地理学評論
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77 巻 , 13 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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  • 村中 亮夫
    77 巻 (2004) 13 号 p. 903-923
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿では,面的に偏在する空間財を評価する仮想市場評価法 (CVM) として,支払意思額 (WTP) を距離帯別仮想市場から推定する方法論を提示した.この手法を用いて,スギ花粉飛散量の減少による健康リスクの削減を意図した,スギ人工林整備の便益を評価した.その結果,便益に対するWTPは,世帯年収の影響を受けていることがわかった.そして,所得変数による便益移転評価モデルを用いて便益移転を行うと,山口県におけるスギ人工林整備事業(2002~2011年度)の便益は,山口県民にとって約144億円(現在価値化)の効果が期待できると推定された.このスギ人工林単位面積当たり便益は,スギ人工林密度の低い地域,世帯密度の高い地域で高くなる.また,便益の値は,スギ人工林密度の高い地域の中でも,世帯密度の高い山陽側で高いことがわかった.この推定便益は県林業費の約2割を占めている.
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  • 森山 昭雄, 鈴木 毅彦, 加古 久訓, 中村 俊夫
    77 巻 (2004) 13 号 p. 924-939
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    岐阜県高富低地において,ボーリング資料を用いて推定した地下構造と,1本のオールコア・ボーリング中の広域テフラおよび化石ケイソウ群集の分析から,堆積環境の変遷にっいて考察した.高富低地を構成する高富層(新称)は,下位から高富基底礫層,高富下部泥層,高富軽石質砂層および高富上部泥層に分けられる.上部泥層および下部泥層は湖成堆積物であり,上部泥層からはK-Ah,AT,Aso-4の広域テフラが検出された.高富軽石質砂層からは御岳火山起源の御岳第一浮石層(On-Pm1)および御岳藪原テフラ(On-Yb)などが検出され,高富軽石質砂層は木曽川流域に広く分布する木曽谷層に対比される.テフラの年代から古木曽川は,約100ka頃に美濃加茂付近より関市をまわる流路を通り,当時湖の環境であった本地域に高富軽石質砂層を一時的に流入させたと考えられる.オールコア・ボーリング資料が得られた西深瀬では,約31kaから現在まで泥炭湿地の環境が続いた.また,梅原断層以南の鳥羽川低地には,長良川が最近まで流下していた可能性が高い.
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  • 水野 真彦
    77 巻 (2004) 13 号 p. 940-953
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本研究は,大阪府における中小企業のネットワークと技術的イノベーションの地理的側面について特許のデータを用いて考察したものである.大阪府の中小企業が他の企業と共同で生み出した発明を特許の共同登録のデータから把握し,両者間の地理的距離と企業の属性との関係を検討した.その結果,共同発明を行った相手は,同じ大阪府内の企業あるいは組織である割合が高いことが示された.規模が小さく,若い企業は,近接した企業と共同で発明を生み出すという傾向が非常に弱いながらも見出せた.一方,産業部門により相手との距離は異なる.具体的には,金属・プラスチック製品などの中小企業間の域内ネットワーク,電気機械や家具などの大企業と中小サプライヤーの域内ネットワーク,大阪府の中小一般機械メーカーと域外の大企業とのネットワークなどを典型とする多様なネットワークから発明が生み出されていることが確認された.
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  • 77 巻 (2004) 13 号 p. 954-956,i_1
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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