地理学評論
Online ISSN : 2185-1719
Print ISSN : 0016-7444
ISSN-L : 0016-7444
48 巻, 5 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 渡辺 光
    1975 年 48 巻 5 号 p. 329-330
    発行日: 1975/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 富田 和暁
    1975 年 48 巻 5 号 p. 331-350
    発行日: 1975/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    わが国における人口30万以上の都市を中心都市として18大都市圏を設定し, 1960年代の人口と諸産業の圏内動向を立地係数 (LQ) と個々の圏全体に対する圏内各地域(中心都市,内圏,外圏)の人口などのシェア変化に基づくパターンにより分析した. LQ分析から,わが国の大都市圏は一般的に 1) 中心都市はより就業地の性格を強めた, 2) 工業は中心都市と内・外圏の間のLQ差が縮小した,などの点があきらかとなった.パターン分析の結果の概要は次のとおりである. 1) 個々の圏では人口,就業者総数,卸・小売業,サービス業は相互にほぼ同一パターンを示す, 2) 総合的なパターンにより大都市圏を類型化できる, 3) 大都市圏間のパターンの差異は,基本的には中心都市における都市的諸機能の集積量に基づき,この集積量が大なる圏ほど諸機能の郊外分散が時間的に早く,多量に,そして広範囲にわたって生じる,と推論できる.
  • 徳永 英二
    1975 年 48 巻 5 号 p. 351-364
    発行日: 1975/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    流域は・分水界(頂点,鞍部を含む),水路,および分水界と水路との聞の斜面によって構成されるが,高さのことを考えず, 2次元平面に投影されたもののみを問題とする場合には,流域の面積,形状,水路,および流域間末端面 (interbasin area) のみに注目すれぽよい.従来より,このような流域の平面的な構成に関する数量的な諸関係をとり扱うものとして,水路数の法則,水路長の法則,流域面積の法則,主流の長さと流域面積との関係を表わす式などが用いられ,それらについて多くの議論がなされてきた.本論文では筆者が提案した「理想水路網」が形成する流域を中心に,上記諸法則,流域問末端面および排水密度等についての考察を行なうとともに,それら諸法則の相互関係についても論じる.数学的により一般的な形で与えられる流域についても同様の考察を行なう.
  • 岡村 光展
    1975 年 48 巻 5 号 p. 365-377
    発行日: 1975/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    大和綿作は古い起源をもつが,近世中期以降他地域に圧倒されて衰退してゆく.明治初期には,大和全般に最盛期の作付率の1/2~1/3にまで下降しているが,部分的にはなお高い作付率のところもあった.
    金剛・葛城山麓の南葛城地方でも,近世中期にかなり高い作付率を示した.しかも,それは単に用水不足解消の手段としてのみ栽培されたのではなく,高度な商品生産の農村への浸透であった.しかし,田方綿作であったため,自由な発展は望みえず,天明~化政期頃から衰弱する.
    それでも,近世後期にはこの地域でも,白木綿や菜種油の生産などの農村工業や在郷商人の活躍が活発であった.
  • 1975 年 48 巻 5 号 p. 378-386_2
    発行日: 1975/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
feedback
Top