季節的変動を示したが,秋に多く,冬に少なかった。冬期間はミミズ類が総個体数および総現存量の大部分を占めていた。
  • 県 和一, 窪田 文武, 鎌田 悦男
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 223-228
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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    本実験は,同化箱法による牧草の群落光合成を測定する方法を検討するために,トールフェスクとアカクローバの人工群落を供試材料にして,同化箱によって長期間群落光合成を連続的に測定し,測定期間中のCO_2収支から求めた乾物生産量と実際の乾物生産量との比較をおこなった。その結果,実測値に対する計算値の比率はトールフェスク,アカクローバとも約93%の値を示し,両草種とも高い一致性を示した。これは同化箱内と外とで温度条件に大差がなかったこと,箱内のCO_2濃度の変化を大気中のCO_2濃度の20%以内におさえることができたことなどによって,寒地型牧草としては比較的高い光合成能力を維持することができたためと考えられる。以上の結果は,同化箱内の温度やCO_2濃度環境をより自然に近い状態に保てば,牧草の群落光合成の測定手段として同化箱法が妥当であることを立証している。
  • 窪田 文武, 県 和一, 鎌田 悦男
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 229-234
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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    1)群落光合成式(門司,佐伯)の適合性を検討する目的で,群落光合成式からトールフェスクとアカクローバの群落光合成量,乾物生産量を計算し,これを前報の実験結果と比較した。2)群落光合成式によって,群落の光合成量を計算する場合,個葉の光-光合成曲線式をもとめる必要がある。ここでは,相互遮へいの少ない状態の群落(LAI≒1)の光合成量を比較的自然に近い環境条件下で測定し,これを群落の吸光量との関連で補正し,個葉の光-光合成曲線の近似式を得た。3)このようにして得た個葉の光-光合成曲線の近似式をもとにして,群落光合成式から計算したトールフェスクとアカクローバの各生育段階における群落光合成量は,実測値とほぼ一致し,群落光合成成式の適合性の高いことが認められた。4)群落光合成式から計算したトールフェスクとアカクローバの乾物生産量は,前報で得た実測値,あるいは群落のCO_2収支の測定値を基礎にした計算値とほぼ一致した。このことは,群落光合成式を活用すれば,牧草群落の乾物生産量の推定と解析が可能になることを示しそいる。
  • 県 和一, 窪田 文武, 鎌田 悦男
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 235-242
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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    本実験は,牧草の乾物生産と最適刈取回数におよぼす吸光係数の影響について検討したものである。1)刈取回数を変えた供試7草種について純生産量(Pn)と平均日乾物生産速度(<CGR>^^^)を求めた結果,<CGR>^^^は草種および刈取回数で異なり,各草種に<CGR>^^^が最大値を示す最適刈取回数の存在することが明らかとなった。最適刈取回数区における各草種の<CGR>^^^_<max>はススキの約20g/m^2・dayを最大にしてシロクローバの約6g/m^2・dayまでかなりの差がめとめられた(第1表)。2)最適刈取回数区における<CGR>^^^_<max>は,全草種をこみにした場合,平均葉面積示数(<F>^^^_<opt>)と相関が高く,平均純同化率(<NAR>^^^)とは有意な相関がみとめられなかった。これは刈取が適度におこなわれた場合の牧草の乾物生産が<NAR>^よりも<F>^^^_<opt>によって影響され,<F>^^^_<opt>の大きい草種ほど<CGR>^^^_<max>も大きいことを示している。<F>^^^_<opt>が草種で異なるのは,主として吸光係数(K)が草種によって異なるためで,Kは葉面積を介して乾物生産に寄与しているといえる。3)供試7草種の吸光係数と最適刈取回数との間には高い正の相関々係がめとめられたが(第6図),これは年間最大の乾物生産をあげるための最適刈取回数が吸光係数によっ支配されることを示すともに,吸光係数が牧草の最適刈取回数を判断するための1つの指標になり得る可能性を示唆している。
  • 窪田 文武, 県 和一, 鎌田 悦男
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 243-249
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本報では,群落光合成式(門司・佐伯)を用いて,第報に示した牧草の乾物生産解析の結果を理論的に裏付け,その妥当性を立証した。1)牧草の一般的な栽培条件(1日の日照量50Klux・8hr,気温20℃)では,群落光合成量は,吸光係数(K)が小さく面積示数が高い群落において大きな値を示すことがわかった。これに対して,Kが大きい群落の光合成量は,比較的葉面積示数が低い段階で頭打ちの状態になることがわかった。これらの結果から,Kが小さい群落では,葉面積示数が高くなった段階で刈取処理を行えば,また,Kが大きい群落では,葉面積示数が低い段階で刈取処理を行えば,牧草の群落光合成は効率的に行われるものと考えられる。2)最適葉面積示数(F_<opt>)および最大日乾物生産速度(CGR_<max>)は,吸光係数(K)が小さくなるほど大きくなる傾向がみとめられた。これに対してNAR_0 (NAR_0=CGR_<max>/F_<opt>)は,Kが小さくなるほど小さくなる傾向がみとめられた。これらの結果から,Kが小さい群落では,葉面積示数を高くする条件,すなわち,刈取期間を長しくた場合,また,Kが大きい群落では,葉面示数を低くする条件,すなわち,刈取朝間を短くした場合に乾物生産は効率的に行われるものと考えられる。また,Kが小さい群落のCGR_<max>が大きくなったのは,葉面積示数増加の効果が大きかったためであると考えられる。
  • 鈴木 慎二郎, 帰山 幸夫
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 250-260
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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    牧草の平衡水分,カビの発生,乾物の減耗と環境湿度との関係を明らかにするため,8つの室内試験を行なった。湿度の調整は塩類の過飽和溶液か比重の異なる硫酸溶液を用いて,瓶,シャーレ,デシケータなどで行なった。結果の要約は次のとおりである。1)70%R.H.未満での牧草の平衡水分は13.0±2.1%であり,湿度間での差はみられなかった。70〜80%R.H.では18.2±2.2%で,湿度とともに高くなる傾向も認められ,80%R.H.以上では湿度とともに急激に上昇し,100%R.H.においては53.3±12.0%で,同一湿度における変異も大きくなった。2)同一湿度における平衡水分は,イネ科牧草にくらべ,マメ科牧草が高く,また生育段階の早いもの,葉部割合の多いもの,低水分で貯蔵したもの,調製中の発酵程度の少ないものなども高かった。3)カビの発生がみられた水分含量の最低は16%であったが,最高39%までみられないこともあった。一般的には20〜23%以下の水分含量になるとカビの発生は殆んどみられていない。4)環境湿度としては75〜80%R.H.以下に置かれた牧草は殆んどカビの発生がみられていない。カビが発生した時の水分含量は湿度によって差があり,発生までの日数にはそれぞれ差があるにもかかわらず,95%R.H.では35%前後と高い水分になってから発生しているが,85%R.H.では25%前後と低かった。5)乾物減耗は95%R.H.で9〜25%におよんだが,85%R.H.では0〜5%に下り,それ以下の湿度では殆んど起っていない。高水分で同一湿度におかれたものは平衡水分は低いにもかかわらず,乾物減耗は大きかった。また発酵程度の少ないものも減耗が大きかった。6)強く圧縮された牧草ほど当然,吸湿の割合は少なく,内外層の水分含量にも差がみられた。通常の梱包程度に圧縮された牧草が周囲の湿度の影響を強く受けるのはごく表層のみである。すなわち,水分13%の乾草は95%R.H.においても表面から0〜2cmまでしかカビは発生せず,逆に水分25%の乾草は75,53%R.H.におかれても表面から15〜19cm以上の深さではカビの発生がみられ,乾燥しなかった。
  • 酒井 博, 川鍋 祐夫, 佐藤 徳雄, 藤原 勝見
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 261-268
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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    東北大学農学部附属農場における,造成年次・造成方法・利用方法を異にする約20の人工草地型を調査し,次のような結果をえた。(1)La型,La/Or型,Or/La型,Or型,Or/Top型,Top/Or型,Top型,Or/Sw型およびSw型の9型が認められた。このうちオーチャードグラスを優占種にもつ型がもっとも多かった。(2)牧養力の指標としては,草地型のほか,雑草や裸地率なども用い,綜合的判定をするのがよいと考えられた。一般に,雑草の種類数や裸地率の増大は草地の衰退を示すが,刈取り用オーチャードグラス草地ではある程度の裸地率の状態で安定する。ハルガヤ・ススキ・ヨモギなどの草原植物が多く入った草地ほど荒廃が進んだものと診断される。(3)放牧ではレッドトップ,採草ではオーチャードグラスを優占種群にもつ型が多くみられる。利用法の差は株の構造にも大きな差異を来す。牧養力と草地型との関係は明確でなかったが,微地形と密接な関係がみられた。(4)草地型遷移の模式化をこころみ,3つの段階を区分した。すなわち,人工草地-中間草地-自然草地の3つで,それぞれの指標草種,安定条件を考えた。レッドトップが優占する段階は広く北日本にみられ,中間型として,この型はかなり一般的な草地型である。英国におけるAgrostis tenuisとは生態的同位種とみなされる。
  • 相井 孝允
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 269-274
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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    青刈ソルゴーを葉部,葉鞘・茎部および穂部の3部に分け,各生育別のそれぞれの化学的組成とin vitro法による推定乾物消化率を求め,それらの飼料価値について検討し次の結果を得た。1.1,2番刈とも葉部の乾物含量,乾物中リグニンおよびケイ酸含量は生育の進むにともない増加したが,その他の化学的成分についてはほとんど変化が認められなかった。2.1,2番刈とも葉鞘・茎部の乾物含量,乾物中リグニンおよび粗繊維含量は生育の進むにともない増加したが,粗蛋白質,粗脂肪および粗灰分含量は減少する傾向が認められた。また,この葉鞘・茎部の乾物重量は穂ばらみ期以降全体重量の約2/3を占めた。3.生育の進むにともない葉部の推定乾物消化率の変化には一定した傾向が認められなかったが,葉鞘・茎部の推定乾物消化率は低下した。葉鞘・茎部では推定乾物消化率と乾物中リグニンおよび粗繊維含量との間に有意な負の相関が認められた。4.化学的組成および推定乾物消化率からみると葉部は良質な粗飼料と認められたが,葉鞘・茎部は穂ばらみ期以降きわめて劣質な粗飼料に変化した。
  • E.M. HUTTON
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 275-279
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 田中 重行
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 280-281
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 県 和一
    原稿種別: 本文
    1971 年 17 巻 4 号 p. 281-284
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 4 号 p. 285-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 4 号 p. 285-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 17 巻 4 号 p. App21-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1971 年 17 巻 4 号 p. Toc1-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1971 年 17 巻 4 号 p. i-ii
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 17 巻 4 号 p. Cover15-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 17 巻 4 号 p. Cover16-
    発行日: 1971/12/29
    公開日: 2017/07/07
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