地理学評論
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42 巻, 9 号
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  • マサビオ ジャク・プズー
    1969 年42 巻9 号 p. 557-569
    発行日: 1969/09/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    フランス人が,日本の地理を研究する場合には,いくつかの問題点がある.例えば,フランスの地理学の伝統である綜合的な地誌研究が日本には少ないこと,又フランス地理学派の用語のもつ意味が,そのまま日本にあてはまらないこと,更には,日本語の障害や風物・景観の差異が考えられる.「日本の民家」を研究対象としてこの5年来,日本語の文献を使い,日本語による現地調査を試みてきた筆者として,上記のような問題を中心に日本地理研究上の問題点をあげ,インドシナを中心とするすぐれたフランス地理学派の伝統をうけつぎ,グローバルな観点からの日本地理研究のあり方について論ずる.
  • 高野 武男
    1969 年42 巻9 号 p. 570-591
    発行日: 1969/09/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    筆者は妙高火山とその裾野の堆積物の火山灰層序学的な調査を実施し,妙高火山の形成過程を考察した.さらに,基盤をなす新第三系の地質構造と,妙高火山および周辺山地の地形的な特徴を検討した結果,つぎの結論をえた.
    1) 妙高火山とその裾野の層序は,下位から火山砕屑岩流および軽石流,中部ローム層,上部ローム層,外輪山熔岩,泥流I・II, 燕熔岩,中,火口丘旧期および新期火山砕屑岩流,中央火口丘熔岩に区分される、2) 妙高火山の明らかな活動の開始は南関東の下末吉期の頃からと考えられる(火山砕屑岩流・軽石流).その後の活動によって成層火山を形成した(外輪山熔岩・中部ローム層・上部ローム層)が,ウルム氷期最盛期にカルデラが生じた(泥流I, 19, 300±200Y. B. R, 19,600±600Y. B. P.). つづいて北部の外輪山外壁に崩壊が起った(泥流II, 17,900±450Y. B. P.) が,沖積世にはいってカルデラの内部に燕熔岩が噴出し,さらに中,火口丘が形成された(中,火口丘熔岩,中,火口丘旧期火山砕屑岩流, 8, 640±100Y. B. P.,中央火口丘新期火山砕屑岩流, 4, 790±110Y. B. P.). 3) 妙高火山の形成過程を通じて,火山体は東方への傾動降下運動を続行したが,その原因は複背斜をなす基盤の摺曲運動であると推定される.傾動運動による傾斜速度は8.4×10-7/yearと推定される.
  • 千葉 徳爾
    1969 年42 巻9 号 p. 592-595
    発行日: 1969/09/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 1969 年42 巻9 号 p. 596-622
    発行日: 1969/09/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 1969 年42 巻9 号 p. 621
    発行日: 1969年
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
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