地理学評論
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79 巻 , 13 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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  • 植村 善博, シエパード マイク
    79 巻 (2006) 13 号 p. 769-785
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    ニュージーランド北島,パーマストンノース東部の地形発達史および第四紀後期の地殻変動を明らかにする目的で海成段丘と河成段丘を調査した.その結果,トコマル段丘が海洋酸素同位体ステージ5eにあたる海成段丘であることを確定し,トコマル層の下位に位置する2層の海成層をそれぞれ海洋酸素同位体ステージの7および9の海進期堆積物に対比した.また,ステージ5以後の河成段丘であるフォレストヒル面,ミルソン面およびアッシュハースト面についてその形成年代と形成環境を明らかにした。トコマル段丘の旧汀線高度は109~147mにあり,その高度は南西へ0.3%の勾配で低下している.平均隆起速度は0.8~1.1m/kaである.また,トコマル面の縦断勾配は1.57~2.13%の勾配を持ち,北西方向に傾斜している.本地域では西北西への増傾斜運動が卓越しており,ワンガヌイ堆積盆地の沈降中心へ傾き下がる造盆地運動が支配的である.その増傾斜運動はトコマル面以降フォレストヒル面形成期までの間に比べ,フォレストヒル面形成以後に加速化した.
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  • 根田 克彦
    79 巻 (2006) 13 号 p. 786-808
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本研究では,イギリスのノッティンガム市を事例として,小売開発政策と現実の小売商業地の実態とを比較することにより,イギリスの小売開発政策の特質と課題を考察した.イギリスの小売開発政策の特質は,サスティナブルな開発と買物機会の公平性を実現するために,徒歩と公共交通機関によるアクセスが容易なセンターに開発を集中させ,それ以外の場所での小売開発を厳しく規制することにある.保護される対象は中心市街地のみではなく,センターの階層構造そのものである.課題としては,以下のことが挙げられる.1)下位自治体の小売開発政策と上位レベルのそれらの間で,階層構造の設定に一部不一致がある.2)活性化の成功例といわれる中心市街地でも,その縁辺部では空き店舗がある.3)センター外の大型小売開発が,下位階層センターを脅かす存在となっている.4)小売開発政策が伝統的小売階層をあまりに強調していることである.
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  • 柚洞 一央
    79 巻 (2006) 13 号 p. 809-832
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    家畜であるミッバチの生態を利用した養蜂業は,植生や気候などの自然環境の変化に大きく左右される産業である.花を求めて全国を移動するという日本の養蜂業の形態は,明治期において確立されたが,戦後の蜜源環:境の劣化に伴い,近年ではその経営形態も大きく変化してきた.本稿は,日本の養蜂業が,今日どのような経営を行っているのか,各種の統計資料と全国131の養蜂業者に対する聞取り調査をもとに,その地域的特色と近年の変化を明らかにし,それらの変化が持っ意味にっいて考察する.今日の養蜂業者は,経営者の高齢化や中部地方以西における著しい蜜源植物の減少に伴って,廃業や移動空間の「狭域化」を余儀なくされている.その一方で,ハチミツ生産のみでなく,ローヤルゼリー生産や,花粉交配用にミツバチを貸し出すポリネーションなどの新しい生産形態を取り入れて,経営の多様化・安定化を模索してきた.こうした点にっいて,養蜂業の持っ特質,つまり「移動性」と「間接性」という観点から,近年の養蜂業の経営動向にっいて考察を行った.その結果,蜜源分布の変化に合わせた移動空間の変更や,ミッバチを媒体とした資源利用の方法という点では,柔軟な対応を行ってきたと評価できる一方,蜜源環境の維持や,業界内部における資源配分という点においては,さまざまな問題を残しているという現状が明らかになった.
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  • 79 巻 (2006) 13 号 p. 833-836,i_1
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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