地理学評論
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78 巻 , 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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  • 森 正人
    78 巻 (2005) 1 号 p. 1-27
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿は,「節合」という概念を手掛かりとして, 1934年の弘法大師1100年御遠忌で開催された「弘法大師文化展覧会」を中心として,弘法大師が日本文化と節合され,展示を通して人々に広められる過程を追う.この展覧会は,戦時体制に協力する大阪朝日新聞と御遠忌を迎えた真言宗による「弘法大師文化宣揚会」が開催したものであった.この展示には天皇制イデオロギーを表象する国宝や重要文化財が,弘法大師にも関係するとして展示された.また展示会場は近畿圏の会館や百貨店であり,特に百貨店では都市に居住する広い階層の人々に対して,わかりやすい展示が試みられた.このような種別的な場所での諸実践を通して国民国家の維持が図られた.ただし会場を訪れた人々は,イデオロギーの中に完全に取り込まれてしまうのではなく,それを「見物」したり,娯楽としてみなしたりする可能性も胚胎していた.
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  • 平 篤志
    78 巻 (2005) 1 号 p. 28-47
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿は,主として日本語および英語で公表された多国籍企業に関する地理学的な研究の動向を分析し,今後の課題を提示することを目的とする.多国籍企業に関する研究は,経済学・経営学分野において先行したが,近年,地理学的なアプローチからの研究が増加しつつある.その視点は,多国籍企業の分布パターンや直接投資の空間パターンから,多国籍企業の企業内・企業間連関,多国籍企業の進出と地域経済との関係,多国籍企業の経営手法と技術移転,多国籍企業と国家・地方政治権力との関係などへ多角的に拡大・深化している.また,業種別では,製造業企業を対象にしたものが大半を占めてきたが,サービス業企業の動向を分析したものも現れるようになった.分析のための空間スケールは,国家スケールが中心であったが,近年,ローカルな場所・空間の持つ意味が注目される中で,多国籍企業研究においてもローカルな立地動態に関する研究が増加しつつある.今後は,先行研究の研究結果を踏まえてそれらをさらに深化させるとともに,多国籍企業の企業文化の考察など企業論的な観点に立った研究を蓄積していくことが求められる.
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  • 西 律子
    78 巻 (2005) 1 号 p. 48-63
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本研究は,シルバーピア(高齢者向け集合住宅)に入居している単身高齢者が,個別のエイジングプロセスにおいて居住を継続していく際にどのような問題が生じているのか,居住支援として何が必要とされるのかを,居住する地域を含めて考察することを目的とする.調査対象としたのは文京区シルバーぴア3カ所の入居者である.調査から次のことが明らかとなった.(1)都市的アメニティが集積する文京区の地域特性はシルバーピア入居者の居住継続を支援する要因ではあるが,エイジングによる身体機能等の低下によって,これを十分に利用できていないケースがみられる.(2)シルバーピアが地形を考慮した立地ではないため,入居者の行動領域を狭めるケースもみられる,(3)シルバーピアでは,入居者同士の関係が希薄であると同時に地域との関係が疎遠であり,サポート資源としての隣人が得られていない.(4)日常的にサポートが必要になった入居者の場合,介護保険制度を利用して生活を維持しようとするが,サービス内容の面で必ずしもニーズに応えるものとなってはいない.
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  • 78 巻 (2005) 1 号 p. 64-68,i
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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