地理学評論 Ser. A
Online ISSN : 2185-1735
Print ISSN : 0016-7444
72 巻 , 5 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 高山 茂美
    1999 年 72 巻 5 号 p. 287-288
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
  • 平井 誠
    1999 年 72 巻 5 号 p. 289-309
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    大都市郊外地域における高齢者の転入移動の特性を明らかにするために,本稿は東京の郊外地域に位置する埼玉県所沢市への高齢者転入移動を移動者個人のレベルから分析し,移動の類型および移動の要因について考察を行つた.アンケート調査および聞取り調査によって得られた112件の高齢者転入移動の事例を検討した結果,以下の点が明らかとなった.高齢者転入移動を随伴移動者別に検討すると,移動者の属性,移動理由,移動パターンに差異が認められた。また,高齢者が主体的に行う「同居志向型」,「近居志向型」および子供世帯に随伴して行う「随伴型」という三つの移動の類型が見出だされた.「同居志向型」は70歳以上の女性に顕著であり,単独で子供世帯の下へ移動する.「近居志向型」は60歳代の比較的若い時期に夫婦で子供世帯の居住地の近隣に移動していた.三つの類型とも,とくに移動先の決定に際して子供世帯の影響を強く受けていた.親である高齢者とその子供の関係が,大都市郊外地域への高齢者転入移動と密接に関係していると結論される.
  • 今里 悟之
    1999 年 72 巻 5 号 p. 310-334
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本研究では,九州玄界灘の離島,佐賀県鎮西町馬渡島の空間の意味を社会的コンテクストと関連させて解釈し,主体による立場の差異と時系列変化を考慮した動態的な記号論を展開することを試みた.理論的基礎として社会記号論的アプローチを採用し,村落空間を物的記号とみなした上で,その記号の内容実質を空間に関するイデオロギーやイメージと措定した.解釈したテクストは村落空間に関する住民と外部者の言説であり,そのコンテクストは村落内部の歴史的な社会過程および日常生活である.はじめに,馬渡島住民と外部者の空間認識を島スケールと村スケールに分け,各空間に関する言説を解釈し,空間の意味を抽出した.次に,馬渡島の江戸末期から現在までの社会過程を四つの時期に分けて記述し,言説との相関を分析した.最後に,馬渡島で得られた知見と社会記号論の理論的枠組を照合した.従来,理論が先行していた社会記号論の枠組は,馬渡島で得られた知見から村落空間研究におけるその妥当性・有効性がほぼ検証された.
  • 廣内 大助
    1999 年 72 巻 5 号 p. 335-344
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本研究では武蔵野台地北東部の荒川低地で推定される荒川断層の,第四紀後期における活動度について考察した.武蔵野台地は扇状地性の礫層によって構成され,高度分布とテフラ層序から,上位よりS面(下末吉面)・M1面(成増面)・M2面(武蔵野面)・M3面(中台面)・Tc面(立川面)に区分される.大宮台地はS面とM1面に対比される. S面は海成層で構成され, M1面は主に河成の砂質堆積物からなる.同時代に離水した大宮台地と武蔵野台地の構成層の層相が異なることから,S面の形成当時は,現在の両台地の間において武蔵野側の水系が海に流入し,M1面の形成時期には,両台地の間において二っの水系が合流していたと考えられる.これらを考慮した上で,荒川断層を横切る段丘縦断面を描いたところ,断面はスムーズに連続した.また武蔵野台地のS面とM2面の勾配を比較したところ,累積変位はみられなかった.これらの結果から荒川断層の第四紀後期における活動は認められないと考えられる.
  • 1999 年 72 巻 5 号 p. 345-351,355
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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