地理学評論
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80 巻 , 2 号
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  • 埴淵 知哉
    80 巻 (2007) 2 号 p. 49-69
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    本稿の目的は, 地方圏に所在するNGOによる「地域かちの国際協力」の可能性と問題点を検討し, NGO活動における「地域」の役割を明らかにすることである. また, それを通じて地方圏におけるNGO活動の可能性を探ることも意図している. 12団体のNGOに対するインタビュー調査の結果, NGOは, 遍在する資源あるいは固有の資源を活用し, 地域内および地域間の諸関係を通じて信頼やネットワークを構築することで, 国際協力活動を有効に機能させていることが示された. またこのような積極的な役割の一方で, 地方圏では支援者の規模の制約があることや,「地域からの国際協力」を実践することで生じる利害関係や正当性をめぐる問題点も指摘された. 本稿の分析を通じて, 国内の「地域」との有効な関係構築が, 特に地方圏でのNGO活動にとって重要な問題であることが明らかになった.
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  • 澤田 康徳, 高橋 日出男
    80 巻 (2007) 2 号 p. 70-86
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    本研究では, 夏季の東京都心部における対流性降水の降水強度と, 関東地方スケールの気温場および地上風系場・気圧場との関係を考察した. 関東平野全域に北東や南よりの風が卓越する場合には降水強度が小さく, 従来指摘されているように, 鹿島灘からの東よりの風と相模湾からの南よりの風の両者が内陸に進入する場合に降水強度の大きい事例が多い. 都心部に顕著な収束域が形成される後者においても, 都心部に対する相対的な低温域は, 海よりの風の進入によって気温上昇が抑制される沿岸域にほぼ限定される. 海よりの東風は, 都心部と沿岸域との気温差の増大に先行して出現しており, 各タイプの風系は, むしろ中部山岳域を含む関東地方スケールの気圧傾度に対応して現れている. 海よりの風の進入や強い雨の発現には, 都心部を含む内陸の高温域が誘因として作用するよりも, 中部山岳域の局地低気圧に関連した関東地方スケールの気圧場の条件が重要と考えられる.
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  • 村中 亮夫, 中谷 友樹, 吉岡 達生
    80 巻 (2007) 2 号 p. 87-98
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    本稿では, 山口県岩国地域の高校生を対象とし, アレルギー性鼻炎有病率の地域差を, 居住地―通学先関係から分析した. 分析資料としては, 耳鼻科検診時の問診・視診結果を利用した. ロジスティック回帰分析による結果, アレルギー性鼻炎所見の有無に対して, 通学パターン, ぜん息の既往症, 家庭内の受動喫煙が影響を与えていることが明らかになった. アレルギー性鼻炎有病率の地域差については, 高校生の居住地を基準としてはみられなかったが, 高校生の通学先を基準とした場合には, 市部の高校への通学生は郡部の高校への通学生に比べ有病率が有意に高かった. この結果から, 市部の高校への通学生は, 日中の生活時間の多くを費やす高等学校周辺の地域において, アレルギー性鼻炎にかかるリスク要因となる環境に人体が暴露されている可能性が示唆された.
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