地理学評論
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36 巻, 3 号
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  • 榧根 勇
    1963 年 36 巻 3 号 p. 143-158
    発行日: 1963/03/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    関東地方の区内観測所約170地点の値をもとにして作成したP1957年12月から1958年11月までの毎日の日最高および日最低気温分布図を比較検討した結果,平均分布図だけからでは知ることのできない特徴が判つたので,今回はすでに1961年に報告し却暖候期の日最高気温分布以外の場合について報告する.最低気温分布については冬の季節風吹走時・寒冷前線停滞時・春秋の快晴静穏時・夏の晴天時の4つの場合について,代表的な日の分布図の解析結果とともに各型の平均状態を図的に表現し,地形や水陸配置との関係を考察して該地域の気温分布の中気候的特徴を明らかにした.
    寒候期の最高気温分布については,全般的に該地域が高温の場合に,東京湾沿岸に局地的低温が現われること,それが東京湾特有の海風(湾風)の影響であること,また,曇天で日中気温が上昇しない時は東京湾の影響は現われず,外洋沿岸に高温域が生じることなどを明らかにした.後者については平均状態の図を示し,最低気温分布と比較できるようにした。
  • 山鹿 誠次
    1963 年 36 巻 3 号 p. 159-168
    発行日: 1963/03/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    日本における衛星都市の性格・類型およびそのような性格の生じた要因について分析し,さらに衛星都市群の形成とその発達要因について考究した結果,次のような結論を得た。
    (1) 衛星都市は巨大都市の周辺にあつて,巨大都市と密接な関係をもつて発達し,巨大都市の機能の一部を分担する中小都市である. (2) 衛星都市の性格は大都市と地方都市のいずれとも異なり,その複合性・半独立性をもつ。しかしその中には,従属型・半独立型・複合型などいくつかの類型がある. (3) 衛星都市性格形成の要因としては住宅・工業・学園など大都市機能の遠心的拡大によつて,大都市的性格が付与され,一方既存都市の変質や母市からの隔離によつて半独立性が要求され,この二つが複合した性格をおびるに至つたためである. (4) 日本の三大衛星都市群を対比すると,大阪中心のものが最も早く発達し,東京中心のものがこれにっいで,第2次大戦の影響を強くあらわし,名古屋中心のものは近年発展しつつある。このような差異には,三大都市圏における諸種の地理的条件が反映している。
  • 有末 武夫
    1963 年 36 巻 3 号 p. 169-172
    発行日: 1963/03/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 沢田 清
    1963 年 36 巻 3 号 p. 173-176
    発行日: 1963/03/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 米谷 静二
    1963 年 36 巻 3 号 p. 177-179
    発行日: 1963/03/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 1963 年 36 巻 3 号 p. 180-189_2
    発行日: 1963/03/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
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