地理学評論
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78 巻 , 11 号
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  • 高野 誠二
    78 巻 (2005) 11 号 p. 661-687
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿では,日本の都市中心部における特徴である,古くからの街道沿いに発達した旧中心商店街と,鉄道開業後に発達した駅周辺地区との商業の競合関係に着目しつつ,各種の都市整備事業を通じた旧中心商店街の活性化をめぐる,都市内の政治権力構造を考察した.八王子市において大きな政治力を発揮してきたのは,歴史の古い旧中心商店街である甲州街道沿いの地区を地盤とする,「旦那衆」と呼ばれる実力者達である.彼らは商工会議所や商店会連合会等の中枢を占めたり,政治家や市の幹部等との豊富な人脈を駆使したりして,旧中心商店街の開発が優先的に行われるように積極的に活動した.また,自地区以外での事業には消極的な態度をとり,旧中心商店街の活性化を重視する政策の形成に大きく寄与してきた,しかし,大型店が駅周辺地区や郊外を志向するようになる中で,旧中心商店街の商業は衰退を続け,そこでの都市開発事業の多くは採算の目途が立たずに実現できなかった.また,旧中心商店街以外の地区や,旦那衆以外の商業者の反対意見により,八王子市における旧中心商店街優先政策は再検討を迫られつつある.
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  • 中辻 享
    78 巻 (2005) 11 号 p. 688-709
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    ラオス北部の山岳地域では現在も焼畑による自給向けの陸稲栽培が盛んに営まれているが,その一方で焼畑民による現金収入を目的とした仕事も活発化している.その結果,世帯間で異なる生計活動がみられる.本稿はこの生計活動の世帯差とそれが生ずる要因を,集落移転政策によって成立した一行政村,10番村を事例として,各世帯の稲作規模やコメ収支,現金収入の分析を通じ考察した.その結果,10番村では市場経済の浸透後,経済格差を生む新たな要因が生じ,貧富の差とそれに伴う生計活動の世帯差が明瞭にみられること,10番村における貧富の差は民族間の経済格差の問題を含んでおり,焼畑民の貧困問題をこの問題抜きに論じられないこと,幹線道路沿いの領域では土地に対する人口圧が高まり,焼畑の継続が困難になり始めているのに対し,山間僻地領域では人口圧が低く,焼畑が今なお継続しやすくなっていることを明らかにした.
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  • 斎藤 久美
    78 巻 (2005) 11 号 p. 710-723
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本研究は,韓国の地方中心都市である清州市を対象とし,都市における血縁組織の形成とその変容を,村落から都市への人口移動との関連から明らかにすることを目的とした.韓国の都市における血縁組織の形成は,1960年代以降,首都ソウルに人口が集中するとともに同族集落からの転入者によって,ソウルなどの大都市に形成される動きがみられるようになった.清州市の血縁組織は,清州市への人口集中が著しくなった1970年代以降活発に形成されたという.一方,清州市の血縁組織は,1970年代に忠清北道内の同族集落から清州市に転入した経済的・社会的成功者たちを中心に,同族集落との連絡を補うために形成された.その後,都市の血縁組織は,各同族集落からの転入者を会員に迎え入れ成長したが,その中で,就職の斡旋や住居地の紹介など,転入者の都市定着支援などの役割も補う例もあった.都市の血縁組織は都市居住者が増大するにしたがって,都市住民のニーズに応じ,血縁組織が細分化されるなど,社会状況に応じて変容し続けている.
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  • 78 巻 (2005) 11 号 p. 724-726,i
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
  • 78 巻 (2005) 11 号 p. e1
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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