地理学評論 Ser. A
Online ISSN : 2185-1735
Print ISSN : 0016-7444
63 巻 , 7 号
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  • 田上 善夫
    1990 年 63 巻 7 号 p. 407-430
    発行日: 1990/07/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    日本列島において,広域気流型別およびひと雨継続時間別の,降水出現の日変化を解析した.降水出現の日変化は,ひと雨の継続時間が11時間以下のときに明瞭に現われる.また広域気流型により降水出現の極大が現われる時間帯も異なる。主要な広域気流型のもとでの,ひと雨継続時間1!時間以下のときの,降水出現の極大の現われ方は,以下のとおりである.1)夏期に全国的に海陸風が吹走するときには,九州以北の島嶼や沿岸では朝(4-9時頃),内陸では夕方(16-21時頃)に現われるのに対し,南西諸島では昼(10-15時頃)に現われる。2)夏期に南岸地域を中心に北東風が吹走するときには,全国的に島撰や沿岸では朝,内陸では夕方から夜間(22-03時頃)に現われる.3)冬期に北西季節風が全国的に吹走するときには,本州以北の日本海側では極大が不明瞭であるのを除いて,全国的に朝に現われる.
  • 岩間 英夫
    1990 年 63 巻 7 号 p. 431-452
    発行日: 1990/07/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本研究は,日立鉱工業地域を対象にして,主力企業が主導して形成した鉱工業地域における産業地域社会の内部構造を解明しその模式化を試み,またそれらの形成要因について考察したものである.
    日立鉱工業地域における産業地域社会の形成は,鉱業・工業の区別なく,第1に,企業地域社会が形づくられる.第2に,その発展に伴って企業地域社会周辺に関連地域社会が形成される.産業地流域社会は大別するとこの二つから構成される.企業地域社会の内部構造は,基本的に,事務所を中心に生産機能地域,商業・サービス機能地域居住機能地域の三つからなる一極型の圏構造である.一極型の圏構造は,企業の発展に伴って拡大・分化して多極化する.その際地形などの制約のない場合は多極重合型,制約を受けた場合は多極連担型となる.関連地域社会の内部構造は,商店街,公共施設,関連・下請工場,住宅地の四つに代表される。商店街と公共施設は企業地域社会の商業・サービス機能地域に隣接し,関連・下請工場は親工場もしくは社宅の周辺部に,住宅地は社宅の外縁部に住宅団地を典型例として立地する,「準本社の性格」にある現在,日立鉱工業地流域における産業地域社会の内的形成要因は管理・技術集団である.管理・技術集団は,産業地域社会の中核として,圏構造の中央に位置する事務所において,生産のみならず企業地域社会・関連地域社会全般に関する諸業務を直接,間接に企画・運営している.
  • 阿部 一
    1990 年 63 巻 7 号 p. 453-465
    発行日: 1990/07/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    Landscape can be considered as place in terms of phenomenological geography. In this paper, the author examines the concept of landscape with reference to that of place, and proposes a con-cept of “story” in order to prepare a framework for the study of landscape change synchronous with our consciousness change. The results are as follows:
    1) Landscape is the life-world on which our belief in objective reality is founded, and is a repository of meaning. Therefore, the concept of landscape coincides with that of place as a space with value and meaning.
    2) Place is not only an object of intentionality but also a process of intentionality. According to Nishida Kitaro's (1926) theory of place, place is the field of consciousness, which means that place is also the process of recognition. We call this aspect of place a “meaning matrix”, the implicit knowledge required for understanding meaning, such as a standard for judgment or a view of value.
    3) It is “story” that represents the meaning of landscape. A story is a discourse on objects-a legend, an article, or a picture and indicates the trend of history. The subject and landscape are changing together, influencing each other in parallel with a “story” (see Fig. 4).
    4) The task ahead for landscape study is to understand the self-understanding of a social group by analyzing its “story”, and to clarify the structure of the meaning matrix.
  • 1990 年 63 巻 7 号 p. 466-468,481
    発行日: 1990/07/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
  • 1990 年 63 巻 7 号 p. 480
    発行日: 1990年
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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