日本草地学会誌
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18 巻, 2 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1972 年 18 巻 2 号 p. Cover5-
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1972 年 18 巻 2 号 p. Cover6-
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1972 年 18 巻 2 号 p. App5-
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
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  • 大原 久友, 吉田 則人, 張 楠基
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 75-84
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
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    ヨシ,オオイタドリおよびササの草地生態系におけるNa,Fe,Mn,Zn,Cu,Co並びにNiの動きと,これらの微量元素を供給するL,F,HおよびA_0層の能力について検討した結果を要約すると次のとおりである。1.Na,Mn,CoおよびNi含量はオオイタドリの落葉がヨシ並びにササの落葉より高いがヨシとササの間には有意差が認められなかった。FeとZnはササの方がやや高い,Cuは各草類別にその含量の差が認められなかった。2.LからH層までにはNa,Fe,Mn,Zn,Cu,Co並びにNiの含量は増加して,HあるいはA_0層で最大値になるが,置換性Naの場合には逆にHあるいはA_0層が最少値になった。3.ヨシ,オオイタドリおよびササ群落の落葉のNa,Fe,Mn,Zn,Cu,Co,およびNi含量は,各々0.123〜0.278%,181.7〜260.8ppm,27.1〜139.6ppm,18.0〜41.1ppm,11.3〜12.5ppm,0.43〜0.53ppm並びに0.33〜0.40ppmであり,したがってこの地域では微量元素の欠乏はない。4.微量元素の生産量を群落別に比較するとオオイタドリ群落>ヨシ群落>ササ群落の順である。5.ヨシ,オオイタドリおよびササ群落における落葉のNa,Fe,Mn,Zn,Cu,Co並びにNiが平衡状態のレベルに対して50%,95%,99%無機化並びに蓄積されるに要する時間は表3のとおりである。6.Naと微量元素の分解および蓄積のモデルは(1)〜(14)式のとおりである。7.これらの草地生態系におけるL,F,HおよびA_0層が破壊された場合平衡状態の微量元素のレベルに比較して99%減少するには約50〜310年要する。
  • 岩波 悠紀
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 85-89
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
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    IC熱電対(一部CA熱電対使用)の素線にグラスファイバーチューブを被せ,電気的に絶縁する方法により,火入れ温度測定の簡便化を可能にした。気温測定用熱電対の遅れの係数は6-8sec(風速2-3m/s)にした。熱起電力の記録には携帯用のオシログラフレコーダを使用した。
  • 岩波 悠紀
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 90-94
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
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    ススキ型,シバ型,ササ型の各草地内可燃性材料について,その着火性と燃焼熱量を検討した。1.材料は350℃内外の温度で無焔着火し,400-600℃以上の温度になると発火して燃えた。2.温度が350-800℃の範囲では,着火する温度(T℃)と時間(t sec)との間にT^<3.7>t=K(一定:着火指数)の関係があった。この着火指数はススキの生茎,生葉鞘,ササの生茎では100-200×10^<10>,ススキ,シバ,ササの枯葉では2-4×10^<10>であった。3.ススキ,シバ,チマキザサの生体または枯死して1,2年のものゝ燃焼熱量は,ほゞ4300-4600cal/gで,草種による相違はほとんど見られなかった。
  • 相井 孝允
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 95-102
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
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    青刈ソルゴーの組織像,組織別化学的組成および組織別の消化の難易について明らかにし,以下にその結果を要約した。1.生育の進むにともない茎のリグニン化は次の順序でおこった。a. protoxylemの細胞膜b. metaxylemの細胞膜c. metaxylemおよび篩管周囲の維管束鞘細胞膜d.表皮直下の柔組織細胞膜2.茎葉組織別の消化は以下の順序で困難になる。葉;a.柔組織,b.表皮,c.維管束また,維管束とともに中肋の消化は第一胃内ではほとんどおこらなかった。茎;a.柔組織,b.表皮,c.維管束3.茎葉別の化学的組成を比較すると,茎部では粗繊維,リグニンに富み,葉部は粗蛋白質,粗脂肪に富んでいた。茎葉の組織別化学的組成を比較すると,茎部では粗繊維,リグニン含量は,表皮>維管束>柔組織の順であり,粗蛋白質の順序はその反対であった。葉部では粗蛋白質,粗脂肪が表皮・柔組織>維管束の順序であり,粗繊維含量は維管束>表皮・柔組織であった。4.茎部は葉部にくらべその各組織の化学的組成および消化の難易から飼料価値は低いものと考えられた。
  • 鈴木 慎二郎, 高野 信雄, 山下 良弘
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 103-113
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    1)8回の輪換の平均草量は重,中,軽放牧それぞれ631,970,1251kg/10aで,利用率は72.9,56.8,46.6%であった。成分的には重放牧の草が栄養価高く,また放牧後の草はDCPで2.6〜4.2%,TDNで2.7〜3.8%低下した。草の栄養価は夏に低下し,この時期に育成牛の発育も停滞した。草種についてはオーチャードグラスの割合は軽放牧で高く維持され,重放牧ではペレニアルライグラスが増加した。2)期間中における育成牛の平均日増体は重,中,軽放牧それぞれ,434,653,617g,採食量は乾物で体重の1.94,2.02,2.48%であったが,これは季節がすすむに従い低下した。3)重放牧と中放牧では採食時間が長くなったが,採食量と発育からみて,重放牧の場合は草量不足を補うには不十分であった。一方,草量が一定限度以下になると採食時間は再び短くなり,また草量が1番少ない滞牧最終日においても採食時間は短くなった。放牧強度の影響は反芻に強くあらわれ,重放牧の反芻時間は軽放牧の半分程度であった。行動の季節的変化も大きく,夏,秋では採食時間が増え,反芻時間が激減した。また季節が同じであれば放牧強度が異なっても似たような行動パターンがみられた。採食時間には1日に3回のピークがみられたが,毎回の移牧時刻である9時以降の採食が盛んであった。1日18mm程度の降雨では横臥の割合が著るしく減ったが,行動の基本形には影響なかった。4)体重は朝から夕方まで増加するが,その最大値はいずれも滞牧1日目にあらわれ,その後最終日まで減少する。従って期間中の増体重は1日毎ではなく,輪換毎の増体重の積算として示された。体重の時刻変化からは,滞牧1日目における採食量が2日目以降にくらべて著るしく多いこと,また採食のピークは量的にみると9時〜12時の間の1回だけであると言える。以上の行動と体重変化の結果から,牛は輪換の周期だけではなく,移牧の時刻も学習したのではないかと考えられた。5)期間中の増体重と反芻時間との間には正の相関がみられたが,採食時間とはむしろ負の相関であった。また飲水回数は採食時間との間には正,増体重との間には負の相関を有した。
  • 菊地 正武, 田先 威和夫
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 114-117
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    放牧牛の採食量を測定するために,REIDらが提唱したクロモーゲン,Cr_2O_3の二重標識物質法を用いるに際し,実施方法について若干の検討を行ない,次のごとき結果を得た。(1)クロモーゲンをブフナー〓過器を用いて連続抽出する場合,風乾糞1gに対し抽出液(85%アセトン)3lを用いて30分抽出すれば十分である。(2)同一糞の新鮮試料と風乾試料との間に抽出率の差はなく,両試料から抽出したクロモーゲン量から推定した乾物消化率にも差がほとんどなかった。(3)Cr_2O_3の回収率は予備試験期を8日間とることにより,3日間の本試験期において,約99%となった。(4)クロモーゲン・Cr_2O_3二重標識物質法により,予備期8日間,本試験期3日間の実験で,風乾糞試料を用いて若刈牧草を青刈給与した牛の採食量を推定した結果,実測値との間には統計的な有意差はみられなかった。
  • 尾形 昭逸, 安藤 忠男, 藤井 潤三
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 118-121
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    This paper proposed that the method of micro- or semimicro- diffusion analysis could be appelied for the determination of hydrocyanic acid content of plants such as Sorghum or Sudan grass and to give a reliable result for its determination. The standard procedure of determination of hydrocyanic acid in plants as follows ; The outer compartment of a diffusion unit is placed with fresh sample cut into 3×3mm, and added with a few drops of chloroform and 1 to 2ml of 0.02% sulfuric acid. Alkali picrate solution, 1.0 to 2.0ml are pippetted into the central well of unit. The unit is tightly covered with using of slightly acidified gum arabic and glycerol mixture, and then incubated at about 20〜25℃, for 12〜20hrs. The differential optical density between alkali hydrocyanic acid picrate and alkali picrate is measured at 510mμ.
  • 小竹森 訓央, 井村 毅, 広瀬 可恒
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 122-129
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    1.放牧強度が草地生産性にどのような影響を及ぼすかを牛乳生産量などから検討した。2.単位面積あたりの放牧頭数は,標準放牧を2.50頭/ha,重放牧を3.125頭/haとした。3.標準放牧は2.0haを,重放牧は1.6haの牧草地をともに4牧区に等分し,5頭ずつの搾乳牛を放牧供試した。放牧利用は,標準放牧を基準として両群とも同一の輪換放牧形式で行ない,放牧余剰草は乾草調製して供試牛に給与した。濃厚飼料は両群とも同一量とし,泌乳量の約20%量とした。4.乳牛1頭1日平均のFCM生産量は,標準放牧の14.68kgに対して放牧強度が25%大きい重放牧では14.23kgと若干少なかったが,牧草地1haあたりの草地生産FCM量は5.44tに対して6.54tと20.2%もの増加をしめし,放牧強度が草地生産性に大きな影響を及ぼしたことが明らかであった。5.牛乳組成および乳牛の増体成績については,放牧強度の影響はほとんど認められなかった。6.牧草地1haあたりのTDN生産量は,標準放牧の3.45tに対して重放牧は18.3%多い4.08tであって,放牧強度を高めたことによって草地の利用率の向上したことがうかがえた。7.過去2ヵ年間の放牧方法試験から通算した成績からみても,放牧強度が高まるにつれて乳牛1頭あたりの生産性は僅かずつ減少しているが,牧草地1haあたりの生産性は増大する傾向が認められた。
  • 岡部 俊, 吉岡 昌二郎, 土屋 茂
    原稿種別: 本文
    1972 年 18 巻 2 号 p. 130-132
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1972 年 18 巻 2 号 p. 133-134
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1972 年 18 巻 2 号 p. App6-
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1972 年 18 巻 2 号 p. App7-
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1972 年 18 巻 2 号 p. Cover7-
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1972 年 18 巻 2 号 p. Cover8-
    発行日: 1972/07/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
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