地理学評論
Online ISSN : 2185-1719
Print ISSN : 0016-7444
53 巻 , 5 号
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  • 野元 世紀
    1980 年 53 巻 5 号 p. 301-316
    発行日: 1980/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    局地高気圧の発生・発達の特性をみるためヒ,気象庁月報の日平均海面気圧を用いて,日本全域の気圧分布図を作成した.その結果,従来から知られている中部日本や北海道以外にも局地高気圧が多数発生する地域があることがわかった.これらの地域は,大半が海抜高度100m以上の盆地や河谷の凹地地形のところである.局地高気圧は,下層大気の冷却にともなって発生し,冷却される気層の上限高度が高まるにつれて発達する.冷却は,安定した大気の状態(移動性高気圧)下で進む場合と,暖気の移流の場において地形的に冷気が残って,相対的に冷却した地域が生じる場合とがある.したがって,局地高気圧には「放射冷却型」と「冷気残留型」の2種類がある.また,同じ凹地地形でも,その形状や規模によって発生日数に大きな差がでることがわかった.
  • 曹 華龍
    1980 年 53 巻 5 号 p. 317-328
    発行日: 1980/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    韓国東海岸における完新世の海水準変動を沖積層の層相変化とその年代から復元した.さらに海水準の微変動を, 10,000年B. P.~6,000年B. P.は堆積物の粒度分布パターンおよび貝殻・珪藻殻の出現深度より, 6,000年B. P.から現在までは湿地性草本花粉組成の変化パターンおよび貝殻・泥炭層の出現深度より復元を試みた.そのおもな結果は次のとおりである.
    (1) 韓国東海岸の海水準は, 10,000年B. P.頃約-25m, 7,000年B. P.頃約-10m, 6,000年B. P.頃ほぼ現海水準に達し,その後わずかな微変動を繰り返しながら現在に至っている. (2) 前項の韓国東海岸の海水準変動が諸外国の研究例とほぼ一致することから,韓国東海岸では完新世に入ってから地盤運動がほとんどなく,安定したことが考えられる. (3) 10,000年B. P.以前から6,000年B. P.まで,海面の急上昇期間に10,000年B. P.から9,000年B. P.頃海面の一時停滞期があり,浦項沖積平野では-20m付近に礫層が堆積した. (4) 6,000年B. P.以後,海面が安定した時期に3回の相対的高海面期があり,その高海水準に対応して浜堤列が形成された.
  • 淺見 良露
    1980 年 53 巻 5 号 p. 329-344
    発行日: 1980/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    本研究は,東京大都市圏北西部における経済変動の地域的先行・遅行関係を,新規求人数を指標とし,クロススペクトル分析を用いて明らかにしたものである.スペクトルが得られた周期の変動のうち,それぞれ小循環・主循環に最も近い42.5ヵ月周期の変動および127.5ヵ月周期の変動について,クロススペクトル分析を用いて経済変動の地域的先行・遅行関係を求めた.その結果, 42.5ヵ月周期の変動は大都市圏周縁部ほど先行し, 127.5ヵ月周期の変動は大都市圏中心部ほど先行するというパターンを呈した.これらの結果を各地域の産業特化係数との相関分析によって考察した結果,このような先行・遅行関係が大都市圏における特定の産業の特化と関係しており,さらにその産業の配置パターンが経済変動の先行・遅行関係の空間的パターンに関係することが示された.
  • 櫃間 道夫
    1980 年 53 巻 5 号 p. 345-347
    発行日: 1980/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 53 巻 5 号 p. 348-350,353
    発行日: 1980/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
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