地理学評論
検索
OR
閲覧
検索
77 巻 , 10 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 近藤 章夫
    77 巻 (2004) 10 号 p. 649-674
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿では,松下電器のテレビ事業部門を事例にして,国内生産の縮小に伴う工場間分業の再編成と地域的に形成されてきた外注連関の変容を検討した.松下電器テレビ事業部門の生産体制は大阪府にある茨木工場と栃木県にある宇都宮工場で担われてきた.長らく両工場は量産拠点として機能してきたが,1990年代に入ると海外生産の進展から国内生産は縮小することになり,両工場の生産機能が明確に分化することとなった.また外注連関も工場間分業の変化と密接に連動しながら変化が生じている.外注連関は茨木工場と宇都宮工場とでおのおの形成されてきた.このことは,両工場の立地展開と密接に関連しながら協力企業が地域的に組織化されてきたことを意味した.しかし,国内生産の減少に伴い外注取引量が減少して域内の外注連関は縮小する一方で,協力企業の選別と淘汰が進み外注連関が広域化するなど,これまで地域的に形成されてきた外注連関は変容しつつある.
    抄録全体を表示
  • 中澤 高志, 荒井 良雄
    77 巻 (2004) 10 号 p. 675-692
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿では,九州と北海道・東北を対象地域とし,情報技術者の移動と技術水準という二っの側面から,地方圏における情報サービス産業の労働市場の特徴を明らかにする.地方圏において,広域中心都市の周辺地域から広域中心都市へと向かう情報技術者の移動は,進学や就職に伴うものか,大都市圏での勤務を経験した後の還流移動が中心である.転職に伴う移動は,県内で行われるローカルなものが中心であり,これに大都市圏一地方圏間移動といったナショナルな空間スケールの移動が続き,その中間に位置する地域ブロックレベルでの県間移動は,活発ではない.大都市圏と地方圏を比較した場合,情報技術者の技術水準は大都市圏の方が高い.しかし大都市圏での勤務経験を有する情報技術者は,大都市圏の高度な技術を地方圏にトランスファーする媒体となり得ていない.むしろ高い技術水準を持った情報技術者は,大都市圏にとどまったままである可能性が強い.つまり技術水準に基づく選択的な人口移動の存在によって,大都市圏と地方圏の情報サービス産業の間に存在する技術水準の格差が維持・拡大されていると考えられる.
    抄録全体を表示
  • 77 巻 (2004) 10 号 p. 693-694,i_1
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top