-
島田 康史, 角 保徳, Sadr Alireza, 田上 順次
セッションID: A-01
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
OCTは生体組織の断層画像を、非侵襲的かつ高解像度に獲得することができる。本研究は、OCTによる接着修復の非破壊断層画像診断の可能性を調査するために行なわれた。コンポジットレジンの内部に、直径0.5mmまたは0.2mmの欠陥を、異なる深さに作成し、OCTによる画像診断を行なった。結果、OCTによって深さ約2mmの欠陥を、鮮明に捕らえることができた。
抄録全体を表示
-
荘村 泰治, 中島 有香, 徳山 希, 北原 一慶, 諏訪 充頼, 熊沢 洋一, 桐原 聡秀
セッションID: A-02
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
我々はセラミックス修復物の新たな成形法としてアルミナとアクリル樹脂のコンポジットスラリーを紫外線レーザで照射重合し積層するRP法を試みている。この方法で作製した造形体を,温度を1400℃から1700℃まで変化させて焼結したところ、曲げ強さは焼結温度とともに増加した。さらに、ガラス浸透を行ったところ、曲げ強度はさらに増加したが,その効果は1500℃で焼結した場合が最も高くなった. SEM像から、焼結体に発生した積層間の剥離がガラス浸透により減少したことが強度上昇の原因となったと考えられる.
抄録全体を表示
-
稲葉 陽二, 寺岡 文雄, 山口 哲, 中川 正史, 荘村 泰治
セッションID: A-03
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
試作したパイプ状FRPポストコアを用いて修復した抜去歯を用い,荷重時の応力特性を市販の金属ポストおよびファイバーポストと比較した.荷重時の応力解析は3次元有限要素法と歪みゲージ法で行った.
抄録全体を表示
-
辻林 徹, 永目 誠典, 福岡 哲郎, 柿本 和俊, 豊田 紘一, 小正 裕
セッションID: A-04
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
Er:YAGレーザーで歯を切削するときに注水下で行うと効率が上がる。我々は外部から内部に染み込んだ水の気化による機械的破壊が重要であると考えているが、典型的に見られる滑らかな切削痕とは矛盾するように思われる。そこで、レーザー照射による蒸散、溶解、機械的破壊のそれぞれの素過程をすべて考慮して、切削過程全体を考察した。SEM画像を示しながら発表する。
抄録全体を表示
-
吉田 能得, 山口 哲, 若林 一道, 長島 正, 竹重 文雄, 河本 裕介, 登尾 啓史, 荘村 泰治
セッションID: A-05
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
我々は, VR・ハプティックデバイスを用い複数構造からなる歯を, 硬さの違いを感じながら切削する教育システムを開発してきた. しかし, 実際の切削ではバーの回転数とトルクを術者が削りながら最適に制御している. その点で, これまでのシステムはその触力覚を忠実に再現してはいなかった. そこで, より現実の感覚に近いシステム開発を目指し, 歯科用ハンドピースの特性の検討と切削反力の計測, および評価を行ったので報告する.
抄録全体を表示
-
山口 哲, 吉田 能得, 若林 一道, 長島 正, 竹重 文雄, 河本 裕介, 登尾 啓史, 荘村 泰治
セッションID: A-06
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
我々は, これまでに, コンピュータ技術,特に歯科ハンドスキル習得の根本である触力覚を仮想実体感で感じられるハプティックデバイスを用いたHHDTS(Handai Haptic Dental Training System)を開発してきた. 本報では, 教育カリキュラム導入に向けて, これまで行ってきた3次元モデルの表現方法, 可視化方法, 触力覚の呈示方法における, 実用可能性について検証を行ったので報告する.
抄録全体を表示
-
福井 壽男, 菅野 透, 新家 光雄, 赤堀 俊和, 鶴田 昌三, 仲井 正昭, 堤 晴美
セッションID: A-07
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
市販12%金銀パラジウム鋳造用合金の冷却法が合金の凝固組織にどのような影響を与えるかをTEM,SEM およびX線回折から検討した。
その結果、通常の冷却法ではα1、α2、βの3相が出現するが、急速冷却法ではα相単相で、β相は出現しないことが判明した。両材料に対して、1123Kで 溶体化熱処理を行っても通常凝固試料の組織はα、βおよび規則相であるβ’の3相で、急冷凝固試料ではα相単相のみであることが判明した。なぜ、通常凝固試料の組織は1123Kの溶体化熱処理でα単相にならず、混合相のまま存在するのかを検討した。
抄録全体を表示
-
宇尾 基弘, 赤坂 司, 阿部 薫明, 亘理 文夫
セッションID: A-08
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
チタン合金やステンレス鋼は耐食性が高く、医療用材料として広く用いられている。しかし長期間の生体内での使用による合金成分、特にステンレスやNi-Ti合金からのニッケルの溶出が懸念されている。これまで各種金属材料の生体内での腐食や溶出挙動については定量的評価が成されているが、溶出量が極めて微量であることから、その化学状態まで分析することは困難であった。著者らはこれまで放射光を用いた蛍光XAFS測定により、生物組織中の微量チタンの化学状態の分析が可能であることを明らかにしてきた。本報告ではTi, Ni-Ti合金およびSUS304を動物に長期間埋入した場合の周囲組織への溶出挙動を調査した結果について報告する。
抄録全体を表示
-
遠藤 一彦, 亀沢 広子, 橋本 正則, 長野 二三, 越智 守生, 大野 弘機
セッションID: A-09
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
pHを4.0に調整した0.1%NaF溶液中でPtコーティング後に高温酸化処理した純Ti試料の腐食挙動を調べた。その結果、高温酸化皮膜の表層に存在したPt層が酸性フッ化物溶液中における酸化物皮膜の溶解を効果的に抑制するため、純Tiの耐食性が著しく向上することが明らかとなった。
抄録全体を表示
-
松本 卓也, 水野 亜美, 柏木 美樹, 荘村 泰治
セッションID: A-10
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
細胞/スキャフォールド複合体を利用した早期骨再生を目的に三次元フィブリンゲル内での長期骨芽細胞培養およびその石灰化誘導を行った。この材料をラット皮下に埋入したところ、あらかじめ石灰化誘導を行ったスキャフォールドにおいて、早期の異所性骨形成が確認された。
抄録全体を表示
-
河合 秀樹, 植松 康明, 林 達秀, 桶屋 洋之, 佐藤 大和, 朝倉 正紀, 濱島 聡一朗, 河合 逹志
セッションID: A-11
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
本実験では,アナターゼ型二酸化チタンがin vivoにおいてBMPによる骨形成への影響を検討した.アナターゼ型二酸化チタンを,BMPと共存させマウスの生体内に移植した.新生骨の定量,micro CT解析,組織像に,EDSによる元素分析を行い,評価した.結果としてアナターゼ型二酸化チタンは,BMPによる骨形成の増強も抑制みられなかった.
抄録全体を表示
-
小幡 亜希子, 脇田 剛誌, 太田 義夫, 春日 敏宏, 伴 清冶
セッションID: A-12
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
骨再建法の一つである骨再生誘導法への応用を目的として、炭酸カルシウム(バテライト)とポリ乳酸からなる複合体の不織布材料をエレクトロスピニング法にて作製した。更に、骨芽細胞を活性化させると報告のあるシリコンをバテライトに導入し、シリコン徐放型材料を作製した。細胞実験および動物実験の結果、良好な生体親和性と材料内での旺盛な骨形成がみられた。
抄録全体を表示
-
竹内 尚士, 町頭 三保, 山下 大輔, 宮本 元治, 武内 博信, 脇田 剛誌, 小幡 亜希子, 春日 敏宏, 野口 和行, 伴 清治
セッションID: A-13
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
歯槽骨の骨幅が不足したり、重度の骨吸収が認められる欠損部にインプラント治療を行う場合、インプラント体埋入に必要な骨を再生することを目的として骨再生誘導法(guided bone regeneration;GBR法)が行われる。本研究ではSi-PVH膜のGBRへの臨床応用に向けて、in vitro において膜の生体適合性の評価を行う。
抄録全体を表示
-
平田 恵理, 宇尾 基弘, 横山 敦郎, 亘理 文夫
セッションID: A-14
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
コラーゲンスポンジの表面を多層カーボンナノチューブ(MWCNTs)でコートした三次元細胞培養単体における細胞培養特性を評価した。コラーゲンスポンジ表面および内部に均一にMWCNTsを付着させたMWCNTスポンジを作製しSaos2細胞を培養した。MWCNTスポンジではSaos2細胞がポア内部に付着し、良好な細胞増殖がみとめられた。
抄録全体を表示
-
伊藤 佐智子, 赤坂 司, 八若 保孝, 亘理 文夫
セッションID: A-15
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
正常肝細胞と癌肝細胞に対するCNTの影響を調べた。また、CNTに酸処理を行い、修飾したCNTとそうでないCNTを用いてその細胞に対する影響を比較した。
抄録全体を表示
-
都留 寛治, タリク アブドゥラ, 丸田 道人, 竹内 あかり, 松家 茂樹, 寺田 善博, 石川 邦夫
セッションID: A-16
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
生体不活性なアルミナ(Al
2O
3)に骨伝導性を付与するために,10もしくは50mMの塩化カルシウム(CaCl
2)水溶液を用いて125
oCで7日間水熱処理を施し,Al
2O
3基板の表面改質を試みた。擬似体液およびラットの骨髄細胞を用いて
in vitro骨伝導性を評価したところ,CaCl
2共存下で水熱処理したAl
2O
3基板は,未処理もしくはCaCl
2未共存下で水熱処理したAl
2O
3基板に比べて良好な結果が得られた。
抄録全体を表示
-
宮武 尚央, 岸本 光司, 穴田 貴久, 今泉 秀樹, 井樋 栄二, 鈴木 治
セッションID: A-17
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
私達は,先に合成のリン酸オクタカルシウム(OCP)が,ヒドロキシアパタイト(Hap)との比較で,骨芽細胞の分化促進能,骨形成促進能を有すること,また,これらの作用はOCPからHapへの転換過程自体が関係して発揮される可能性について報告した.本研究では,Hapへのごく初期の加水分解時に生じるわずかな化学組成の変化が,OCPの結晶性ならびに骨形成能に影響を及ぼすことを見出したので報告する.
抄録全体を表示
-
大東 文和, 竹内 あかり, 都留 寛治, 松家 茂樹, 寺田 善博, 石川 邦夫
セッションID: A-18
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
炭酸アパタイトブロックは、自家骨と同様に骨リモデリングサイクルにより生体骨に置換される人工骨補填材として期待される。以前、成形性の付与と炭酸基の導入を目的として、第二リン酸カルシウムと炭酸カルシウムの混合粉末を蒸留水で練和し、100℃の100%相対湿度下で水熱反応することにより、炭酸アパタイトを調製できることを報告した。本研究においては調整温度が与える影響について検討した。
抄録全体を表示
-
ムハマド ハフィズ, 松本 卓也, 荘村 泰治
セッションID: A-19
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
アミノ酸はアパタイト(HAp)結晶成長における効果的なレギュレーターであることが報告されている。私たちは塩基性アミノ酸であるリジン、ヒスチジン存在下でHApの合成を行い、その合成物の物理化学的特性を調べた。FTIRの結果、リジンやヒスチジンは合成されたHAp中に含有しており、また、XRDの結果から、これらの存在によりHApの結晶性が下がることが確認できた。以上のことから、合成中に存在するリジンやヒスチジンといった塩基性アミノ酸はHApの構造や組成を制御することが明らかとなった。
抄録全体を表示
-
佐川 秀樹, 永井 亜希子, 山下 仁大
セッションID: A-20
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
気孔率に異なるHAポーラス体をポーリング処理し、内部の電荷・電界が骨伝導能および骨原性細胞の活性におよぼす効果を比較検討した。日本白色家兎を用いてポーリング処理したHAポーラス体の円柱体を大腿骨に埋入した。埋入後3、6週で周囲の骨を含めて試料を採取し、組織形態学的に内部の骨形成を評価した。気孔率の高いポーリング処理したHAポーラス体セラミックスの内部において、より活発な骨再生が見られた。
抄録全体を表示
-
今村 由紀, 田中 優実, 山下 仁大
セッションID: A-21
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
リン酸八カルシウムは生体アパタイトの前駆体であると言われており、優れた生体親和性を持つ。また体内に適用した場合、骨や歯に類似した構造を持つハイドロキシアパタイトに転化する。リン酸八カルシウムセメントを根管充填材として使用した場合、その結晶相の変化に伴って根尖封鎖性が向上する「セルフシーリング」能力を持つ可能性があることが、抜去歯による実験により示唆された。
抄録全体を表示
-
丸田 道人, レスタージョセフ カルデナス, 竹内 あかり, 都留 寛治, 松家 茂樹, 石川 邦夫
セッションID: A-22
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
骨形成はケイ酸イオンにより促進されることが報告されている。そこで我々は、アパタイトセメント (AC) の骨伝導性を向上させることを目的として、ケイ酸三カルシウム(Ca
3SiO
5 : alite)をα-リン酸三カルシウム (α-TCP) 系AC に添加し、その硬化特性と細胞適合性を検討した。
抄録全体を表示
-
河野 博史, 宮本 元治, 山下 大輔, 野田 誠, 奥田 祐司, 名和 正弘, 伴 清治
セッションID: A-23
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
本研究では、イットリウム添加部分安定化型ジルコニアとセリウム添加部分安定化型ジルコニア/アルミナ複合多結晶体の曲げ強さに与える試験方法と厚さの影響を2軸曲げ試験、3点曲げ試験および4点曲げ試験にて評価したので報告する。
抄録全体を表示
-
橋口 真紀子, 佐藤 秀夫, 西 恭宏, 野田 誠, 奥田 祐司, 長岡 英一, 伴 清治
セッションID: A-24
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
ジルコニアの歯科臨床応用が進んでいるが、周辺技術の発展および基礎データーの蓄積も重要になってきている。歯質あるいはレジンとの接着のために表面処理方法が種々検討されており、本研究では、歯科用ジルコニアのレジン系接着材との接着強度について検討したので報告する。
抄録全体を表示
-
寺岡 文雄, 稲葉 陽二, 中川 正史, 荘村 泰治
セッションID: A-25
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
FRPはファイバーポストなどに使用されているが,修復レジンとの接着は臨床に於いて重要である.試作したFRPを大気中プラズマ処理を行い,修復レジンとの接着特性を検討した.
抄録全体を表示
-
若狭 邦男, 宇野 滋, 岡崎 正之
セッションID: A-26
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
著者らは、象牙質接着強さを正確に測定、算出するため、象牙質接着試験片モデルを用いて計算モデルを提案し、接着強さとして接着界面上では接着垂直応力と接着せん断応力があることをマイクロ試験片形状及び試験方法から明らかにしてきた。従って、象牙質接着強さに与える影響について、作製された試験片の力学的及び物理的諸性質を検討することが可能となった。 そこで、マイクロ試験作製時に、異なる重合方式(化学重合及び光重合)による重合ひずみを求めて、それらが接着強さの大きさに与える影響を求めていく。 この場合、重合方式が異なるので重合収縮も異なるマイクロ試験片モデルを創案することができる。その結果、試験片内部の重合ひずみと接着強さの関係についてマイクロメカニックス(レジンマトリックス内に弾性率が異なる介在物を含むひとつの複合体を考える)を応用することによって算出し、最適な重合による象牙質接着試験片の作製を提案できると考えられる。
抄録全体を表示
-
田仲 持郎, 橋本 典也, 武田 昭二, 鈴木 一臣
セッションID: A-27
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
ビニルエステル(VE)液部とポリメタクリル酸エステル粉部を混和することにより調製した粘弾性を有する樹脂組成物中のVEを重合することによって得られる樹脂組成物重合体の機械的性質に及ぼすポリメタクリル酸エステル粉部の影響をその分子構造,分子量,粒度分布の面から検討した.樹脂組成物重合体の機械的性質はポリメタクリル酸エステルのエステル基に依存し,エステル基の炭素数が小さい程,強固な機械的性質を発現した.
抄録全体を表示
-
細矢 由美子, 緒方 敏明, 白石 孝信
セッションID: A-28
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
審美的歯科材料であるコンポジットレジンの特徴として、色と光沢に優れている点があげられるが、歯冠修復後の研磨面の粗さがこれらの要素に影響すると思われる。また、影響の程度は、レギュラー、オペーク、透明シェード間で異なると思われる。そこで、submicron filled composite であるエステライトΣ Quick(シェード:A2、OA2、Incisal)を使用して厚径2 mm の試料を作成し、最終研磨が#180、#1000と#3000の場合の表面粗さが色彩と光沢に及ぼす影響を比較した。
抄録全体を表示
-
市川 千秋, 井上 剛, 二階堂 徹, 田上 順次
セッションID: A-29
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
クリアフィルメガボンド、メガボンドFAにおける6ヶ月水中保管後のAcid-Base Resistant Zoneの経時的変化を比較、検討した。・保管状態により材料間によって差があり、特にフッ素徐放性の有するメガボンドFAでは耐酸ー塩基処理に対して高い耐久性を有している事が示唆された。
抄録全体を表示
-
大藤 竜樹, 辻本 暁正, 大岡 悟史, 色川 敦士, 坪田 圭司, 陸田 明智, 安藤 進, 宮崎 真至
セッションID: A-30
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
新規コア用レジン、エステライトコアクイックに関する研究の一環として、光照射時間の変更が象牙質接着性に及ぼす影響を剪断接着強さ試験、3点曲げ試験、及びSEM観察により検討を行った。
抄録全体を表示
-
安田 源沢, 川本 諒, 土屋 博昭, 吉田 武史, 高見澤 俊樹, 黒川 弘康, 安藤 進, 宮崎 真至
セッションID: A-31
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
破壊試験である超音波測定装置を用いて,コア用デュアルキュア型レジンの初期硬化特性が照射条件およびプライマーの有無で,その重合硬化挙動および弾性率に及ぼす影響について検討した。
抄録全体を表示
-
日浅 雅博, 浅岡 憲三
セッションID: P-01
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
過酷な生体内環境では、歯科矯正用ワイヤー等に活用され耐食性に優れるNi-Ti合金においても水素吸蔵により腐食し、微粒子状の腐食生成物を生じる可能性が示唆されている。本研究では、生理食塩水中でNi-Ti合金を陰極とした電気分解を行い、水素発生条件下で得られた腐食生成物の状態分析を行い、その腐食生成物のマクロファージの貪食、炎症性サイトカイン産生、アポトーシス誘導への影響について検討したので報告する。
抄録全体を表示
-
高橋 正敏, 中條 和子, 菊地 聖史, 高橋 信博, 高田 雄京
セッションID: P-02
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
試作Ti-Ag合金と、純チタン、純銀、金銀パラジウム合金の板状試料を作製した。
Streptococcus mutansを、滅菌した試料の入ったスクロース含有複合液体培地で嫌気培養し、各試料表面に形成されたバイオフィルム量を測定した。また、これら試料の抗菌性試験を行った。Ti-Ag合金のバイオフィルム量はチタンよりも有意に少なかった。また、純銀と金パラ以外に抗菌性は認められなかった。
抄録全体を表示
-
山口 哲, 吉田 能得, 若林 一道, 長島 正, 竹重 文雄, 河本 裕介, 登尾 啓史, 荘村 泰治
セッションID: P-03
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
我々は, これまでに, コンピュータ技術,特に歯科ハンドスキル習得の根本である触力覚を仮想実体感で感じられるハプティックデバイスを用いたHHDTS(Handai Haptic Dental Training System)を開発してきた. 本報では, より臨床に近い環境で訓練を可能とするために導入したハーフミラーシステムに, 新たに立体視ディスプレイを組み込み, さらなるリアリティの向上を実現したので報告する.
抄録全体を表示
-
吉原 久美子, 早川 聡, 長岡 紀幸, 吉田 靖弘, 鈴木 一臣, 皆木 省吾
セッションID: P-04
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
リン酸エステル系機能性モノマーである10-MDPならびにphenyl-Pとヒドロキシアパタイトとの反応をXRD,固体NMRにて測定した。長期接着耐久性に優れている10-MDPでは、短時間でもモノマーとヒドロキシアパタイトの反応によって析出するカルシウム塩の結晶の層状構造が認められたのに対し、phenyl-Pでは、カルシウム塩の層状構造は認められず、ヒドロキシアパタイトの脱灰によってできるDCPDの析出が認められた。
抄録全体を表示
-
有川 裕之, 篠原 直幸, 蟹江 隆人, 藤井 孝一, 伴 清治
セッションID: P-05
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
歯科用光照射器からの照射光は照射面にたいして均一な強度で照射されることが望ましい.しかし演者らは照射光の均一性に関しては光源用ランプの放射特性、コリメータなどの光学系および光伝送系の精度、それら光学系の劣化や汚染といった要因により著しい光量斑が生じることを報告している.本研究では歯科用光照射器の光量斑の軽減について検討し、それが光重合型コンポジットレジンの表面硬さに与える影響を検討した。
抄録全体を表示
-
龍方 一朗, 岡田 英俊, 石田 喜紀, 小磯 和夫, 川島 功
セッションID: P-06
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
インプラント補綴において、上部構造の固定方法をセメント固定式とした際、一般的に、仮着材を使用することが多い。しかし、製品化されている仮着材は、合着材を応用したものであり、インプラント体と上部構造の固定に適した材料とは言い難い。そこで今回は、粉末にナノサイズPMMAを使用した試作材で各実験と、硬化体の形態観察を行ったので報告する。
抄録全体を表示
-
福田 匡輔, 守川 朋宏, 寺田 善博
セッションID: P-07
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
我々は、口腔領域の診断などに用いられているCTのデジタルデータと中空模型作製可能な光造形装置を用いて、通法では印象採得が困難な顎欠損や開口障害のある症例に対しての義歯作製システムの構築を目指している。今回、CTのデジタルデータや光造形装置の精度に加えて、CTのデジタルデータの粘膜や骨の寸法再現性について、モデル実験をおこない。印象採得レベルでの応用の可能性を検討したので報告する。
抄録全体を表示
-
新井 浩一, 安藤 進夫
セッションID: P-08
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
携帯可能な医療器具用オゾン滅菌器(内容積29.7L)を論理試作し、殺菌試験を行った結果,カンジダの場合, 100000個の菌数に対して全殺菌工程10分間(オゾン発生時間:6分間)では若干菌が死滅しなかったが,全殺菌工程20分間(発生時間:12分間)では菌が完全に死滅した。 しかし,枯草菌(芽胞)の場合,100000個の菌数に対して全殺菌工程10分間および20分間でも菌が十数個死滅せずに残っていた。 そこで、論理試作したオゾン滅菌器の内容積が約1/4の携帯可能な常温高速型オゾン滅菌器(内容積約7L)を新たに製作し、殺菌効果などについて検討したので、報告する。
抄録全体を表示
-
小野 真司, 山口 哲, 楠本 直樹, 中野 環, 荘村 泰治, 矢谷 博文
セッションID: P-09
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
通常,インプラント最終補綴装置の製作では,連結する外冠を分割し,口腔内で固定後ろう着を行う.これは,印象採得,模型製作時にひずみが生じるためである.現在われわれは,印象採得,模型製作を行わずに,インプラント体の位置関係を記録することを目的とした,オプティカルトラッカーを用いた新たな計測法の開発を試みている.今回は,記録したインプラント体の位置関係の座標変換を行うソフトウェアを開発したので報告する.
抄録全体を表示
-
安 弘, 上田 光介 , 塩谷 浩
セッションID: P-10
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
パソコンによる5軸制御光形状計測機と5軸制御NC加工機を組み合わせた光倣いNC加工システムを開発し、オーパハング部を含む急峻な凹凸部がある3次元自由曲面体に対して底部を除く一体計測加工を試み、さらに歯科用CAD/CAMへの応用を試みている。 本システムを用いて、歯冠の裏表の一体計測とNC加工を行い、本システムの歯科用CAD/CAMとしての有用性を実証したことを報告する。
抄録全体を表示
-
何 陽介, 岡本 佳三, 松家 茂樹
セッションID: P-11
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
レーザー照射は硬組織の切削や蒸散が可能であり,臨床においても幅広く使用されている。しかし、レーザー照射における熱的な影響によるエナメル質の結晶学的な研究は少ないこともまた事実である。そこで我々はCO2レーザーを出力別に牛歯エナメル粉末へ照射し,併せて加熱した牛歯エナメル粉末をFT‐IRならびに_X_線回折を行い,照射出力や温度の影響の検討を行った。
抄録全体を表示
-
藤井 孝一, 南 弘之, 有川 裕之, 蟹江 隆人, 伴 清治
セッションID: P-12
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
口腔内の実質欠損部の審美、機能などの回復に用いられる歯科用修復材料は、それが置かれる口腔内という雰囲気の中で、唾液、咬合力、温度などの因子により経時的に影響を受け、劣化を生じる。したがって、口腔内で使用される材料の接触部での耐久性の評価は重要であると考える。今回、歯科用材料の微小表面接触疲労の一測定法について報告する。
抄録全体を表示
-
丸尾 幸憲, 入江 正郎, 西川 悟郎, 玉田 宜之, 岡 森彦, 森 慎吾, 皆木 省吾, 鈴木 一臣
セッションID: P-13
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
カーボンファイバーの使用がハイブリッドレジンによる補綴物の補強効果について検討を加えたものである.
抄録全体を表示
-
浅川 裕也, 高橋 英和, 岩崎 直彦, 小林 雅博
セッションID: P-14
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
我々はPMMA,UDMAをマトリックスレジンとするファイバーポストを連続加熱成形法で試作した.試作ファイバーポストに各種表面処理を行う事で築造用レジンとの接着強さが未処理のものに比べて増大する.また,ファイバーポストは長期間使用することが想定されるため,築造用レジンとの接着が長期間安定していることが求められる.そこで,試作ファイバーポストと築造用レジンの接着の安定性をサーマルサイクル試験で評価した.
抄録全体を表示
-
田村 洋一, 赫多 清, 小倉 英夫
セッションID: P-15
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/17
会議録・要旨集
フリー
種々のタイプのコンポジットレジンに円筒形状の圧子を押し込み、その後引き抜いた時の押し込み力と引き抜き力を測定することによって、コンポジットレジン成形時の力学的性質を評価することを目的とする。
抄録全体を表示