巻号一覧
17 巻, 3 号
選択された号の論文の8件中1～8を表示しています
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蓮尾 金博, 中田 肇, 大野 正人, 木本 龍也, 松浦 啓一1977 年 17 巻 3 号 p. 171-175
発行日: 1977/09/25
公開日: 2010/10/22
ジャーナル フリー過去16年間の教室における肺小細胞癌22例につき, その単純X線像及び気管支造影所見を検討した.単純X線像では早期リンパ節転移による肺門ないし縦隔の腫瘤を呈するものが多く, しばしば悪性リンパ腫との鑑別が困難である.無気肺や閉塞性肺炎は少なく, 末梢血管影の変化は大部分で認められない.気管支造影では閉塞像は他の組織型の肺癌と大差ないが, 狭窄像では広範囲狭窄が小細胞癌に特徴的である可能性がある.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2520K) -
多変量解析による肺癌病理組織型診断前田 知穂, 小川 史顕, 松本 繁世, 西口 弘恭, 岡部 春海, 村上 晃一, 奥野 武彦, 楢林 和之, 吉田 祥二, 山岡 信行1977 年 17 巻 3 号 p. 177-187
発行日: 1977/09/25
公開日: 2010/10/22
ジャーナル フリー腫瘤の全貌を窺い得た肺癌レ線像を分析し, 多変量解析により病理組織型診断を検討した結果, 扁平上皮癌25例の病理組織型との一致率は72.0%, 腺癌33例では93.9%, 大細胞型未分化癌18例では88.9%の診断率が得られた. これらは全てトレーニンググループとして用いたが, その正診率は76例中65例85.5%であった. 又, 病理組織型判別に寄与する主なレ線像は, Spicular radiation, Notchの性状及び肋膜湾入像等であった抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (990K) -
大和田 英美, 香月 秀雄, 林 豊1977 年 17 巻 3 号 p. 189-198
発行日: 1977/09/25
公開日: 2010/10/22
ジャーナル フリー肺癌例にみられた各種の基質給合織に存在する数種の元素について, 螢光X線分析法により, その含有量を測定した.その結果, Ca, K, 合織にその含有量が多く, またいわゆる瘢痕癌にみられる陳旧性の線維化巣にはK, S, Si, Al, Znが, その他の肺癌例の癌細胞の増殖に伴って増生したと考えられる基質結合織に存在するよりも多く認められた.これらのことは肺癌の基質結合織は病変に乏しい肺組織とは元素の含有量において, また各種の肺癌の基質結合織の間においても光学顕微鏡的所見と密接に関連して元素の含有量に差異の存在することを示していると考えられる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (5926K) -
血清の非特異的免疫抑制作用について-肺結核との対比漆崎 一朗, 長井 忠則, 石谷 邦彦, 近藤 敦, 吉田 憲基, 後町 洋一1977 年 17 巻 3 号 p. 199-211
発行日: 1977/09/25
公開日: 2010/10/22
ジャーナル フリー正常健康者28例, 肺結核88例, 肺癌22例につき細胞性免疫能を検討し, 肺癌でのみ遅延型皮膚反応PPD反応, DNCB反応の低下をみとめた.病期の進行と平行するが, PPD反応の陽性率が高いことは肺癌ではrecall antigenに対する免疫記憶は比較的よく保存されているが, new antigenに対する免疫反応を記憶しgenerateする能力は著しく低下していることを示した. 肺癌リンパ球のPHA反応は比較的早期から低下し, この低下機序に肺癌患者の血清のPHA反応抑制作用が一役を演じているものといえよう.DE-52 columnchromatographyによる肺癌血清の分画から肺癌血清分画にのみ特徴的α2-macmoglobulin分画の免疫抑制作用を見い出した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2414K) -
岡野 弘, 山田 直行, 田村 昌士, 谷本 普一, 山口 潜, 熊田 博光, Hiroshi Okano1977 年 17 巻 3 号 p. 213-220
発行日: 1977/09/25
公開日: 2010/10/22
ジャーナル フリー症例は64才の男性で肩痛の発現1ヶ月後に上大静脈閉塞症候群を示し, 胸部レ線写真上, 境界不鮮明な縦隔巾の軽度増大のみを示した.上縦隔部の60Co照射後, 急速に症状の改善を示したが, 発症4ヶ月後, 胸部レ線写真上肺野に浸潤陰影を示し, 末梢血に多数の異型細胞が現れ, 全経過8ヶ月で死亡した. 本例は経過中, 表在リンパ節腫脹および脾腫が認められず, 前上縦隔原発の板状に発育した細網肉腫の稀な1例と考えられる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (7398K) -
清水 信義, 小野 好彦, 古谷 四郎, 大石 健三, 間野 正之, 高畠 敏史, 谷崎 真行, 田中 聰1977 年 17 巻 3 号 p. 221-229
発行日: 1977/09/25
公開日: 2010/10/22
ジャーナル フリー肺癌と他臓器癌の両者を外科的に切除し得た重複癌の4症例について, その臨床的事項と病理組識学的事項を中心に報告した.そして重複癌診断上の問題点を論じるとともに, とくに肺癌との重複癌について若干の文献的考察を加え, 他臓器癌に併発または続発する肺腫瘤陰影の治療についていささかの見解をのべた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (13835K) -
1977 年 17 巻 3 号 p. 231-235
発行日: 1977/09/25
公開日: 2010/10/22
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1977 年 17 巻 3 号 p. 237-249
発行日: 1977/09/25
公開日: 2010/10/22
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