地理学評論 Ser. A
Online ISSN : 2185-1735
Print ISSN : 0016-7444
58 巻 , 12 号
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  • 中野 尊正
    1985 年 58 巻 12 号 p. 767-770
    発行日: 1985/12/01
    公開日: 2008/12/25
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  • 遠藤 匡俊
    1985 年 58 巻 12 号 p. 771-788
    発行日: 1985/12/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿は,江戸末期の東蝦夷地におけるアイヌの移動形態と居住集団の流動性を,「松浦武四郎文書」や「人別帳」等の分析によって明らかにしようとする基礎的な研究である.漁撈・狩猟・採集生活をしていた江戸時代のアイヌの移動形態は,一定の本拠地からの季節的移動と理解されてきた.これは,1年以内というごく短期間でみれば妥当であることがわかった.安政5(1858)年の史料では,季節的移動の中心は青壮年男子であり,本拠地に残存者があったという事実が確認されるからである.しかし,「人別帳」に記された集落単位の居住者名を異年次間で照合するという方法を用いて,1年以上の期間でみると,本拠地は必ずしも一定していなかったことが明らかになった.また,本拠地が一定しているということは,居住集団の構成員が一定していることを意味する.しかし,集落の位置が変化するか否かに関わらず,本拠地移動の結果として,居住集団の構成員は変化していた.特に,安政3(1856)年から明治2(1869)年にかけてのミツイシアイヌでは,持続的な家集団が形成されずに,居住集団の構成員は流動的であった.
  • 有薗 正一郎
    1985 年 58 巻 12 号 p. 789-806
    発行日: 1985/12/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    19世紀中頃の薩摩藩領で著わされた2種類の農事記録を用いて,それぞれの土地利用方式を復原し,両者の比較を行なって,共通点と相違点を抽出するとともに,その要因を考察した.農事記録のひとつは,薩摩藩領下では先進地である谷山郷の上層郷士が著わした『耕作萬之覚』であり,もうひとつは同領内の後進地に含まれる高山郷の上層郷士が著わした『守屋舎人日帳』である.
    考察の結果,両記録は,薩摩藩領の土地制度と地域的条件の制約のもとで,それぞれの地域の中では,ともに先進的な土地利用を行なっていた点では共通するが,両地域の自然および人文条件の相違が両記録の土地利用集約度の差異としてあらわれていること, 20世紀前半の南九州における土地利用集約度の向上に貢献した緑肥作物栽培の萌芽は,『守屋舎人日帳』にすでに見られることが明らかになった.
  • 須賀 伸一
    1985 年 58 巻 12 号 p. 807-818
    発行日: 1985/12/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    The purpose of this paper is to express geomorphic characteristics of Shikoku Island, especially the effects of geological structures on landforms, by means of the statistical analysis of morphometric values obtained by the numerical computation using Digital Terrain Model. To Shikoku Island, where geologic provinces distribute zonally, the application of the analysis is relatively easy.
    In addition to altitude, relief energy and “dispersion of altitude” per unit area, curvature, gradient, and direction of maximum gradient were computed as parameters which express local geomorphic characteristics. Figures showing distributions of these values in both space and frequency give an outline of the geomorphic characteristics of Shikoku Island.
    The curve of altitude-frequency distribution shows three points of gradient change at 700_??_800m, at about 1, 200m and at 1, 500_??_ 1, 600m. “Geomorphic history” (Sakaguchi, 1964) of Shikoku Island, therefore, can possibly be divided into four stages by these points.
    Some statistical variables, such as standerd deviation, skewness and kurtosis, power, and entropy, were computed from the altitude-frequency distribution to express general geomorphic characteristics in some regions. Standerd deviation and power indicate “dispersion of altitude” and degree of flat surface expanse, respectively. Entropy indicates degree of general relief in the region.
    The difference in geomorphic characteristics due to the difference in geology and in the amount of tectonic movement could be quantitatively expressed by these statistical variables.
  • 1985 年 58 巻 12 号 p. 819-822,824
    発行日: 1985/12/01
    公開日: 2008/12/25
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